餓鬼じみたチキンレースを煽るのは暴走族に群がり見物する愚かな群衆と同じだ。
�� 米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が29日に発表した世論調査によると、トランプ米大統領の北朝鮮への対応を「支持しない」との回答が51%に達し、「支持する」の34%を上回った。 核実験や弾道ミサイル発射など挑発を繰り返す北朝鮮に対し、威嚇的な言動を続けるトランプ氏の手法を多くの人が疑問視していることを物語っている。 トランプ氏が欧米など6カ国とイランが結んだ核合意の破棄を辞さない方針を表明したことに関しては「支持する」は24%にとどまり、45%が「支持しない」とした。 来年秋の中間選挙に向けた投票行動に関し、46%がトランプ氏や共和党を監視するため、民主党の議席増を望むと回答。共和党の議席増を望む人は28%だった。 トランプ氏の支持率は同紙の調査で就任後最低の38%、不支持率は58%。調査は今月23~26日に、900人を対象に電話で実施した>(以上「共同」より引用) ICBMの標的とされる米国でさえ北朝鮮の金正恩を「ロケットマン」と揶揄して挑発するトランプ氏に眉を顰める国民が過半数いる、ということだ。トランプ氏とタッグを組んで北朝鮮に強硬姿勢を見せる安倍氏が国民の広範な支持を得ているとは思えない。 確かに北朝鮮の核開発とミサイル開発は世界平和実現に対する重大な挑戦で、許し難い暴挙だ。しかし、それは北朝鮮だけのことではない。戦勝国クラブの五ヶ国も大量の核兵器を保有し、ICBMを保有している。北朝鮮だけを批判することは的外れではないだろうか。 北の核開発とミサイル開発が極東の平和を脅かす、というのなら北に核開発技術やミサイル技術を供与した中国やロシアやバキスタンやイランも当然批判されるべきだろう。国連の「安保理常任理事国」として世界にフンゾリ返っている戦勝国クラブ五ヶ国も自らの平和に反する姿勢を反省すべきだろう。 北朝鮮の核が邪悪で戦勝国クラブ五ヶ国の核が正義だ、ということはない。すべての他国を攻撃し侵略するための兵器や装備は「邪悪」だ。ことに核兵器は悪魔そのものだ。 安倍日本政府は北朝鮮の核兵器を批判する立場にあるのか。今年の国連の核兵器禁止条約に日本は参加しなかった。それが米国に遠慮してのことだとしたら安倍自公政権のありようは日本国民から批判されるべきだ。 その時々で異なる判断を示すことは「ご都合主義」でしかない。ましてや麻生氏がポロリ...