晩節を汚す森喜朗氏。
＜安倍元首相の死去から10カ月。いまだ後継会長が決まらない自民党最大派閥「安倍派」が16日、都内ホテルで政治資金パーティーを開催した。
約3000人もの来客が詰めかけた会場で注目されたのは、①誰が壇上で挨拶するのか②元派閥会長で今も“裏ボス”的存在の森元首相からどんな発言が飛び出すか──の2点だった。
「森さんが4月中旬、地方紙で『（パーティーで）誰が挨拶するんですか。派閥の代表を決める一つのめどじゃないですか』と発言。その後、代表挨拶は会長代理の塩谷元文科相に決まったものの、森さんの意向で、萩生田政調会長や西村経産相が派手なスピーチをやるのではないか、と永田町で注目を集めました。萩生田、西村両氏は森さんの“お気に入り”です。しかし、派閥役員ではなく、本来なら挨拶に立つ“有資格者”ではありません」（政界関係者）
森元首相は、萩生田氏と西村氏のほか、松野官房長官、世耕参院幹事長、高木国対委員長を「安倍派5人衆」と持ち上げている。誰かがド派手な挨拶をするのではないかという見方もあったが、結局、塩谷氏の挨拶後は淡々と会は進行。結局、5人衆のうち壇上に立ったのは、派内の参院議員グループ会長として挨拶した世耕氏のみ。
■干渉不発に安堵の声
細田衆院議長、公明党の山口代表の挨拶が続き、岸田首相の挨拶が終わると、まさかのハプニングが発生。森元首相が挨拶もせず、周囲に支えられながらトボトボと途中退席したのだ。安倍派関係者は「体調不良で退席した」と説明したが、本当の理由は別にあるようだ。
「森さんに挨拶させると、会長人事に干渉するような発言をすることが確実視されていた。だから、派閥幹部らはギリギリまで森さんの挨拶が目立たないような段取りを練りに練っていた。『閉会挨拶の直前に手短に発言してもらう』という想定だったそうです。ところが、そんな“森外し”の動きを森さんは察知し、完全にヘソを曲げてしまった。それで途中で帰ったようなのです。本当は世耕さんの他、派内の衆院議員代表として萩生田さんにも挨拶させたかったといいます」（官邸事情通）
安倍派議員は「森さんに余計なことを言われなくてよかった」と胸をなでおろした。裏ボス気取りも、完全な厄介者扱い。森元首相はもう隠居した方がいいのではないか。＞(以上「日刊ゲンダイ」より引用)
約3000人もの来客が詰めかけた会場で注目されたのは、①誰が壇上で挨拶するのか②元派閥会長で今も“裏ボス”的存在の森元首相からどんな発言が飛び出すか──の2点だった。
「森さんが4月中旬、地方紙で『（パーティーで）誰が挨拶するんですか。派閥の代表を決める一つのめどじゃないですか』と発言。その後、代表挨拶は会長代理の塩谷元文科相に決まったものの、森さんの意向で、萩生田政調会長や西村経産相が派手なスピーチをやるのではないか、と永田町で注目を集めました。萩生田、西村両氏は森さんの“お気に入り”です。しかし、派閥役員ではなく、本来なら挨拶に立つ“有資格者”ではありません」（政界関係者）
森元首相は、萩生田氏と西村氏のほか、松野官房長官、世耕参院幹事長、高木国対委員長を「安倍派5人衆」と持ち上げている。誰かがド派手な挨拶をするのではないかという見方もあったが、結局、塩谷氏の挨拶後は淡々と会は進行。結局、5人衆のうち壇上に立ったのは、派内の参院議員グループ会長として挨拶した世耕氏のみ。
■干渉不発に安堵の声
細田衆院議長、公明党の山口代表の挨拶が続き、岸田首相の挨拶が終わると、まさかのハプニングが発生。森元首相が挨拶もせず、周囲に支えられながらトボトボと途中退席したのだ。安倍派関係者は「体調不良で退席した」と説明したが、本当の理由は別にあるようだ。
「森さんに挨拶させると、会長人事に干渉するような発言をすることが確実視されていた。だから、派閥幹部らはギリギリまで森さんの挨拶が目立たないような段取りを練りに練っていた。『閉会挨拶の直前に手短に発言してもらう』という想定だったそうです。ところが、そんな“森外し”の動きを森さんは察知し、完全にヘソを曲げてしまった。それで途中で帰ったようなのです。本当は世耕さんの他、派内の衆院議員代表として萩生田さんにも挨拶させたかったといいます」（官邸事情通）
安倍派議員は「森さんに余計なことを言われなくてよかった」と胸をなでおろした。裏ボス気取りも、完全な厄介者扱い。森元首相はもう隠居した方がいいのではないか。＞(以上「日刊ゲンダイ」より引用)
森喜朗氏は衆議院で当選14回を数えたが、 2012年11月16日をもって現役から退いている。政治を行うのは選挙の洗礼を受けバッジを付けた国会議員だ。派閥の総会に元会長として出席するのは良いが、派閥の行く末に影響を与えるような言動は慎むべきだろう。
ましてや森氏には東京オリンピック関係で、数度にわたって東京地検で事情聴取されている。身を慎んで蟄居しておくべき立場ではないだろうか。
官僚OBや政治家OBが政府関係の役職を勤めて、いつまでも報酬を得ている例があるが、浅まし過ぎる。なぜキッパリと現役と距離を置かないのだろうか。有能な人材を生かすため、という言い訳が聞こえてくるが、その組織に新卒で入ったタタキアゲの人たちがやる気をなくす弊害の方が大きくないだろうか。
かつて私が東京でサラリーマンをしていた頃、同じオフィスビルに某公団の看板があった。そこには黒塗りの車に乗って時々出社する高齢者がいるが、普段はひっそりとして何をしているのか分からない不思議な公団だった。国家予算を調べてみると、その某公団は現在も存在してかなりの予算を消費している。
安倍氏は戦後政治を解釈改憲で捻じ曲げた張本人だ。その派閥が気勢を上げるとどうなるか、森氏は理解してないようだ。「敵基地攻撃能力」だの「トマホークの爆買い」だのは安倍自公政権時に決められた。
日本の政界はカルト教団に汚染されている。そうした主戦論者の集団・安倍派は、また統一教会と協力関係にある国会議員の巣窟だ。統一教会の下部組織・勝共連合というわけの分からない名称を付した団体に参加している国会議員も多いはずだ。
創価学会もフランスではカルト認定されている。日本の地方自治体に宗教法人の認可権を付与している現行法は改正して、国家が宗教法人の洗い直しをすべきではないか。いかなる教義を持ち、いかなる宗教活動をしているのか。そして信者に対していかなる資産の拠出を強要しているかを徹底的に調査すべきではないか。
台湾有事は習近平氏が一人で唱えている妄想だ。それも外敵を創出して独裁者としての地位を固めるために利用しただけだ。本気で台湾を占領・支配しようとは考えていない。なぜならそうした場合のリスクの方が遥かに大きいからだ。中国に投資している外国に占める割合の実に40%以上は台湾だという事実を忘れてはならない。台湾人は中共の中に深く入り込んでいる。彼らのしたたかさを侮ってはならない。
日本有事というステレヲタイプの宣伝に騙されてはならない。マラッカ海峡などが封鎖される日本有事は、つまり中国有事であって、有事になれば中国社会の方が持たない。なぜなら日本の海上航路は安全な海域を迂回することが出来るが、中国は沿岸が戦場となっているため迂回することすらできない。そうした自明な事すらマスメディアは報道しようとしないではないか。
G7が始まったが、相変わらずしかめっ面を寄せ集めてウクライナ問題を中心課題として話し合うのだろうか。プーチンの戦争が一日も早く終わることが望まれるが、中途半端な停戦なら、新たな戦争の火種を残すだけだ。徹底的にプーチンを処断する態勢になるまで、ウクライナを先進自由主義諸国は支援すべきだ。そうすることによって、世界中の独裁者たちを震撼とさせる必要がある。森氏は安倍派派閥に出席して、これくらいの世界観を語るつもりだったのだろうか。