テレビとSNSで場外乱闘する維新の元会長と現職国会議員。
＜橋下徹氏、維新の会・足立議員に激怒「早く国会から消えてくれ」 議員は謝罪
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が２６日、ツイッターを更新し、自身が出演するインターネットテレビ番組を「つまらん」とツイートした日本維新の会の衆議院議員・足立康史議員を「早く国会から消えてくれ」など痛烈に批判した。
足立議員は、橋下弁護士がツイッターに投稿した来年元旦に放送されるＡｂｅｍａＴＶの「橋下徹のニッポン改造論」の告知ツイートについて「つまらん」とつぶやいたが、これにかみついたのが橋下弁護士本人だった。
「維新の国会議員は観ないでよろしい。理解できんやろうし、日本には不必要。早く消えろ」とバッサリ。これで怒りは収まらず「ただし大阪維新の会地方議員出身の国会議員は除く。足立は民間人の仕事を評価する前に、テメエの下らない国会活動を反省しろ。税金の無駄遣い」「さらに訂正。日本にとって不必要なのは足立だけ。維新の国会議員を一括りにしたのは間違い」「足立の国会活動ほど独りよがりでつまらんものはない。早く国会から消えてくれ」と辛辣ツイートを連発した。
これに対し、足立議員は「つまらん」とつぶやいた３時間後に「プレゼンターが」と付け加えた。どうやら同番組に出演する自民党、民進党、希望の党の議員に対して「つまらん」としたようだ。
更に、橋下弁護士の怒りツイートを添付し「教育をテーマとする番組に維新議員が呼ばれないことに異議申し立てをしましたが、確かにネット番組に政治的公平さを求めるのは間違いでした。謝罪して撤回します」と謝罪。
そして「あと、言葉足らずでしたが、橋下さんの冠番組に維新の議員が呼ばれない背景には、先の都議選での維新側のルール違反があるとの指摘があります」「そうした背景を失念して、番組のキャスティングに文句を言ったのは、明らかに私のミスだし、橋下さんの怒りも当然。改めて失礼をいたしました。ごめんなさい」と詫びていた。
橋下氏はこれまでにもツイッター上で、当時日本維新の会に所属していた丸山穂高議員に対し「物の言い方がある」「ボケ」などと激怒。丸山議員はその後、維新の会を離党している＞(以上「デイリースポーツ」より引用)
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が２６日、ツイッターを更新し、自身が出演するインターネットテレビ番組を「つまらん」とツイートした日本維新の会の衆議院議員・足立康史議員を「早く国会から消えてくれ」など痛烈に批判した。
足立議員は、橋下弁護士がツイッターに投稿した来年元旦に放送されるＡｂｅｍａＴＶの「橋下徹のニッポン改造論」の告知ツイートについて「つまらん」とつぶやいたが、これにかみついたのが橋下弁護士本人だった。
「維新の国会議員は観ないでよろしい。理解できんやろうし、日本には不必要。早く消えろ」とバッサリ。これで怒りは収まらず「ただし大阪維新の会地方議員出身の国会議員は除く。足立は民間人の仕事を評価する前に、テメエの下らない国会活動を反省しろ。税金の無駄遣い」「さらに訂正。日本にとって不必要なのは足立だけ。維新の国会議員を一括りにしたのは間違い」「足立の国会活動ほど独りよがりでつまらんものはない。早く国会から消えてくれ」と辛辣ツイートを連発した。
これに対し、足立議員は「つまらん」とつぶやいた３時間後に「プレゼンターが」と付け加えた。どうやら同番組に出演する自民党、民進党、希望の党の議員に対して「つまらん」としたようだ。
更に、橋下弁護士の怒りツイートを添付し「教育をテーマとする番組に維新議員が呼ばれないことに異議申し立てをしましたが、確かにネット番組に政治的公平さを求めるのは間違いでした。謝罪して撤回します」と謝罪。
そして「あと、言葉足らずでしたが、橋下さんの冠番組に維新の議員が呼ばれない背景には、先の都議選での維新側のルール違反があるとの指摘があります」「そうした背景を失念して、番組のキャスティングに文句を言ったのは、明らかに私のミスだし、橋下さんの怒りも当然。改めて失礼をいたしました。ごめんなさい」と詫びていた。
橋下氏はこれまでにもツイッター上で、当時日本維新の会に所属していた丸山穂高議員に対し「物の言い方がある」「ボケ」などと激怒。丸山議員はその後、維新の会を離党している＞(以上「デイリースポーツ」より引用)
維新の会を私は全く評価しない。なぜなら維新の会は元々「大阪都構想」という地域限定の政治課題を掲げて登場した政党で、その後も「大阪万博」や「大阪IR」といった地域限定の課題を掲げているからだ。
地域限定の問題に取り組むのなら、国会進出する必要などない。地域で「政治ゴッコ」をしていれば良いだけだが、大参府民人気を背景に、国会進出を果たし、彼らの漫才並みの面白い言動に衆目が集中してさらに議席拡大を目指している、という悪乗りぶりだ。
実際に歯切れ良く政治を推進しているのか、というとそうでもない。大阪万博は夢洲の開発に公金を投入する「名目」でしかなく、その跡地にIRを誘致する費用を安くしようという目論見だ。彼らは政治利用にかけては名人というべきで、さすがは算盤勘定に長けた大阪人らしい。
彼らが自公政権の補完勢力であることは誰の目にも明らかで、日本の政治を根本から変えなければならない動きに対して邪魔でしかない。日本政治の根本命題とは「構造改革」と「所得倍増」だ。「構造改革」は改革をしろというのではなく、「構造改革」と称するグローバリズムによって破壊された日本を復旧することだ。日本のマスメディアは所詮は大資本家の走狗でしかなく、「構造改革」が大資本の要請であれば、その結果として国民が貧困化し格差拡大しようと「構造改革」こそが正義だと報じる。だから正規が全て非正規になった方が良い、という暴論まで登場するのだ。それでは労働賃金が上昇することなどないではないか。
しかも維新の国会議員の幼稚ぶりには驚く。言動そのものも酷いが、彼らの政治理念のなさも呆れ返る。政治は国家と国民のためにあるが、彼らにとって政治は「政治ゴッコ」のためにあるかのようだ。
バッジを付けた者が発言すれば「政治」だと勘違いしている。だからテレビ発言に対してツイッターなどで「つまらん」と返してみたり、それに対して「国会から消えてくれ」と返すなど、論理に基づく議論にすらなっていない。悪口雑言、罵詈雑言をやり取りして観衆に訴えたいのなら、何処かの演芸場でやれば良い。
しかし維新が人気だというのも解せない。国民・有権者はテレビなどで下劣な漫才を見過ぎたのか、漫才師が相手をドツいて笑うのに慣れたのか、バッジを付けた者がドツき漫才を演じても、演芸場と国会を勘違いして拍手喝采をしているのだろうか。そうだとするなら、国民の劣化こそが問題だ。
「政治のレベルは決して国民のレベルを超えない」という箴言がある。だが罵詈雑言を発するコメンテータをいつまでも登場させるテレビも困ったものだ。国民を劣化させている元凶は劣化するテレビかも知れない。そういえばテレビは食レポと各地観光案内の真っ盛りだ。その二つを除けば何を放送しているのか、テレビの存在意義を問われかねない。