弱肉強食の本来の意味を知ろう。
<米イラン両政府高官は12日、戦闘終結に向けた覚書を「数日以内」に締結する可能性があるとそれぞれ表明した。米側によると、イランが事実上封鎖するエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の開放や米軍によるイランの港湾封鎖解除を含む内容。イランのアラグチ外相は国営テレビの番組で、覚書は現時点で14項目あり「双方が遠隔で署名し、発表する」と述べた。両国の交渉は大詰めを迎えている。 一方、アラグチ氏は覚書で「勝利を揺るぎないものにする」とし、船舶がホルムズ海峡を通航する際に課金するのは当然だと強調した。トランプ政権は通航料などの徴収に強く反対しており、なお不透明感が漂う。 米政府高官は、覚書が「イランの核開発計画の解体につながる」と記者団に語った。締結後、60日間で核に関する技術的な協議を見込んでいる。イラン国内の濃縮ウランを現地で処理した後、国外搬出することを提示したという。イランが期限を設けず、核兵器の開発や取得を一切行わないと約束したと話した。>(以上「共同通信」より引用) 「 覚書に「ホルムズ海峡の開放」 米イラン表明「近日署名」 」の見出しがあるが、記事を一読して「まだまだ紆余曲折はある」との感を抱く。なぜならアラグチ外相が「船舶がホルムズ海峡を通航する際に課金するのは当然だと強調した」とあるからだ。 一国の外相を務める者の国際感覚がこの程度では停戦協議は難航するだろうと思わざるを得ない。だがアラグチ氏が「勝利を揺るぎないものにする」と覚書に記したのには違和感がある。なぜならイランが「勝利」することなどあり得ないからだ。 おそらくアラグチ氏はイラン革命防衛隊の「強硬派」による暗殺を回避するために腐心しているのではないか。アラグチ氏の敵は米国ではなく、イラン国民に対米戦争を強いるイラン革命防衛隊の「強硬派」ではないだろうか。 停戦協議を行う場所がパキスタンからジュネーブに移ったのも、パキスタンはイスラム教の国でイラン革命防衛隊と近しい関係にあるからではないか。米国代表団もパキスタンよりもジュネーブの方が安心ではないか。 「弱肉強食」という言葉は「弱い者の肉は強い者の食べ物になる」という自然界の掟を人間社会に擬えて「実力のある者が勝って栄え、実力のない者は滅びて犠牲になる」と解釈している。「弱人強食」は中国・唐代の文人である韓愈が著した『送浮屠文暢師序』の文中で「弱...