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トランプ氏は米国内ガソリン価格引き下げに動き出した。

<トランプ米大統領は29日、​ガソリン小売業者に対‌し、直ちに価格を引き下げるよう求め、そう​しなければ今後「​大きな問題」が生じると警⁠告した。  トランプ氏​は自身の交流サイト(SNS)「​トゥルース・ソーシャル」に「ガソリン小売業者は​直ちに価格を引き​下げなければならない」と‌投稿。 「⁠価格の不当な引き上げは認めない。完全に違法だ。小売業者​が(値下​げに)⁠応じなければ、大きな問題が待ち​受けている。1ガロン​当た⁠り2.50ドル前後をまず目標にすべきだ。カリ⁠フォ​ルニア州はガ​ソリンに対する重い課税をやめ​るべきだ」と述べた>(以上「REUTERS」より引用) 「 トランプ氏、ガソリン小売業者に値下げ要求 応じなければ「大問題」警告 」との見出しを理解するために、米国内のガソリン価格と現時点での原油先物価格を提示しておく。  米国内のガソリン価格は、全米平均で1ガロンあたり約3.86〜3.91ドル(レギュラーガソリン)だ。これは日本円に換算すると、1リッターあたり約160円前後となる(1ドル約157円で換算)。また現在の原油市場価格(WTI先物)は1バレルあたり70〜71ドル前後で推移している。国際的な指標となるブレント原油先物は73〜74ドル前後とイラン戦争の影響はほとんどない。  トランプ氏が1ガロン​当た⁠り2.50ドル前後(1リッター当たり約104円)まで下げろ、と要求しているのは、かなり強引かもしれない。ただしカリフォルニア州のガソリン価格はカリフォルニア州の厳しい環境規制や高い州税により全米で最も高水準で、中東情勢などの影響もあり、レギュラーガソリンの平均価格は1ガロンあたり約$6.00〜$6.14前後(1リッターあたり約215〜220円)で推移している。  米国がいかに州の独立性が高いとはいえ、カリフォルニア州といえばThe Mamas & The Papasの『夢のカリフォルニア』(California Dreamin')を青春時代に聴いた者として、いつまでも「夢のカリフォルニア」であって欲しい。理念ばかり先行して物価高に苦しむ州であって欲しくない。  

明日のロシアはどうなるのか。

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< ◇「日本」というロシアにとってのカード  ウクライナ戦争の長期化という苦境のために、中国にすり寄り、おもねらざるを得ないという構図にロシアはある。しかし、実は、そういう露中関係を修正したいという動きがロシア国内に芽生え始めているのもまた確かだ。  そして、実は日本政府も、それに呼応するような動きを水面下でやっている。まずそのきっかけは、2024年11月7日のトランプ当選の日に起きた。  この日はちょうど、この年のロシアを代表する外交・安全保障問題のシンポジウム「ヴァルダイ国際討論クラブ」の会議でのプーチンのセッションの当日だった。会議では明らかに私に質問の機会を与えるような設定にされていた。そこで私は日露関係・露中関係について質問した。 「このまま行ってしまうと、ロシアが目指すような多極化の世界は実現しないのではないか。日本はアメリカとの関係を接近し、ロシアは中国との関係を強化していく。これでは二極化であって多極化の世界ではない。ロシアはどうやって多極化を担保しようとしているのか」  するとプーチンはえらい剣幕で怒りだした。 「日本だってアメリカと軍事演習やっているじゃないか。我々は当然、そういうアメリカとその同盟国の脅威に対抗するために軍事演習をやっているんだ」と反応をいったんやった上で、二国間関係について話を移した。 「日露は安倍政権の時に、なんとかこの難しい平和条約問題を解決しようといろいろやった、難しい問題も取り組んできた、ところが日本はこのウクライナの問題で急に日本が制裁をロシアにかけてきた。日本にも頭のいい人たちはいる。それはエネルギーの人たちだ。エネルギーの分野は制裁をかけていないし、やっぱり協力を続けている」。  さらに「ロシアは日本文化が好きだし、日本食は好きだし、今後5年、50年と日本との関係を発展させたい思いがあるんだ」と、日本に対し異例な熱いメッセージをなぜか送った。  実はこのようなプーチンのメッセージに対して、日本政府も、実は水面下でそれなりに反応をしてシグナルを送り、対話の糸口を切り開けないかという模索を実際にやっている。  もちろん、制裁の問題はアメリカが解除しない限り無理だ。ただ一方で、これだけ東アジアの情勢が不安定化している中で、日露が戦略対話の機会をまったく持てないというのは、ちょっとまずい。なんとか対話の可能性を切り開けな...