AI化は現代の産業革命だ。
安倍氏は単純外国人労働者移民も受け容れると表明している。日本社会は出生率1.8でも2050年も人口1億人を維持し経済発展をする、と「骨太の方針」で表明している。つまり2人の夫婦で1.8人の新生児しか生まないでも人口減にならないということは、それだけ外国人移民を受け入れるということだ。 現在でも日本は米国とドイツに次いで世界で三番目の移民受け入れ大国だ。それを年間50万人どころか総計で1000万人も受け容れようとしている。それで日本国民のコミュニティーはもつのだろうか。 誤解を恐れず書くしかないが、人口減社会は経済収縮の社会ではない。むしろ現行の労働環境を維持する方が相対的に経済収縮になる。なぜなら今後予想できないほどのAI化があらゆる分野で起きるからだ。いわばAI産業革命があらゆる分野で起きる、と予想される。 だから現行の労働環境が維持されるとしたら、日本は世界のAI化から置き去りにされ相対的に労働生産性の低い国にならざるを得ない。安倍氏の目指す「骨太の方針」とはまさしくそうした経済後進国に日本を追いやることでしかない。そして日本人社会を破壊して、社会秩序を混乱に陥れ、社会保障にただ乗りする外国人が増加して、それでなくても少ない社会保障原資を外国移民が食い潰すだろう。 今後10年程度でAI化を推進しない企業は淘汰される。AI化による劇的な変化があらゆる企業で、社会インフラで起きるだろう。スーパーではレジのAI化によりレジから従業員が消えて、レジを待つ必要もなくなるだろう。ウォールストリートではある企業は600人いたディーラーが現在はたった2人だという。あとはAI化により自動ディーラーに任せているという。それが良いか悪いかは別として、AI化とはそれほどに劇的だ。 生産現場でもAI化は当然進むだろうし、単純労働は外国人すら不用となる。工事現場でもロボット化や自動化や工場生産率の向上などが進み、単純労働者は不要となるだろう。そうした趨勢の中で、当面でも50万人も受け容れた単純外国移民労働者をいかに処遇するつもりだろうか。彼らが浮浪者化した場合の対策を安倍氏は考えているのだろうか。 当然、居酒屋やチェーンレストランでも料理の「レトルト化」は進むだろう。調理場には温めるだけの従業員しかいらない。ホールもセルフサービス化していけば従業員数は極限ま...