辺野古沖事故は未だに学校側の重大な過失を炙り出している。
<沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高校(京都府京田辺市)2年の武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故を巡り、同校が8月30日夜に開いた保護者説明会で、今年度の沖縄研修旅行の中止を報告したことが分かった。出席した保護者らによると、説明会は約4時間に及び、31日付で校長職を解任された西田喜久夫氏らが謝罪。研修旅行は別の訪問先を検討中で、武石さんの遺族から刑事告訴された教員の配置換えなどを説明したという。 説明会は30日午後6時半ごろに開始。西田氏が教職員らと登壇し「知華さんに対して申し訳ない」などと話し、30秒ほど頭を下げて会場から退出したという。 事故を巡っては、遺族が西田氏や事故当時の学年主任、引率教員らを業務上過失致死傷などの罪で刑事告訴している。学校側は刑事告訴された教諭について、2学期から生徒と接することがない部署に配置転換する予定と説明したという。 教員による生徒への説明や謝罪を求める質問も出たが、「責任が明確化し処分が決まり次第、検討させていただく」とした。 文部科学省から教育基本法違反を認定された同校の研修旅行の平和学習について、同校を運営する学校法人同志社は8月27日、研修旅行の政治的中立性などを検証するため、外部専門家による検討委員会を新設する方針をホームページで発表。説明会では亡くなった金井創(はじめ)氏を学校側が「盲目的に信じた理由」についても質問が出たが、学校側は「検討委員会に検討を依頼する。検討結果を踏まえ、方針やテーマなどについて見直していく」などとした。 西田氏のこれまでの発言についても質問が集中。事故2日後の3月18日に沖縄県庁で玉城デニー知事と面会した際、「今後も同様に訪問させていただきたい」と伝えたことについては「事故検証や改善事項が明らかでない時点での発言で不適切だった」と認めた。事故後の新年度の始業式で「事故の直接的な原因は私たちにあるわけではない」とした発言については、「本校の安全管理上の責任を否定したものではない。意を尽くせなかった」などと謝罪した。 説明会では、冒頭に西田氏の謝罪などがあった後、事前に保護者から受け付けた約190問に及ぶ質問と回答を読み上げる形で進行。会場からの質疑応答を受け付けることなく終了しようとしたため、一部の保護者が反発する一幕もあった。保護者からの抗議を受け...