石破総裁とは、国民にとっても日本にとっても最悪だ。

＜29歳 当時 全国最年少で初当選
　鳥取県知事や自治大臣を務めた石破二朗氏の長男として生まれました。
　慶応大学を卒業後、銀行に勤めていましたが、田中角栄・元総理大臣の勧めで政治の世界に入りました。
　田中派の事務局職員を経て1986年の衆議院選挙に立候補し、当時、全国最年少となる29歳で初当選します。そして、リクルート事件をきっかけに党内の若手議員が結成した研究会に参加し、小選挙区制の導入など政治改革を訴えました。
　1993年には、政治改革法案の取り扱いをめぐって、野党が提出した宮沢内閣に対する不信任決議案に賛成して自民党を離党。新生党、新進党を経て、1997年に自民党に復党しました。2002年に小泉内閣で防衛庁長官として初入閣し、防衛大臣、農林水産大臣を歴任しました。

2012年の総裁選挙で安倍氏に敗れる
　自民党が野党だった2012年の総裁選挙では最も多くの党員票を獲得しましたが、決選投票で安倍元総理大臣に敗れました。
　第2次安倍政権発足後は、党の幹事長や地方創生担当大臣として政権を支えましたが、退任したあとは、安倍氏と距離を置きます。4回目の挑戦となった2020年の総裁選挙では菅前総理大臣に敗れ、前回・3年前の総裁選挙には立候補せず河野デジタル大臣を支援しました。
　2015年に立ち上げた派閥は、所属議員の減少などを受けて3年前に事実上解散し、その後は近い議員と政策勉強会を重ね、全国各地を回って講演するなど活動を続けてきました。そして、今回の総裁選挙では先月24日に地元・鳥取の神社で立候補を表明し、選挙戦では、災害時の対応に一元的にあたる「防災省」の創設や地方の活性化を実現すると訴え、岸田総理大臣の経済政策を引き継ぐ考えも示していました。

「防衛オタク」「鉄道オタク」料理好きとしても知られる 
　安全保障政策に精通していることで知られ、戦闘機や軍艦のプラモデル作りを趣味としていることもあって「防衛オタク」とも呼ばれています。また、東京と地元・鳥取の間をあえて鉄道で移動するなど、「鉄道オタク」であることも公言しています。かつての人気アイドルグループ「キャンディーズ」のファンで、ラジオ番組に出演した際、彼女らの解散宣言に触れ「キャンディーズに及びもつかないが普通のおじさんに戻りたい」と述べて話題になりました。
　夏目漱石や森鴎外といった文学から漫画まで幅広い分野の本を読む読書家で、議員会館の事務所には本棚に収めきれない専門書などが机や棚に平積みされています。料理好きとしても知られ、得意料理のカレーライスをふるまうこともあります。ラーメンの文化振興を目指す議員連盟の会長も務め、各地で食べ歩いてみずから“振興”を図っているということです＞(以上「NHK」より引用)

「自民新総裁 石破茂氏ってどんな人　 鉄道やラーメン好きの一面も」とNHKらしくどうでも良い情報を網羅している。自民党総裁は自動的に日本の総理大臣になるのだから、石破氏の政策の要点などを掻い摘んで説明すべきではないか。

　石破氏の政策を一言で表すなら、財政規律派の「ザイム真理教徒」だ。だから当然ながら「増税派」で「緊縮財政」。これで景気が上向き経済成長することなどあり得ない。

　しかも対中政策はハニートラップに掛かったのではないかと思えるほど媚中派で、日本の利益よりも中国の利益を重要視する政治家だ。こうして見ると「どうしょうもない」自民党を代表するような政治家だ。「積極財政派」の高市氏を負かしたわけだから、日本国民のことよりも財務省を大切に考える自民党議員の支持を得て総裁になったのだから当然と云えば当然だ。

　だが、これで早期解散はなくなった。日本国民の脳裏から「パー券キックバック」神家の記憶が薄れるのを待って解散する方が良い。日本国民は鶏のような記憶能しか持っていないから、時間が過ぎれば怒りなどスッキリと忘れてしまうのが常だ。だから早期解散ではなく、来年夏の衆参同時選挙まで解散は封印するだろう。それにより政権交替も無くなった、と云うべきだろう。

　国会論戦は似た者同士で馴れ合いに終わり、活発な政策論争など望むべくもないだろう。野田氏も石破氏と同じく「ザイム真理教」徒だ。「財政規律」と「増税」の財務官僚からレクチャーされた金看板は全く同じだ。

　しかも両者ともハニトラに掛かったかのように媚中派とう対中姿勢も酷似している。だから対中デカップリングも選挙の争点にはならない。中共政府にとっては好都合だが、日本の国家と国民にとっては最悪の与野党が出現したことになる。

　来年の衆参同時選挙でも、政権交代はあり得ない。国民にとって選択肢なき与野党選挙だから、政権交代はない。まつたく与野党国会議員とも最悪の選択をしたものだ。与野党の代表、総裁選により「失われた30年」が続くことが確定した。財務省が繁栄して、日本国家は衰退し国民は貧困化する、という「失われた30年」政治が続く永田町を私たちは呆然として眺め続けるしかない。