手負いの獅子は敵へ向かって突進する。
<アメリカのドナルド・トランプ大統領は6日、スティーヴン・ミラー大統領次席補佐官(41)を新しく大統領首席補佐官に任命した。ミラー氏は、トランプ政権で強硬な移民政策を打ち出してきたことで知られる。トランプ氏率いる共和党は、3日投開票の中間選挙で歴史的敗北を喫した。これを受けて、前任スージー・ワイルズ首席補佐官(69)が辞表を提出した。 トランプ氏は退任するワイルズ氏について、「非常にいい仕事をしてくれた」としつつ、「変更が必要なこともある」と記者団に話した。 トランプ氏に忠実なミラー氏は、第1次トランプ政権では上級顧問を務めていた。9日に首席補佐官に就任する予定。 ミラー氏を首席補佐官へ昇格させる理由について、トランプ大統領は6日、「スティーヴンは一番最初から私と一緒にいる。理解があり、政治的に非常に優れている。(中略)管理職としても、とても優れている。素晴らしい仕事をするはずだ」と記者団に述べた。 ◇2020年大統領選の敗北後もトランプ氏を支える ミラー氏はトランプ氏の最側近の一人で、トランプ氏が2020年大統領選で敗れた後も支え続けた。大統領に復帰したトランプ氏と共に昨年、ホワイトハウスへ戻った。 ミラー氏は、トランプ氏を「アメリカ史上、最も大きな変革をもたらした政治指導者」と称賛する内容をソーシャルメディアに投稿。「アメリカを破壊しようとする者たちから、たった一人で国を救った」とした。 ミラー氏は、ワイルズ氏が長年にわたってトランプ氏と国に尽くしてきたことや、友情に感謝を示した。 そのうえで、「今、我々の使命は今まで以上にはっきりしている。大統領を支え、この偉大な共和国を守るため、全身全霊で闘う必要がある」と書いた。 BBCがアメリカで提携するCBSニュースによると、ワイルズ氏は5日夜、トランプ氏に辞表を提出した。3人の情報筋はCBSニュースに対し、ワイルズ氏が中間選挙での敗北を理由に辞任したと説明した。 トランプ氏は6日に声明で、ワイルズ氏は「トランプの政治作戦」に異動すると発表した。ワイルズ氏の部下がホワイトハウスに残るかは不明。 ワイルズ氏はソーシャルメディアに、トランプ陣営の一員だったことは「生涯の名誉」だったと書いた。 「私たちが一緒に実現したことに参加できて、とても誇りに思う」とワイルズ氏は書き、「私の役割は変わるかもしれないが...