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時代錯誤な「戦狼外交」を展開する中国は孤立し、世界からデカップリングされるだけだ。

<中国外務省の林剣(リンジエン)副報道局長は9日の記者会見で、「中国の対日政策は安定性と連続性を保っており、日本の一度の選挙で変化することはない」と述べた。高市首相の台湾有事を巡る発言の撤回を再び求め、「中国人民の国家の核心的利益を守る決意は揺るがない」と強調した。  習政権は昨年11月以降、自国民への日本渡航自粛呼びかけ、デュアルユース(軍民両用)製品の対日輸出の禁止など経済的威圧をエスカレートさせてきた。答弁の撤回に追い込み、首相の支持率を下落させ、政権を弱体化させる狙いがあったとみられる。  だが、選挙前の各種世論調査で首相の支持率は高止まりし、対中姿勢を評価する声が大勢を占めた。早期解散も想定外だったとみられ、中国国営新華社通信は「政治的大ばくち」と報道。それだけに自民党の大勝はこれまでの対日圧力が高市政権を利する結果となり、当てが外れた格好だ。ただ、高市政権の長期化が視野に入る中、習政権は圧力を続けつつ、今年11月の広東省深センでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた首脳会談実施に向けて対話の糸口を探る可能性もある。  2012年12月発足の第2次安倍政権では、尖閣諸島の国有化や安倍氏の靖国神社参拝などで日中関係が悪化。14年秋に北京で開かれた同会議で、約3年ぶりに行われた首脳会談をきっかけに改善傾向に転じた。>(以上「yahooニュース」より引用) 「 「大多数の日本人が中国との関係維持を望んでいる」と判断した中国、高市首相を切り離す戦略をやろうとしてしまい…… 」失敗に終わった、ということだろう。中国当局は立憲と公明が「連合」すれば自民に勝てる、と踏んでいたのだろう。しかし先の選挙で自民が過半数割れしたのは石破政権だったからだ。  石破政権が余りに親中色を出し過ぎたため、岩盤保守層が自民党から離れて、参政党や保守党へ流れてしまった。しかし自民党に日本ファーストの高市総裁が誕生して、やっと日本ファーストの総理大臣が誕生したことから、岩盤保守層が自民党に回帰した。  それと同時に、昨年から顕著になっていた若者たちの「普通の国」の国民としてのパラダイムが岩盤保守層と軌を一にして高市政権支持へ集まり、今回の総選挙では「高市ブーム」を巻き起こした。  よって立憲と公明の連合は1+1=0.5という無残な結果になってしまった。親中派巨大野党は多くの...

日本から中国に乗り換えたジャカルタ高速鉄道の今。

<インドネシア政府が、中国の主導した高速鉄道の財務悪化への対応を迫られている。   2023年10月の開業から2年余り、事業費の膨張や利用者の低迷で債務の返済に苦慮し、当初は予定していなかった国費投入に踏み切らざるを得ない状況だ。   現地メディアによると、プラスティヨ国家官房長官は今月10日、債務返済に国家予算を充てることが決まったと説明。支出額は年約1兆2000億ルピア(約110億円)に上るという。   高速鉄道は最高時速350キロで、首都ジャカルタと西ジャワ州バンドン間の約140キロを45分程度で結ぶ。在来線より高い運賃や市街地から離れた駅の立地などが響き、1日6万人程度と見込まれていた利用者数は3分の1にも届いていない。   整備を巡っては、ユドヨノ政権(04~14年)下では日本が提案した新幹線方式の採用が有力視されていた。しかし、続くジョコ政権下の15年、インドネシア政府の費用負担は生じないとアピールした中国が受注した。   ただ、19年に予定されていた開業は4年遅れ、事業費も想定の1.2倍の72億ドル(約1兆1000億円)に膨らんだ。このうち75%が中国国家開発銀行による融資だが、利払いが経営の大きな負担となっている。   インドネシアの高速鉄道は、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の目玉の一つだった。中国外務省の郭嘉昆副報道局長は、開業2年を迎えた昨年10月、「財務データや経済指標だけでなく、公共的な効果や総合的な収益も見るべきだ」として、現地では高い評価を得ていると主張した。   高速鉄道は将来的にジャワ島東部までの延伸が検討されており、実現すれば収益性が高まるとの期待もある。しかし、中国側が当初掲げていた「国費不要」の前提は崩れ、インドネシア政府関係者からは「延伸部分は中国でなくてもいい」との声も出ている。>(以上「時事通信」より引用) 「 中国主導の高速鉄道、債務返済に苦慮 年110億円を国費負担へ インドネシア 」との見出しに「やはり」と感慨を抱くだけだ。なぜなら中国の常套手段だからだ。  契約締結に到るまで、中国は廉価で早期完成の工事計画を提示する。もちろん当該国の予算負担はゼロとし、資金は中国政府の投資資金で賄うとす。しかしいざ契約を締結すると、工事着工までダラダラと日数が経...

消費税を悪用した「金密輸」を根絶するには。

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< 時計の針が午後9時半に差し掛かろうとする頃、東京・東上野の路上では車にスーツケースを詰め込む男性らの姿があった。男たちは慣れた手つきで、1つ、2つとケースを車内に積み込んでいく。  その最中、道端を歩く3人組が車両へと近づいていく。上下黒の服を身に着けたメンバーの口元はネックウォーマーで隠され、表情は読み取れない。  グループの1人が荷積み作業を続ける男性に歩み寄り、顔にめがけて催涙スプレーを噴射する。突然の凶行に男性らがひるんだ隙に、他の2人がスーツケースを素早く奪い取り、用意していた長野ナンバーの軽自動車へ乗り込む。急発進した車は途中、横断歩道を歩いていた50代男性と接触するが、止まる様子はない。自動車は一方通行を逆走し、500メートルほど先の路上で停車。そこからさらに犯人たちは待ち受けていた白のアルファードへと乗り換え、スーツケースとともに千葉県方面へと姿を消した――。 日本、香港で発生した「連続強盗事案」  東京・東上野の路上で現金4億2000万円が強奪される事件が起こったのは1月29日のことだった。 「襲われたのは中国人と日本人を合わせた男女7人です。現金の入ったスーツケースを車へ積み込んでいる際、3人組の犯行グループが催涙スプレーを使って襲撃。犯人たちはケースを奪い、軽自動車で逃走しています。その後、車を乗り換え、千葉、茨城方面を経由して栃木方面へと逃げたことが判明。当時、被害者はスーツケースの他に現金を詰め込んだリュックも持っており、犯人らは『リック、リック』と連呼していた。そのイントネーションから警視庁はアジア系の犯行グループの可能性も視野に捜査を進めています」(全国紙社会部記者)  だが、これは立て続けに発生する強盗事件の幕開けに過ぎなかった。東上野での事件およそ3時間後、再び現金を狙った強盗事案が起こる。 「現場は羽田空港第三ターミナルそばの駐車場です。日付の変わった1月30日午前0時過ぎ、日本人社長ら4人と現金1億9000万円が入ったスーツケースを乗せた車が到着すると、すぐに4人組の男らを乗せた車両が接近。犯人らは車を降りていた50代の男性に『何してるの?』と声をかけ、催涙スプレーを噴射した。別の男が持っていたハンマーで被害者の車のフロントガラスを叩きつけていますが、現金を奪わず逃走。未遂に終わっています」(同前)  同様の「タタキ」はまだ...

明日の日本の政治家はいかにあるべきか。

<高市総理の人気を追い風に歴史的大勝を収めた自民党。一方、野党のベテラン議員は次々と永田町を去る結果になりました。巨大与党の誕生によって、国会の風景はどのように変わっていくのでしょうか。  ■日本の政治はどう変わる?一党で戦後最多「316議席」獲得   2月10日、衆院選後の最初の閣議で、笑顔で話しかける小泉防衛大臣の腕を軽く叩き、部屋を出る高市総理。他の閣僚たちも明るい雰囲気です。 2月8日、当選確実となった候補者の名前に次々と花が付けられていきます。高市自⺠党が獲得した過去最多の316議席。この議席数を背景に日本の政治はどう変わっていくのでしょうか。 中曽根元総理の「死んだふり解散」で自⺠党が得たのが304議席、2009年に⺠主党が政権交代を果たしたときでも308議席で、「316」という数字はひとつの政党としては戦後最多となります。 定数の3分の2を占めるのも戦後初のことで、参議院で法案が否決されても、衆議院で再可決が可能となりました。  ■大敗の中道改革連合 委員長ポストも控室も激減 ――  こういう形で出ていくことになるとは 中道改革連合 岡田克也氏 「覚悟はしていましたけどね」 次々と永田町を去っていく野党の“大物議員”。「49議席」という大敗を受け、中道改革連合の野田氏と⻫藤氏は、共同代表の座を降りました。 中道改革連合 斉藤鉄夫氏 「痛恨の極みでございます」 中道改革連合 野田佳彦氏 「万死に値する大きな責任だと思っています」 旗揚げから1か月足らずで代表選をすることになった中道改革連合。 中道改革連合 小川淳也氏 「この度の邪心に満ちた解散のあり方そのものが、私たちの目指す健全な自由と⺠主主義とは対極にある。一言苦言を呈しておきたい」 小川淳也氏が新しい代表に選ばれました。 こうして、18日に召集される特別国会はこれまでとは様相が一変。国会議事堂内では物理的な変化もありました。 国会にある各会派の控室は、議員1人当たり約5平方メートルが割り当てられていて、所属議員数によって広さが決まります。解散時には自⺠党約1000㎡、中道約860㎡だった控室ですが、この国会からは中道は260㎡となり、控室が約3分の1に激減する見込みに。 現在、各会派の議員同士で部屋の割り当てを協議しているということです。  国会論戦の態勢にも変化がありそうです。...

日常に存在するスパイ。

< <最近、ヨーロッパでは次々と中国のスパイが摘発されている> ヨーロッパ各国は、中国のスパイに頭を悩ませている。  ノルウェーの情報機関は2024年、中国は「欧州全域」に高度なスパイ網を展開しており、「外交官、旅行代表団、個人、企業、特定利益団体」といった中国の民間関係者の支援を受けていると警告していた。  実際、ここ数週間、ヨーロッパ各国でスパイの摘発が相次いでおり、その摘発はついに高位の軍幹部にも及んだ。  ギリシャ空軍のクリストス・フレッサス大佐は、現金と引き換えにNATOの極秘軍事計画を中国に漏洩したとしてスパイ容疑で拘束された。現在、裁判が行われるまで18カ月間の停職処分とされている。有罪となれば、終身刑に処される可能性もある。  フレッサスは自身をNATOの認証を受けた豊富な経験を有する通信将校であるとオンライン上で紹介している。ギリシャ西部パトラスのカボウリ地区にある軍事基地で訓練飛行隊を率いていたが、2月5日に逮捕され、2月10日に出廷した。  現地メディアによると、ギリシャの情報機関、国家情報庁は、CIAからの情報提供を受け、4カ月かけてフレッサスに対する捜査を進めていたという。 本誌は中国外交部および米国務省にコメントを求めている。 ギリシャ軍は「明白な証拠」があると主張  フレッサスはその立場上、ギリシャのみならず、アメリカやNATOの航空機に関する機密情報にアクセスできたとみられる(米空軍は、ギリシャ東部のラリサ空軍基地からMQ9リーパー無人機を運用している)。  フレッサスは、自身は罠に嵌められた被害者だと主張した。「私は知らない間に関与させられていた。それが結果的に、悪夢のように危険で違法な事態へと発展してしまったのだ」  しかし、ギリシャ軍は軍事機密関連法令に違反する犯罪行為についての「明白な証拠」があるとしている。  ギリシャのニュースサイト『リアルニュース』によると、フレッサスは、最初にリンクドインのプロフィールを通じて接触してきた男性に勧誘されたとみられている。2人はヨーロッパで開かれたNATO会議の場外で面会した。その後、フレッサスは、機密情報を撮影、暗号化したうえで、中国に送信できる装置を渡されたという。  現地メディアによると、メッセージ1件ごとに金銭を受け取れることになっており、デジタル決済を含む外国通貨で最大1万750...

神奈川県警が交通違反不法取り締まりで罰金約3,000万円返還。

<神奈川県警第2交通機動隊(2交機)で、スピード違反などをめぐり不適正な取り締まりが繰り返されていた疑いがあるとして、県警が調査を進めていることが、警察関係者への取材でわかった。県警は近く、適正な取り締まりだと確認できなかった交通違反約2700件を取り消す。納付済みの反則金計約3500万円を還付する見通しだ。   また、不適正な取り締まりの一部について、虚偽の内容の捜査書類を不正に作成したとして、巡査部長ら数人を虚偽有印公文書作成・同行使の容疑で近く立件する方針。   交通違反取り締まりをめぐり、大規模な不正の発覚は異例で、取り締まりのありかたにも影響がありそうだ。   警察関係者によると、不適正な取り締まりがあったのは2022年3月~24年9月。巡査部長らは、速度超過や車間距離不保持の取り締まりで、パトカーで追いかけて違反を確認した距離について、交通反則告知書(反則切符=青切符)に実際より長く記入し、虚偽の事実を記載するなどした疑いがある。また、現場で実況見分を行わずに、ネットの地図を流用するなどして虚偽の実況見分調書を作った疑いもあるという。   2交機に交通違反で摘発された人から県警側に、違反とされた事実関係が実際と違うとの指摘があり、24年9月に県警が調査を開始。2交機の男性巡査部長が不適正な取り締まりをしたことを認め、一緒に取り締まりを行っていた同僚や上司も追従したり黙認したりしていたことが判明したという。   県警は、巡査部長が取り扱った交通違反数千件について、ドライブレコーダーなどを点検。適正な取り締まりと証明できなかった違反を取り消すことを決めた。   近く、違反の取り消しや反則金の還付に対応するための専従チームを立ち上げ、問い合わせ窓口も設置するという>(以上「朝日新聞」より引用) 「 交通違反取り締まりで不正か 神奈川県警が違反2700件取り消しへ 」という記事を目にすると、沸沸と怒りが湧いて来る。私も「一時停止違反」として切符を切られたクチだからだ。  交通違反を犯すつもりなどサラサラない。どちらかというと常日頃から法令を遵守して、他人に迷惑を掛けない運転に心掛けている。しかし一時停止線の位置が交差する左右を見通せない場所にあるため、停止線を越えて止まらざるを得ない。それで「一時停止違反...

「人気投票化し「歴史的圧勝」の高市政権 この国の民主主義はどこへ?」と見出しを付けるオールドメディアの敗北。

<杉田敦氏×加藤陽子氏×長谷部恭男氏の対談  異例ずくめの真冬の総選挙は、大した政策論争も行われぬままいつしか首相の人気投票に変質した感があり、結果、自民党の歴史的圧勝に終わった。してやった/してやられた感がいまだに抜けない。とはいえ高市政権の前途には、内政、外政とも課題が山積する。この国の議会制民主主義はどこへ向かうのか。憲法、政治、歴史を専門とする3人が語り合った。  衆院選で高市首相の率いる自民党が圧勝しました。大きな力を得た政権は、数々の分野で「国論を二分する政策」を推し進めようとしています。国のかたちはどう変わるのか。国内外の識者にインタビューします。  杉田敦・法政大教授 総選挙は自民党が圧勝しました。あまりの結果に誰もが衝撃を受けましたが、米国などと同じ現象が起こったとも考えられます。高市早苗首相が連呼した「日本列島を強く豊かに」は、トランプ大統領の「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」と同じで中身は不明だし、「責任ある積極財政」も、なんとなく消極よりは積極の方がいいねと。閉塞(へいそく)感が漂うなかで前向きなイメージを振りまくことに成功し、それによって、参政党や日本保守党などの小政党が、ポピュリズム的手法を駆使して掘り起こした票が、今回は自民にかなり移ったのではないでしょうか。小選挙区制は、少しの票の移動が地滑り的な効果をもたらす制度ですから。  加藤陽子・東京大教授 投開票日は全国的に雪が降り、豪雪地ではお年寄りや障がいを持つ方などが投票に行きたくとも行けない事態も起こりました。日本史において雪は、桜田門外の変や二・二六事件を想起させますが、悪天候の選挙でもこれほどの票を自民党が集めたということは、悪天候などで投票率が下がった場合は宗教団体や組織票を持っている政党が有利だといった従来の投票行動の分析では説明がつかない気がします。なにがあっても絶対に投票に行く、高市さんが進退をかけているんだから、絶対に勝たせなければならないという「推し活」のような行動様式が、国政という場で不幸にも花開いてしまったという見方もできるかもしれません。 実績ゼロの強み  長谷部恭男・早稲田大教授 総選挙を党首の人気投票にすり替えた、高市さんの作戦勝ちです。高市さんは今回、アイドル(偶像)として選挙を戦った。それができたのは、首相としての実...

ロシアはウクライナ戦で消耗し尽くして、再起不能になる。

< <ウクライナに固執し続けるプーチンに周辺親ロ派諸国の「ドミノ倒し」が迫る。西側がロシア版「ドミノ理論」を戦略的に使えば、プーチン失脚も見えてくるはずだが──>  ウクライナから日々伝えられるニュースを見て、多くの人はこの戦争の行方に悲観的な予想を抱いているだろう。ロシア軍は人的犠牲をいとわず執念深く侵攻を進め、じわじわと支配地域を拡大している。  だが、こうした見方では、「木(戦況を伝える日々のニュース)を見て、森(実際にはロシアがどれほど打撃を受けて傷ついているか)を見ず」になりかねない。  今のプーチンは偏執的にウクライナにこだわるあまり、それ以外の地域の地政学的な課題に目を向けようともしない。結果、親ロシア派の国や地域が次々に倒れるロシア版「ドミノ理論」が現実になりつつある。  最初のドミノが倒れたのは2023年の秋。アゼルバイジャン軍がアルメニアと領有権を争うナゴルノカラバフに侵攻し、多数のアルメニア系住民が家を追われた。  このときアルメニアの重要な安全保障上のパートナーで、この地域に平和維持部隊を駐留させていたロシアはアゼルバイジャン軍の作戦を阻止しなかった。  1年後、次のドミノが倒れた。シリアのバシャル・アサド前大統領の失脚で、ロシアは中東における重要な同盟国を失ったばかりか、アサド率いる独裁政権の後ろ盾としての自国のメンツまで失うことになった。  この2つのドミノを倒したのは、どんな代償を払ってもウクライナを従属させようとするプーチンの執念だ。そこから2つの疑問が浮かぶ。この状況下で、次に倒れる親ロ派のドミノはどの国・地域か? そして西側はこの状況を最大限に利用する準備ができているだろうか。  まず、最も長くロシアの庇護下にあったドミノに目を向けてみよう。それはモルドバ東部の沿ドニエストル地域だ。ロシア系住民が多く住むこの地域はソ連崩壊後にロシアの支援を受けてモルドバからの分離独立を宣言、未承認国家となった。  西側はこの地域の厄介な帰属問題に首を突っ込もうとしなかった。  1990年代末には、ロシアがモルドバから部隊を撤収させるという約束を守らないことは分かり切っていた。ヨーロッパの真ん中に親ロ派の独立国を誕生させる計画を断念するとの約束も守られるはずがない。それでも西側はこの地域を現状のまま放置した。  ところが今になって突然、ロシアはこの...

知識人の真贋を見極めるにはバックナンバーの記事を読むべきだ。

<8日投開票の衆議院選挙の結果については現時点では何も言えないが、月曜日から相場が大荒れになることだけは確実に予言できる。 選挙後の日本株には「下方リスク」しかない  株価は乱高下を続けているが、日本株はすでに3日の火曜日に大幅上昇したことにより、選挙直後の9日の月曜日は寄り付きだけは上がる可能性があるが、その後は下方リスクしかない。理由は以下の3つだ。  第1に「材料出尽くし、噂で買って事実で売る」の典型例で、選挙結果という事実で売りという投資家がほとんどだ。  第2に、3日の大幅高で、「上がりすぎ」が「とことん上がりすぎ」となり、上がった分、勢いをつけて下がるリスクが高まった。  第3に、株式市場以外は、日本市場は悲観一色だ。為替は当局の介入におびえ、いったん「レートチェック」などで円高方向に振れたが、高市早苗首相自ら「円安誘導」とももとれる発言をして、再び円安に傾けさせた。  また、債券市場は、昨年12月、今年1月と大幅な価格下落(金利上昇)を繰り返したのち、直近では小康状態となっているが、悲観状況はまったく変わっていないし、好転する材料はどこにも見当たらない。  ということは、債券は下方リスクシナリオが濃厚で、為替が円安に振れれば、「株、債券、為替のトリプル安」を仕掛けるには絶好で、株も大きく下に振らされるだろう。一方、円高になるとすると、異常な円安が続いていたので、円高方向に動く幅は大きなものとなろう。大きく円高となれば、機械的に円建ての株価は大きく下落することになる(海外投資家はドルベースで株価を考えるため)。  次に、為替だが、これは難しい。円安シナリオも円高シナリオもどっちもある。一般的には円安シナリオだが、水準としては極端に円安になりすぎているので、何らかのきっかけで円高方向に動けば大きく円高に行くという可能性がある。それにおびえて、あまり円安に仕掛けにくいというのもあるかもしれない。  ただ、日本銀行の利上げの動きは緩慢だし、日本の貿易収支が今後大きく変化するわけではないし、円高材料としては、日本当局による為替介入か、アメリカの中央銀行であるFEDが現在予想されている以上に大幅に利下げを行うか、どちらかの可能性しかない。  前者は一時的なものであるし、使う前は、「いつ介入があるか」という警戒感から円安進行抑止にはなるし、1月に見られたように、「当...

小川氏が旧立憲党の「葬儀委員長」になったかのように見えたのは私だけだろうか。

<中道改革連合の代表選は13日、東京・永田町の党本部で投開票され、立憲民主党出身の小川淳也氏(54)=香川1区=が、同党出身の階(しな)猛氏(59)=岩手1区=を破って新代表に選出された。衆院選惨敗からの党再建が急務となる。任期は2027年3月まで。 ◎高市政権に「伝家の宝刀」すら抜けない…多弱野党、始まる暗中模索 ◎中道代表選は分断回避を最優先 推薦人ゼロ、公明側から立候補せず  代表選は、党所属国会議員49人(立憲出身21人、公明党出身28人)が投票。小川氏が27票、階氏が22票を獲得した。  小川氏は代表に選出された後、議員らを前に「国民生活の安定と将来への見通しをしっかりと提起し、今の安心、将来への希望を提供することが最大の目標だ」とあいさつした。  小川氏は代表選に先立ち、記者団の取材に応じた。憲法改正についての考えを問われ、「とにかく憲法に手をつけたいという観念的な改憲論にはくみしない」としたうえで、「憲法改正の必要性があれば、拒むものではない。自衛隊の明記はあり得ることだと思っているが、戦後80年、冷静に議論のテーブルにのりにくかったテーマだ」とも語った。  代表選は、衆院選での惨敗を受けた野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表の辞任に伴って実施された。新代表には、18日召集の特別国会で、高市早苗政権と対峙(たいじ)する野党第1党としての存在感を示せるのかが問われる。立憲と公明の融和、両党に残ったままの参院議員や地方組織の中道への合流、27年春の統一地方選挙への対応など課題は山積している>(以上「朝日新聞」より引用) 「 中道の新代表に小川淳也氏 憲法改正問われ「自衛隊の明記あり得る」 」との見出しに「党再建は道遠し」だと思わざるを得ない。そもそも中道改革連合という党名や公明党との連合など、民主的な手続きで進められたのだろうか。  いや、民主的といえば公明党そのものが民主的な党だろうか。一度でも公明党に所属する国会議員や地方議員による代表選を実施したことがあるだろうか。年に一度でも全議員総会を開催して、党の方針や政策決定したことがあるだろうか。  民主的でない政党が、いかなる手続きを経て政策を決定して来たのだろうか。そして民主的な手続きを尊重して来た立憲党が、なぜ突如として宗教団体を支持母体とする公明党と連合を組むことになったのか、国民にとっては青天の霹靂でしか...