日銀金利引き上げの目的は何だろうか。
<日銀は18日、政策金利を1.25%へ引き上げることを決めました。 ◎“住宅ローン破綻”に不安も 東京・丸の内にある住宅ローン相談センターには、会社員の女性(50代)が相談に来ていました。 東京都内の2LDKのマンションに暮らし、住宅ローンは、変動金利で3000万円を借り入れ、月々の返済は6万9000円です。 50代・女性 「(金利高)心配です。上がっていくと非常に不安。ここのところ、母が施設に入ったりと。今まで想定していなかったことが起きた」 月収は33万円。ただ、子ども2人の学費に加えて、最近、親の介護費用など支出が大きく増え、家計はかなり厳しい状態に。子どものため、できれば売却はしたくないそうです。 ◎植田総裁“引き上げ継続” 日銀の植田総裁は、今後も、利上げを継続する方針を示しています。 日本銀行 植田和男総裁 「経済物価・金融情勢に応じて、引き続き、政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」 前回からわずか3カ月という今回の“スピード利上げ”。 ここに至るまでの推移を見ると、バブル崩壊後、景気は急激に減速。デフレ脱却を掲げ、“異次元の金融緩和”が始まります。そして、金融史上初となる『マイナス金利政策』が導入。お金を預けても“ほとんど増えない”異例の時代が続きました。ところが、2024年、世界的な物価高などを背景に、17年ぶりの利上げに踏み切り、再び“金利のある世界”へ。 実は、この水準、31年前の1995年も経験しています。ただ、今とは真逆の“利下げ”局面でした。 この時代を象徴するのが“歴史的な円高”です。円は1ドル=79円台。最高値を更新しました。 “値下げをしなければモノが売れない”。長いデフレの時代へと入っていきました。 ◎借り入れ返済の店から悲鳴 東京・新橋にある店では、金融機関から資金を借り入れて、海外からの仕入れや、店舗を増やす際の設備投資に充ててきました。金利が上がれば、毎月の返済額も増えかねません。 バーデンバーデン 齋藤晃一総務部長 「月の総額で、200万円ぐらい返済している。変動金利が発生していて、1.7%から2%に変わった。(Q.この借入額は)これで3000万円」 帝国データバンクによりますと、今年、上半期の飲食店の倒産件数は473件で、過去最多を更新しました。 バーデンバーデ...