イラン情勢は「大変だ、大変だ」と大騒ぎしないで、じっくりと待てば良い。
<イランのアラグチ外相は17日、レバノンでの停戦合意を受けてホルムズ海峡を開放すると述べた。一方、トランプ米大統領は、イラン戦争終結に向けた合意は「間もなく」実現すると信じていると述べたが、時期は依然として不透明だ。 アラグチ氏はXに、イスラエルとレバノンの10日間の停戦期間中、ホルムズ海峡は全ての商船に開放されると投稿した。 これに関連して イラン高官はロイターに対し、航行はイランが航行上安全と判断した指定航路を経由し、軍艦は除外されると述べた。 ただ、米・イラン双方の声明は、船舶の航行がどれだけ早く再開されるかについて不透明感を残した。トランプ氏は、イランの港に向かう船舶に対する米国の封鎖は、「イランとの取引が100%完了するまで」維持されると述べた。 これに対し、イランは強く反発。イラン外務省のバガエイ報道官は、海上封鎖が続けば「必要な相互措置」を取ると警告した。 船舶追跡データによると、コンテナ船、ばら積み貨物船、タンカーを含む約20隻の船団がペルシャ湾からホルムズ海峡に向かって移動していた。これらの船舶が停止させられるのか、通過を許されるのかは不明だった。 <原油価格が急落、株価は急騰> 米WTI先物 、北海ブレント先物は、アラグチ氏の投稿を受けて11%超安と、それまでの下落幅を拡大した。一方、すでに過去最高値付近で取引されていた世界中の株式市場は、このニュースを受けてさらに上昇した。 ただ、大手海運会社はより慎重な対応を取っている。ホルムズ海峡を通過する船舶の数が、戦争開始前の1日約130隻という通常の水準に戻るには、さらに時間がかかる可能性があると示唆した。 ドイツの海運会社ハパックロイド(HLAG.DE), opens new tabは、発表内容を検証する間は同海峡の通過を控えると述べた。ノルウェー船主協会は、機雷の存在の可能性など、いくつかの要因を明確にする必要があるとした。 ロイターが入手した米海軍の勧告によると、海峡の一部に敷設された機雷による脅威は完全には解明されておらず、船舶は当該海域を避けることを検討すべきだとしている。 こうした中、英仏は17日、ホルムズ海峡の船舶の安全な航行を巡る会議をパリで開いた。英国によると、十数カ国がホルムズ海峡での船舶保護に向けた国際任務に参加する意思を示した。ただ、現時点ではこ...