厚労省の「肥満」基準は必ずしも正しくない。
< 人間の身体をつくるためには「肉」が必要だ セロトニンを増やすためには、肉を食べることがいちばんです。 セロトニンの材料というのが「トリプトファン」というアミノ酸です。それを多く含むのは肉です。肉を毎日食べることでセロトニンが生成され、意欲低下の防止につながります。 高齢になると脂っぽいものは食べられないという人もいて、野菜中心の食事になる方もいますし、健康や動物愛護の観点からベジタリアンになる方もいます。 必要な栄養素はサプリメントでとるから大丈夫という方もいます。 しかし、サプリメントはセロトニンならセロトニンしか増やせず、肉のほかの栄養素はとれないし、後述するコレステロールもとれません。価格が高いものも多いです。 できれば日々の食事に肉を加えることで、セロトニンが増やせてたんぱく質もとれるならそのほうが健全であると考えます。 人類の生活様式は狩猟に始まります。もともと肉と木の実と魚と貝、山菜等のヘルシーフードでした。 肉は人間の身体をつくるために必須な栄養があるからこそ、私たちは好きなのかもしれません。 元気の素・男性ホルモンの原料にもなる 肉にはコレステロールも多く含まれるために、避けているという方もいます。 たしかに、コレステロールは、動脈硬化を促進し、心筋梗塞のリスクになるといわれています。基準値から高いと、すぐにコレステロールを下げる薬が出されます。 しかし、心疾患が死因トップのアメリカならいざしらず、日本では心筋梗塞よりも4倍以上がんの死亡率が高く、心疾患で亡くなる人は先進国の中でももっとも低い状態にあります。 基準値を厳密に守る必要はないと考えます。 実際に、コレステロール値が高い人のほうが長生きをするという研究もあります。 なぜなのでしょうか。 コレステロールは、男性ホルモンの原料になります。男性ホルモンの中でも、特に「テストステロン」という物質が「意欲」と関係しています。 男性ホルモンというと「性欲」というイメージがありますが、性機能だけでなく他者への関心や集中力をもたらしてくれます。男性ホルモンは元気の素なのです。 女性は老いると女性ホルモンが減っていきますが、逆に男性ホルモンが増えていたという研究もあります。 あるNPOのリーダーである年配の女性が、「昔はおとなしいほうだったのに、年をとると人前に立って...