中共政府は自ら蒔いた種は、自ら刈り取るしかないことを知るべきだ。
<2026年の幕が開いた。私たちの隣国である中国と日本。その関係は今、大きな曲がり角に立っている。外交面での緊張が続く一方で、経済面では中国国内の深刻な不況が日本にも無視できない影を落とし始めている。建設的かつ安定的な関係を目指す両国にとって、今年はどのような一年になるのか。最新の情勢を多角的に読み解く必要がある。 中国では、これまでの常識では考えられない異変が起きている。専門家は、中国の公共部門に深刻な危機が広がっていると指摘する。かつて中国で公務員や医師、教師などの職は、一生安泰な職業と思われてきた。しかし現在、多くの地方都市で、これら公務員の給与未払いやボーナスの大幅カットが相次いでいるという。ある病院では、医師や看護師ら500人に対し、最長で1年分もの給与が支払われていない実態が報告されている。 こうした事態の背景にあるのが、中国独自の経済構造の崩壊である。中国の地方政府はこれまで、自らが管理する土地の「使用権」を不動産開発会社に売ることで、歳入の約5割とも言われる莫大な収入を得てきた。しかし、不動産バブルが完全に弾けたことで土地を買い取るデベロッパーがいなくなり、地方財政は火の車となった。そのしわ寄せが、社会の根幹を支えるはずの医療や教育の現場を直撃しているのだ。 給料を支払えない経営者と、行き場のない労働者の間では、現在「壮絶な我慢比べ」が続いていると専門家は分析する。経営者は本来支払うべき手厚い退職金を惜しみ、従業員を解雇する代わりに残業代をカットし、基本給のみで締め上げることで、自発的な離職を待つ。一方の労働者側も、景気の悪化で再就職先が皆無であるため、わずかな給与でもしがみつくしかない。国際的なNGOの調査によれば、中国国内での抗議活動は年間5000件を超え、その多くがこうした賃金未払いを訴えるものだ。中には役所の前で沈黙の抗議を続ける職員や、高速道路の制服を着たまま給与を求める労働者の姿が動画で拡散されている。 経済の冷え込みは、特権階級の象徴でもあった場所にも及んでいる。最高級の5つ星ホテルが、経営難から駐車場の空き地や路上で「屋台」を始め、ビュッフェの残り物を格安の弁当として販売している例が多数報告されている。また、有名チェーンホテルで挙げられた結婚式の料理が、調理場で温めるだけのレトルト食品であったことが発覚し、SNSで大炎上する騒...