「弥生人そっくりさん、グランプリ」とは悪い冗談だ。

＜鳥取市 青谷あおや 町の国史跡・青谷 上寺地かみじち 遺跡で見つかった弥生時代の人骨やＤＮＡを基に復元した「青谷弥生人」に最も似ている人を決めるコンテストが２８日、同市であり、大阪府柏原市の会社員吉田昌弘さん（３５）がグランプリに決まった。

　鳥取県が昨秋に復元胸像を公開したところ、「現代にもいそう」とＳＮＳで話題になったため、県が「そっくりさん」を公募し、全国から２１５人が名乗りを上げた。
　この日は、人工知能（ＡＩ）アプリによる「そっくり度」の判定で９２・２％以上となった１０人が、弥生時代の服を模した衣装でステージに立ち、歌や踊りで弥生人らしさをアピール。
　髪とひげを伸ばし、６キロ減量して「役作り」したという吉田さんは「娘に『隣を歩かないで』と言われた」と笑いを誘い、会場とオンラインの投票で１位に選ばれた。賞品は特産の岩ガキ５キロという。
　吉田さんは「（出場者は）親戚よりも自分に似ている人ばかりで、面白かった」と喜びを語った。県は今後、吉田さんに同遺跡のＰＲ役を担ってもらうという＞(以上「読売新聞」より引用)

　「弥生人そっくりさん、グランプリ」とは悪い冗談だ。記事によると「鳥取市 青谷あおや 町の国史跡・青谷 上寺地かみじち 遺跡で見つかった弥生時代の人骨やＤＮＡを基に復元した「青谷弥生人」に最も似ている人を決めるコンテストが」あったという。

　しかし現代人であれ、人それぞれに丸い顔や四角い顔など、様々な顔をした人がいる。「青谷 上寺地かみじち 遺跡」から出土した人骨が弥生人を代表しているわけではないだろう。

　縄文人が四角張った顔で、弥生人が細面だ、というのはNHKが番組で捏造した人骨写真に基づくプロパガンダだ。後にNHKが縄文人の顔として放映した人骨X戦写真と弥生人の人骨として放映した人骨X線写真は同一人骨のx線写真だったと判明している。

　同じ人骨X線写真を繰り返しコピーしているうちにそうした違いが出たのだという。しかしNHKはそれを正式に謝罪し訂正していない。ただその番組で広く視聴者に刷り込まれた縄文人と弥生人の特徴だけが独り歩きしている。

　彼らにとって、縄文人と弥生人は異なる民族でなければならない。なぜなら縄文人は大陸から半島を通して渡来した弥生人に滅ぼされ、大陸系の弥生人が日本人の祖先でなければならないからだ。

　つまり日本人を大陸を追われて渡来した人々の末裔にしたい人たちがいる。大陸を支配している人たちよりも劣る日本人、という構図に日本国民を貶めたい人たちが捏造したストーリーによって古代日本史を捏造した人たちがいる。

　同様に、北海道にアイヌの古代遺跡は皆無だが、アイヌを北海道の先住民族にしたい人たちがウポポイを創造してしまった。愚かな国会議員が集団催眠にでもかかったかのようにアイヌを日本の先住民にしてしまった。

　しかし考古学でアイヌは鎌倉時代末期にカムチャッカや樺太から移住して来た人たちだと判明している。彼らの多くは中央アジアに勃興した「元」に故郷を追われて北海道へ逃げて来た人たちだ。決して古代から日本に「先住」していた人たちではない。

　縄文人と弥生人との間に明確な相違のないことは判明している。ただ大和朝廷成立前後から日本国中が戦乱に陥り、芸術性あふれる土偶や火炎土器などの意匠を凝らす暇がなくなり、簡素な弥生式土器しか作らなくなっただけだ。

　縄文人が毛皮だけを纏っていた、とは真っ赤な嘘だ。彼らは「縄文」を付けるべく縄を綯い、布を織っていた。既に稲作文化を手に入れて灌漑用の水路などを作っていた。そうした縄文遺構が全国各地から出ているにも拘らず、歴史教科書が書き換えられていないのには「悪意」すら感じる。

　日本国憲法第14条に「すべての日本国民は法の下に平等で…」と記してある。なぜ法の下の平等に反する「アイヌ人差別法」を今更制定したのか、国会議員諸氏の不勉強さを嘆く。ウポポイという差別施設を日本国民の税金を使って建設したのか。

　「弥生人そっくりさん、グランプリ」とは悪い冗談だ。当時の半島に日本に渡来し支配するほどの文化はなかった。いや半島に伝来する前の中国東北地域にすらそれほどの文化圏はなかった。東北部の寒冷の地に稲作が伝わるのは弥生時代より遥かに後の時代だ。科学的な考古学の進歩により、古代史にメスが入れられ、不可解な捏造が次々と解明されている。NHKは日本国民に縄文人と弥生人というコピー写真の真実を改めて放送して捏造したことを詫びるべきだ。