米国でもクマ被害は報告されている、野生の熊は縫い包みではない。

<ペンシルベニア州マークリーズバーグで、11歳の少年がクマに追われ、ディスカウントショップの中に逃げ込むという衝撃的な出来事が起きました。複数の防犯カメラ映像に残されたこの一部始終は、地域で大きな話題となっています。

  父親と買い物に来ていた少年は、外に出たときに黒いクマが自分をじっと見つめているのに気付きました。彼は当時の心境を「クマに食べられてしまうと思った」とCBS News Pittsburghに語っています。 最初はクマが方向を変えると思ったものの、突然自分の方へ走り出してきたため、叫びながら店内へ逃走。
「クマはすぐ後ろ30〜40センチの距離にいた」と振り返ります。店内にはレジ係の女性だけがいて、2人はカウンターの上に飛び乗りました。
 WGALによると、クマが店の奥へ向かった瞬間、2人は外へ走り、車に避難することができました。 防犯カメラの映像には、再び店の前方へ戻ってきたクマが、彼らが先ほどまでいたカウンターを飛び越える姿が捉えられていました。クマは約10分間店内を歩き回った後、出口を見つけて外へ出ていったようです。 
 少年は「本当にクレイジーな経験だった」と語り、学校で話した際は友人たちも信じられない様子だったといいます。 
 CBS Newsによると、ペンシルベニア州野生生物委員会は、この時期のクマは積極的に食べ物を探すため、人との予期せぬ遭遇が増えると説明しています。 少年は地元で“クマから逃げ切った少年”として知られる存在となりました。「こんなの100万分の1の経験だ」と本人は話しています>(以上「HUFFPOST」より引用)




クマが11歳の少年を追って店に突入「食べられてしまうかと思った」と恐怖を語る(アメリカ)」との見出しを見ると、アーバンベアに手を焼いているのは日本だけではないようだ。
 もちろん野生の熊は縫い包みではない。可愛いのは小さな縫い包みだけであって、野生の熊は数センチもの鋭い爪と長い牙で人に襲い掛かる猛獣だ。その危険性は普通の肉食獣と何ら変わらない。

 ただ米国の2025年度のクマによる死亡者数は過去最多を更新中だが10月22日時点で9人と日本の13人より少ない。ただ米国は野生動物保護活動が進んでいて、2024年10月ワイオミング州ジャクソン郊外で、人気のあったメスのグリズリーが車にはねられて死亡したのがニュースになった。このクマは「399」と呼ばれ、長年にわたり野生生物保護の象徴的な存在だった。
 しかし歴史的に見れば数十万頭もいたバッファローを狩猟スポーツとして銃殺して、数十頭まで減少させた過去がある。その後の保護活動が実って現在では数万頭まで復活したようだ。おそらくクマも例外ではなかったはずだ。バッファロー狩りが盛んだった当時はバッファロー狩り専用の強力な猟銃まで製造販売されていた。

 日本には「過ぎたるは及ばざるが如し」という諺がある。野生動物保護も過剰になると、人が襲われるようになる。米国の熊関係の報道を見ると被害の状況:の66%が住宅街などの「人里」で発生しており、特に秋に被害が集中している。日本の状態と全く同じだ。
 やはり人里で人の食料の味を知ったクマが人里近くに棲みついて、アーバンベアになったと考えるしかない。そうしたクマは人里を餌場と認識して、決して山奥へ帰らない。なぜなら餌を探す苦労がないからだ。人里に出れば餌はそこら中にあるし、競合相手のクマもいない。

 やはり一度人里に出たクマは殺処分するしかない。人里を餌場とするアーバンベアは最終的に人を襲う可能性は極めて高いからだ。いかに野生動物保護活動が大切だとしても、人命に勝る活動意義はない。地球上で生息する大型動物で80億を超えた人こそが野生動物にとって天敵なのだろうが、それでも人命が最優先だ。
 世界中の野生動物に関して、国際的なフォームらを創設して、地球規模で人と野生動物の共生に関して真剣に論議すべき時期に達しているのではないだろうか。

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