千葉大生の犯した罪は『死刑』に値する。
13才の女子中学生を誘拐し2年間も監禁した犯人が捕まった。つい数日前に千葉大学を卒業した23才の青年だという。それほどの学があっても他人の人権に対する配慮の念がなかったのかと愕然とする。 女子中学生本人はもとより、両親や親族の方々のご心痛やいかばかりだったかと思わずにはいられない。しかもネット上には女子中学生が「なぜ逃げなかったのか」とか、性的な関係がなかったのかと、誹謗中傷する書き込みが見られることにも驚かざるを得ない。 女子中学生は自ら望んで「誘拐・監禁」されたのではない。健全で平穏な日常性格を突如として破壊され、貴重な成長期の2年間も監禁されて自由を奪われた少女の絶望を想像できない人もまた犯罪者の一人だ。 元千葉大生に少女の自由を奪う権利は何もない。今になって「重大なことを仕出かした」と反省の言葉を述べているようだが、飛んでもない男だ。成長期の少女の自由を奪って2万巻も監禁したことは決して取り返しのつかない重大犯罪で、『死刑』に値する。 そして元千葉大生の親はなぜ学生が何をしているのか気にならなかったのだろうか。二年間も少女を監禁していれば何らかの異変が元千葉大生から感じられたはずではないのか。 それとも元千葉大生の親は子供が何をしていようが仕送りだけしていれば良いという考えだったのだろうか。アパートの両隣や近所の人たちは少女が監禁されていることに全く気付かなかったのだろうか。奇っ怪醜悪にして不思議な事件だ。