投稿

簗氏よ、胸を張って顔を上げて選挙区を歩いて回れ。

<14日夜、簗和生農林水産相が就任から1か月足らずで辞表を提出しました。事実上の更迭となりましたが、高市首相に対しては「対応が遅すぎた」などと批判の声が上がっています。    ◇  14日夜7時半ごろ、高市首相は、簗農水相の辞任について、言及しました。 高市首相 「本日の夕方、本人から辞表の提出があったので受け取った。本当にこうして、大臣が辞任する事態に至ったことについて、任命責任を重く受け止めている」 “予算カット発言”が報じられてから、およそ2週間で、事実上の更迭となりました。 ■簗農水相「自ら決断をしました」  辞表を提出した、簗農水相は… 簗農水相 「国会審議にご迷惑をこれ以上おかけするわけにもいきませんし、自ら決断をいたしました」 ――4週間での辞任の受け止めは? 簗農水相 「すみません。いま辞意をお伝えしたということで、こういった形でみなさまにお伝えをさせていただければと」 ――議員辞職はされないんでしょうか。 簗農水相は、無言でその場を後にしました。 ■公職選挙法違反の疑い指摘も 高市首相(今年2月) 「もうとにかく私の大事な簗ちゃん。私の知恵袋の簗ちゃん。いなかったら大変、本当に大変です!」  高市首相に親しげに呼ばれていた簗農水相は、農水相就任から1か月もたたないうちに、高市内閣を去ることになりました。  簗農水相は、今年の衆院選で自身を応援しなかった首長がいる自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言したほか、選挙活動中にシャトルバスで支持者を無料で送迎したことが公職選挙法違反の疑いがあると指摘されています。  これらの問題について、簗農水相の説明が十分かどうかを問われた高市首相は… 高市首相 「私自身も含めてですが、十分にご理解を得られた内容だとは思っておりません。今後、いち国会議員として説明責任を果たしていただきたい」 ■野党側、簗農水相の辞任を予見  14日、簗農水相は、午前中から予算委員会に出席しました。  高市首相が入ると、一瞬、簗農水相に目を向けたようにみえます。  実は、政策についての議論を交わす前に、野党からは… 国民・古川国対委員長 「きょうこの大臣に聞いていいのかな。きょう予算委員会終わったら、辞めちゃうんじゃないか」  簗農水相の辞任を予見していました。  議論の際には… 国民・長友議員 「このあと米国産ばれいしょ(じゃが...

中東全域の平和について同じ神を信仰する者同士は話し合うべきではないか。

<イラン革命防衛隊は14日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡でコンテナ船が機雷に接触し沈没したと主張した。イラン国営テレビが伝えた。AP通信は2月末の米国との戦闘開始以降、イランが機雷接触による船舶沈没を明らかにしたのは初めてだと報道。イランには海峡の主導権確保をアピールし、即時開放を求めるトランプ米政権に対抗する狙いがあるとみられる。  イラン国営テレビによると、革命防衛隊はコンテナ船が「許可されていない危険な航路」の通航を試みたと指摘した。  ロイター通信は、沈没したコンテナ船はシンガポール船籍で、米イランの戦闘開始後に沈没した船舶としては2隻目だと伝えた。この10日間、海峡周辺での攻撃が急増しているという。>(以上「共同通信」より引用) 「 「ホルムズ海峡でコンテナ船沈没」イラン主張 機雷に接触・シンガポール船籍、米対抗か 」との見出しに怒り心頭だ。なぜ米対抗でシンガポール船籍の貨物船を沈没させなければならないのか。しかもホルムズ海峡は「国際海域」で世界のいかなる国の船舶であろうと自由航行が保証されているはずだ。  イラン革命政府はシンガポール船籍の貨物船は機雷に触れたのではないかとコメントしているが、国際海域に機雷を敷設すること自体が国際法違反だ。このような政府に存続させる意義があるのだろうか。  最近フーシ派が武装を拡大して、サウジアラビア国内の空港をミサイル攻撃するようになった。その攻撃に使用されたミサイルもまたイラン革命政府が供与したものではないか。テロ集団を支援する政府など現代世界に存在させてはならない。いずれの国民であれ民族であれ、安全で自由な日常生活が保障されなければならない。そのための国家であり、国際社会だ。  湾岸諸国の原油輸出を人質にとって、国際社会にモノ云う態度そのものがテロ集団の証だ。フーシ派として主張すべき論理があるなら、武力闘争以外で国際社会にアピールすべきだ。イエメン政府と対峙しバベルマンデブ海峡で海賊行為を働く手法は決して正当化できるものではない。  イラン革命政府もホルムズ海峡の主導権確保を主張しているが、国際海域の航行の自由を確保するのがその海峡に面する国の義務でもある。ホルムズ海峡を航行する国を選別する権利などイラン革命政府にない。彼らは国際社会に背を向けていることを自覚すべきだ。  地球の住民として、人類は共存共栄しなけ...

戦後日本が隣国に対して実施した様々な支援は何だったのか。

<中国・黒竜江省の代表団が北方領土を訪問したとロシアが発表したことについて、中国外務省の報道官は「世界反ファシズム戦争の勝利の成果は尊重され、維持されるべき」と主張しました。  ロシア極東のサハリン州政府は13日、ロシアが実効支配する北方領土・択捉島を中国・黒竜江省の政府関係者や実業家らが訪れ、共同事業に関する調査を行ったことを発表しました。  14日の記者会見でこのことについて問われた中国外務省の毛寧報道官は、「訪問期間中に民間企業が行った商業活動についてはコメントしない」とした一方で、次のように主張しました。 ◇中国外務省 毛寧 報道官 「中国側は、世界反ファシズム戦争の勝利の成果は尊重され、維持されるべきであると一貫して主張している」  一方、茂木外務大臣は14日の衆議院予算委員会で、代表団の訪問について「決して受け入れられるものではない」としたうえで、ロシアと中国に対し、「日本の立場を外交ルートを通じて伝え、適切な対応を強く申し入れた」と述べています>(以上「dmenu」より引用) 「 中国外務省「反ファシズム戦争の勝利の成果は尊重されるべき」 黒竜江省代表団の北方領土訪問に 」とは、驚くべき中国外務省の見解だ。「反ファシズム戦争の勝利」とは何だろうか。戦前・戦中の日本がファシズムだったとしたら、現在の中共政府はファシズム以上の独裁帝国主義国家と呼ぶべきではないか。  もちろんロシアも民主主義を隠れ蓑にした独裁専制国家だ。先の大戦時のソ連もスターリンによる独裁体制国家だった。それらの国の戯言に一々付き合うつもりはないが、北方領土をソ連が侵略したのは日本がポツダム宣言を受け入れて「無条件武装解除」した後のことだ。武装解除した北方領土に軍事侵攻し、ソ連兵が一方的に北方領土を占領し現地日本人住民1万人を追放しただけだ。北方領土は戦闘行為により占領した「戦利品」ではなく、ソ連は戦争直後のドサクサ紛れの「火事場泥棒」を働いたに過ぎない。  中共政府も先の大戦で日本に勝利したという史実はない。日本陸軍は国民党軍と戦いはしたが、決して敗退したわけではない。太平洋戦争の終結により連合軍のポツダム宣言を受諾したに過ぎない。  中共政府が大きな顔をして「日本に勝利した」と宣伝する中共軍の歴史は大嘘だ。毛沢東の赤軍は広い中国大陸を逃げ回っていただけではないか。そして日本をファシズ...

AfDはポピュリズムなのか。ドイツ人が「ドイツのための選択を」と訴えるのは当然の権利だ。

<この社説のポイント ●ドイツの州議選で極右政党AfDが相次いで第1党に。旧東独を中心に台頭が著しい ●移民問題だけでなく、暮らしの不安や東西格差、既成の政治への不信が背景にある ●極右を排除するだけでは不十分。中道政党は民意との回路をつなぎ直す必要がある  ナチス支配と戦争への反省から、排外主義や極端な民族主義を政治の中枢から遠ざけてきたドイツで、戦後政治が転機を迎えている。極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、かつてない勢いで台頭している。  北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州議会選で、AfDが約38%を得て第1党になった。AfDが州議会で最大勢力になるのは、チューリンゲン、ザクセンアンハルト両州に続き3州目。メルツ首相率いる中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)は議席を失った。  AfDは移民・難民の厳しい制限やウクライナ支援の停止、ロシアとの関係修復を唱える。物価高をはじめとする難題にも、原因と処方箋(せん)を単純化して示す。複数の州支部は当局から右翼過激主義と分類されている。  旧東独で特に支持されている。外国人が少ない地域でも強く、移民問題だけでは説明できない。統一後の産業再編、若者の流出、東西格差。「取り残された」という感覚がグローバル化や中央政治への反発を増幅する。  ベルリンの議会選では、住宅・家賃問題を前面に掲げた左派党が第1党となり、AfDも伸びた。左右両翼への票の集まりから見えるのは、中道政党が暮らしの不満を受け止めきれていない姿だ。  左右の中道政党は、AfDとは連立・協力しない「防火壁」を築いてきた。だが、競い合う政党同士が組めば、違いは見えにくくなる。「どの党も同じ」との不信が、中道政党から票が流出する一因になってはいないか。  ドイツだけではない。この10年余り、欧州各国で右派ポピュリスト政党が台頭。政権に加わらなくても、その支持を意識して既成政党が移民・治安政策を厳しくすれば、政治全体の軸は右へ動く。  影響は外交にも及ぶ。AfDの伸長が続けば、ウクライナ支援や対ロ政策をめぐる国内の亀裂は深まり、ドイツが欧州の結束を支える力を弱めかねない。  もっとも勢いは一様ではない。ハンガリーでは16年間政権を握ったオルバン氏の与党が今年の総選挙で敗北した。一方、イタリアのメローニ政権は欧州連合(EU)との協調やウクライナ支援で現...

日本国民は戦後史観を脱ぎ捨て、国際常識を身に着けた普通の国際社会人になっている。

<高市早苗首相の所信表明は、気合の割には、具体性に乏しいと言わざるをえません。特にそう感じるのが、対中関係についての基本的な外交方針です。拗れた日中関係をどう解きほぐすのか。また、米中の戦略的共存が明らかになる中、これまでの日米同盟の「一本足」で、日本の安全保障や平和は確保されるのか。米中間の「取引材料」にならずに「国益」に即した外交・安全保障戦略をどのように展開していくのか。高市首相の演説は、こうした喫緊の懸案にほとんど答えていないように見受けられます。  なかでも対中外交は、強気一点張りの戦略が顕著で、最大の貿易国との緊張をはらんだ敵対的な姿勢は、嫌中・反中的な国民感情の勢いと相乗しているようです。どうして国民の中に、これまでにないほどの中国への反感や敵対感情が募るようになったのか。日中国交回復後の中国ブームが嘘のようです。  中国の抱える内外の問題点は、もうゲップが出るほど出回っているので、ここであらためて取り上げませんが、かつてのブームの振り子が極端に逆に振れている状況は異様ではないでしょうか。そこに見られるのは、平たく言えば、「中国は好きだ。貧しい中国はもっと好きだ」という、図体だけ大きな「途上国」というイメージの枠内に収まるくらいの中国なら歓迎ということなのでしょう。しかし、2010年代くらいから中国がGDPで日本を凌駕し、「豊かな中国」が登場してくるにつれて、「嫌中」の空気が広がり始めました。そこに尖閣諸島をめぐる領土問題や「台湾有事」などが重なり、今や中国は、できることなら日本から遠く引っ越してほしい国になったようです。  たとえ地上から消えてほしい国であっても存在する以上、交渉するのが政治であり、外交であると明言したのは、旧西ドイツのゲンシャー元外務大臣です。今から30年前、国際シンポで一緒になった時、手練のリアリスト外交戦略家であったゲンシャー氏の迫力に満ちた言葉が今でも耳朶に残っています。高市首相に、国民大衆の感情に抗してでも対中関係打開に踏み込む「決断」ができるのか、その真価が問われているのではないでしょうか。>(以上「AERA」より引用) 「 「対中関係打開に踏み込む『決断』ができるか 高市首相に問われる真価」 」と題して姜尚中(政治学者)氏が高市氏を対中外交という切り口で論評している。云うまでもなく姜尚中氏は在日韓国人でテレビなどに登場し...

紙媒体であれ電子文字であれ、秋の夜長を興味のある本を読で過ごそう。

イメージ
< ◇学力向上に効く読書は「1日30分まで」  どういう読書が学力向上に対して効果的なのかについては教育心理学者・猪原敬介の『読書効果の科学』(京都大学学術出版会)や『科学的根拠エビデンスが教える子どもの「すごい読書」』(日経BP)にくわしい。  猪原も分析に関わっている東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の「子どもの生活と学びに関する親子調査」によれば、国語や数学の学力に対してもっとも効果があるのは1日30分くらいまでの読書だ。それ以上読んでも成績は上がらない。  読書が成績と関係するのはおもに「語彙」(広い意味での知識)や「読みの流暢さ」(読みの速さ×内容理解の正確さ)を鍛える、という効果である。  文章を読み慣れていないと、使われている言葉がよくわからないから内容の理解がおぼつかないし、速く読むこともできない。  しかし、簡単なレベルの文章ばかり読んでいても語彙は増えないし、内容を理解しながら読もうという姿勢にもならない。  だから、自分にとってちょっとだけむずかしいとか、知らない単語が含まれているようなレベルの文章(本)が、学力向上という観点からはもっとも効果がある。 ◇好きなものを楽しく読むのがいちばん重要  ただ、読書は今日読んで明日すぐに効果が出るようなものではない。中長期的に効いてくる。  また、「朝の読書」運動が始まるさいに理論的支柱となったジム・トレリースは、その後、PISA(学力を「国際比較」する学習到達度調査)の読解リテラシーのスコアと「夢中になって読む」(楽しみのための読書)経験に相関が高いことを強調している。  PISAの評価枠組みでは「読書へのとりくみ(エンゲージメント)」を構成する重要な要素として、この「読書への関心と楽しさ」にくわえて「自分が何を読むかをコントロールしている感覚」も挙げている。  ムリヤリ興味がないものを読まされても、enjoyableな体験にはならない。トレリースは朝読のような「自由読書」の推進派だが、自分で好きに、興味のある本を選んで読むからこそ夢中になれる。  ところが日本では「古典・名作を読むべき」「歯ごたえのある文学を読むべき」「教養的な読書をするべき」「社会問題を扱った新書、ノンフィクションを読むべき」といった意見が根強くある。実際にそれを実践している人間はごく少数であるにもかかわらず、だ。  ...

だんじり祭りの「やりまわし」は死亡事故は「その人の決めた人生」なのか。

<実業家・西村博之(ひろゆき)氏(49)が11日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、だんじり祭りでの事故について言及した。  大阪府の泉佐野市と泉大津市で開かれた祭りで10日、だんじりが横転する事故が続き、男性2人が死亡した。大阪府警によるとそれぞれの祭りでだんじりに乗っていたが、振り落とされるなどして下敷きになった。2件の事故で、祭り関係者の10~60代の男性計16人も巻き込まれて負傷した。  この件について、ひろゆき氏は「ボクサーが試合で死ぬ。だんじりで参加者が死ぬ。死ぬ可能性がわかって参加して、死ぬならその人の決めた人生だと思う。やりたくてやってる人達を第三者が勝手な価値観で制限するのに反対なおいらです」とコメント。  また「奇祭やバンジージャンプなど不合理に見えるモノのが残る理由の一つ。宗教儀式は科学的に無意味なモノが多いが、より強い信念・宗教心を持つ文化の方が他文化との争いで勝率が高いのが人類史」と私見をつづっていた。>(以上「スポニチ」より引用) 「 ひろゆき氏、だんじり祭りの死亡事故に私見「その人の決めた人生だと思う」 」との見出しに唖然とする。だんじり祭りの「やりまわし」で物理法則を無視した急転換すれば山車が倒れる、ということは誰もが解っているが、そうした最悪の事態には至らないだろうとの期待があって成立している祭りではないか。  人の一人や二人死んでも構わないという前提の祭りなら、当局から「中止」のお達しが出る。各町で警備や観客との距離確保などの対策は講じられているものの、参加者のケガや事故については「自己責任」として捉えられてきた風潮もあり、伝統の迫力やスピードを優先する姿勢と安全管理のバランスが強く問われる。  もちろん死亡事故が前提(あるいは起きることが織り込み済み)とされているような危険な祭りや伝統行事は、現代の法解釈において「公序良俗(民法90条)」に反すると判断され、民事上・刑事上の責任を問われる可能性が極めて高いといわざるを得ない。  日本の法律において、たとえ伝統的な祭りであっても「人の生命や身体の安全」より優先されることは原則としてあり得ない。ひろゆき氏が引用記事中で例として挙げているボクシングにおいて、ある程度の危険が「正当な業務」として免責されることがるが、それには「ルールが確立されていること」「安全対策が尽くされていること」が...

中間選挙で手一杯のトランプ氏を見透かすイランとそのテロ集団。

<サウジアラビアの「空の玄関口」である首都リヤドの国際空港が10日、攻撃に見舞われ、多数の死傷者が出た。サウジでは最近、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による空港などへのミサイル攻撃が繰り返されている。米国などに軍事支援を要請しているものの反応は鈍く、サウジの安全保障体制の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りとなった。  ◇イラン攻撃で環境悪化  今年2月に始まった米イスラエルのイラン攻撃以降、サウジの安全保障環境は一気に悪化した。これまで国防の「主軸」だった米国は、対イラン戦への戦力投入で、サウジを含む湾岸諸国を満足に支援する余裕がなくなった。  フーシ派との衝突が再燃した7月以降、サウジの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子はトランプ米大統領に軍事介入を強く求めたが、受け入れられなかったと報じられている。  サウジは取り急ぎ「脱米国」を加速。8月にはトルコ、パキスタンと共同防衛協定を結び、エジプトなどからも支援を模索しているとされるが、専門家からは「準備不足」との声が上がる。  ◇UAEのイエメン撤収も背景に  サウジは2015年、フーシ派掃討のためイエメン内戦への軍事介入を開始した。イランとの「代理戦争」とも指摘された戦闘は程なくして泥沼化。22年に非公式の停戦に入り、一時は一定の平穏が保たれていた。  転機は25年末、それまで「反フーシ派」でサウジと共闘していたアラブ首長国連邦(UAE)が、イエメン暫定政権と対立し、曲折の末、部隊を同国から撤収させたことだ。  UAEは地元勢力との連携役を担ってきた経緯があり、暫定政権の関係者は、米CNNテレビに「UAEの効率的な指揮系統はサウジに引き継がれていない」と指摘。現地での連携の欠如が、フーシ派に軍事活動拡大の隙を与えたとみられる。>(以上「時事通信」より引用) 「 サウジアラビアの安全保障、脆弱さ浮き彫り 国防「主軸」の米国、支援応じず 」との見出しに暗澹たる思いだ。そもそもフーシ派はイランの支援を受けており、スンニ派盟主であり米国とも関係の深いサウジアラビア との間で、中東の地域覇権や宗教的・政治的な対立が続いていた。だがフーシ派はあくまでもイエメン国内のテロ組織であって、国際的にサウジアラビアと敵対していたわけではない。ただイランの代理としてサウジアラビアを攻撃していたに過ぎない。たとえフーシ派がサウジアラビアと敵...

がん細胞を風邪のウィルスを利用して破壊する

< ◇長年の喫煙、その後に食道がんが  80代の男性は、若いころから音楽が好きだった。大学時代にはバンド活動に打ち込み、仲間と酒を飲み、煙草を吸った。高度成長期からバブル期を生きた世代にとって、酒と煙草は大人の男のたしなみでもあった。  バブル崩壊後、禁煙の空気が広がっても、男性にとって「健康のために煙草をやめる」という発想は、どこか自分たちの世代には似合わないものだった。弱音を吐くようで、格好悪い。そんな感覚もあり、長年の喫煙習慣を手放すことはなかった。  70歳を過ぎたころ、男性はCOPDと診断された。COPDとは慢性閉塞性肺疾患のことで、主に長年の喫煙などによって肺の空気の通り道が狭くなり、息切れ、咳、痰が続く病気である。肺機能はゆっくり低下するため本人は「年のせい」と思い込みやすいが、進行すると手術や抗がん剤治療に耐えられるかどうかにも影響する。  それでも男性は、治療を続けながら日常生活を無難に送っていた。ところが70代半ば、喉に違和感を覚えた。食べ物を飲み込むとき、どこか引っかかる。 ◇検査の結果、見つかったのは食道がんだった。 「今さらつらい治療なんか受けたくない」  COPDを抱える彼にとって、食道がんの大きな手術や抗がん剤を含む治療は負担が大きい。選ばれたのは、放射線単独治療だった。幸い、その後4年間は大きな再燃もなく、家族も少しずつ安心を取り戻していた。  しかし今年に入り、胸に水がたまるようになった。夏ごろからは食欲も落ち、再び喉の奥に食べ物が引っかかるような違和感を訴えるようになった。家族は食道がんの再発を心配し、病院で検査を受けるよう勧めた。だが本人は頑として拒んだ。 「もう80代だ。今さらつらい治療なんか受けたくない。どうせCOPDだから、何もできることはないはずだ」  家族は困り果てた。だが、この「どうせ何もできない」という諦めを変える可能性がある治療薬が、2026年6月に承認された。がん細胞だけで増えるよう遺伝子を組み替えたウイルス製剤「テロメライシン」である。 ◇手術するためには正確な評価が必要  食道がんは、男性、高齢者、飲酒や喫煙歴の長い人に多いがんの一つだ。標準治療としては、病期に応じて内視鏡治療、手術、抗がん剤と放射線を組み合わせる化学放射線療法などが検討される。  ただし、食道がんの手術は体への負担が大きい。食道と周囲のリ...

まずは食料品消費税1%を二年間実施して、次には消費税廃止を国民運動にすべきではないだろうか。

<臨時国会で政策論戦が始まるよりも、マスコミを含めた「空中戦」が目立つ。分かりやすい政策の対立軸は、来年度予算案に組み込まれる食料品に関する消費税減税をめぐるものだ。たかだか2年間で、合わせて10兆円程度の減税を潰そうと、オールドメディアを中心にして、日本の停滞に寄与してきた人たちや組織が総出である。  私も講演で質問されることがあるが、「高市首相は『減税をする』というが、財源は足りるのでしょうか?」というものだ。  この「財源問題」ほど愚かしいものはない。予算にはさまざまな項目があるが、「財源」がそんなに問題であるならば、他の項目も議論しなければならない。それなら一定の意義がある。だが、なぜか「消費減税だけを問題視する」のである。これがいかにおかしい「問題の立て方」なのか、常識でも分かるだろう。  オールドメディアがそんなに「財源」が心配であるならば、新聞に関しては、まず自らに適用されている「軽減税率の既得権」を放棄することをお勧めしたい。国民への減税を批判するならば、まず自らの特権を直視しないで、なんの責任ある言論が成り立つであろうか。これも常識の話だ。  また消費減税に異論を唱えている野党の多くは、2月の衆院選で消費減税を公約などで主張していたはずだ。それを「状況が変わった」などと、いとも簡単に前言を撤回する。別の減税を主張するもの、あるいは消費減税自体が間違いであると主張するものなど、まったく信用できない手のひら返しをしている>(以上「週刊フジ」より引用) 「 26年度税収「100兆円」試算、与野党公約の食料品消費減税「財源問題」愚か 」と、田中秀臣氏が看破している。なぜ「財源論」が愚かなのか。例えば令和8年度における男女共同参画社会の形成を目的とする施策・事業(男女共同参画基本計画関係予算)の総額は、約4,330億円だが、その予算案審議で財源を理由に苦言を呈した政治家がいただろうか。云うまでもなく、男女共同参画関係予算は経済対策でないため、その予算執行で経済成長のプラスに働くものでもない。ただただ予算を消化する類のものでしかない。  食料品消費減税は明白な経済対策だ。その執行により全額が物価引き下げに回らないとしても、国民から奪っていた所得が事業者なり国民個々人の元に残ることになる。その効果は絶大だ。予算規模5兆円前後を超える経済効果が確実に見込める。ただ...