歴史上、独裁者が戦争に勝利したことはない。

<ロシア軍が侵攻したウクライナの首都キエフで、国際NGO連合代表として紛争予防と平和構築活動に取り組むアンドレ・カメンシコフ氏(54)が25日、時事通信の電話取材に応じた。 
 住民は「大義のために命を捨てる覚悟」があるとし、武力による征服は不可能だと語った。主なやりとりは次の通り。  

―キエフの状況は。
  私は南郊に住んでおり、比較的静かだ。北西の方で戦闘が起きていると聞いたが、戦闘機が見えたり、爆撃音が聞こえたりということはない。(心配で)眠れないが、あまり出歩かず、家に居るようにしている。食料も数週間分備蓄してある。  

―これから何が起きるか。 
 希望的観測では、ウクライナ軍ができるだけ(戦線維持で)踏ん張れば、プーチン大統領の侵略戦争は計画通りに進まなくなる。私自身は何度も出国を助言されたが、個人的にここにいる決断をした。(そうすることで)人々に精神面での支援を提供したい。  

―プーチン氏は何がしたいのか。
  ロシア指導部は(侵攻で)重大な軍事的勝利を果たし、それを通じてより強力なロシアの「仲間」を作れると信じている。軍事目的を達成した後で(西側と)交渉し、ある程度の譲歩を示して制裁を緩めさせる。そのようにして状況を自分たちに好ましい形で固定化するのがロシアの狙いだ。  

―戦争の行方は。
  長期的に見れば、この戦争でロシアは負ける。軍事対立の行方を左右する主な要素は、経済・軍事力や人口ではなく、心理的なものだ。国民が自分たちの大義のために命を捨てる覚悟があるのなら、それは巨大な利点だ。ウクライナは軍事的には不利だが、人々は国を守るために抵抗している。ロシア軍が首都や軍事拠点を制圧したとしても、国を完全に征服することはできない。  

―国際社会ができることは。
  ロシアの人々は物価が急上昇するなど、既に痛みを感じており、制裁強化で打撃を与えられるのは確かだ。ただ制裁は長期的には効果があるが、短期的には効果を望めない。(制裁以外にできるのは)各国指導者が直接ロシア国民に向けて、「あなた方は敵ではない。犯罪的な戦争をしているのはあなたの政府だ」とメッセージを発すること。それにより人々の目が政権へと向き、プーチン氏に対する(国内的な)圧力となり得る>(以上「時事通信」より引用)



 「プーチン氏は確実に自らの「最後の時」に向かって秒針を刻んでいる」を投稿してからネット内を検索していると時事通信の記事が目に付いた。奇しくも国際NGO連合代表として紛争予防と平和構築活動に取り組むアンドレ・カメンシコフ氏(54)の談話が掲載されていた。これこそ「フリー・ウクライナ」を形成する一つの核だ。
 プーチン氏が仕掛けた戦争に勝利はない。ウクライナ人は決してロシアの戦車に屈しないだろう。たとえ戦力が非力だとしても、ウクライナ人の愛国心まで挫くことは出来ない。

 プーチン氏は他の独裁者がそうであるように、国軍の強大さを物理的破壊力で計算している。その最たるものが「核兵器で殲滅するぞ」と脅したプーチン氏の言葉だ。しかし核兵器を使えば相手は滅ぶかもしれないが、自分も一瞬のうちに蒸発することを覚悟しなければならない。CO2温暖化などといった荒唐無稽な絵空事もすべてフッ飛ぶ。地球上の生物が死滅し、世界が終わるのだ。
 日本には「人は石垣、人は城」と謳った武将がいた。まさに国民は国家の防塁であり城だ。国民に強い愛国心がある限り、侵略者は必ず敗退する。バカげた戦争など一刻も早く終わらせることだ。

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