テドロス氏の犯罪。
＜世界保健機関（ＷＨＯ）のテドロス事務局長は２３日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種（ブースター接種）を先送りし、人口の１─２％しかワクチンを接種していない国の接種率を引き上げることを優先すべきと訴えた。 ワクチン接種率が世界的に上昇しなければ、より強力な変異株が出現する可能性があると指摘。ワクチン接種が進んでいない国にブースター接種用のワクチンを寄付すべきと述べた。 また、ブースター接種の効果について疑問があるとした＞(以上「REUTERS」より引用)
WHOは人類に厄災しかもたらしていない。一昨年11月には中国で何らかの感染症が起きている、との情報がWHOにもたらされていたはずだ。その段階で直ちに世界各国へ感染症が蔓延する危険に備えよ、と発信すべきだった。
そして昨年一月にWHOが中国へ調査団を派遣した段階で現地武漢市の病院等を調査して、担当医師から感染症の実態を徴取すべきだった。しかしテドロス氏をはじめWHO調査団は北京から一歩も動かず、記者会見で中共政府のメモ通りに「人-人」感染はない、と大嘘の発表をした。
あの段階でWHOが「人-人」感染の可能性があるから世界各国は対中防疫体制を整えよ、と発信していたら現在のような世界的パンデミックは防げただろう。テドロス氏が単に無能なら、WHOの責任者に就任させた国連に責任があるが、テドロス氏に中共政府の強い影響力が働いていたとするなら、テドロス氏の責任は重大だ。
そうした経緯を踏まえた上で、引用記事を読むと「テドロス氏よ、あなたは正常か」と見識を疑わざるを得ない。世界各国が国民の健康と命を守るために動くのは当たり前ではないか。新型コロナウイルスワクチンの追加接種（ブースター接種）が有効だと証明されれば、世界諸国で新型コロナウイルスワクチンの追加接種（ブースター接種）を実施するのは当然だ。
それを3度目の接種を回避して、後進国へ「援助」して頂きたいとは何事だろうか。それよりWHOが世界のワクチン製造国に余剰ワクチンはないかと問い合わせるべきではないか。後進国へワクチンを回せとメッセージを発する段階ではないだろう。
自国で3回目のワクチン接種が可能な国は国民に3回目の接種を実施して、国民の健康と命を守るのが政府の役目だ。それならWHOは昨年一月の段階でいち早く武漢肺炎は「人-人」感染の可能性がある、と警鐘を発すべきだった。WHOはお飾りの「援助」ゴッコを演じる国連機関の一つではないはずだ。
このブログでWHOテドロス氏の記者発表を取り上げたのは、テドロス氏一人を批判するためではない。彼が科学者として非科学的な記者発表をした裏には中共政府の強い影響力があったからだ、という風聞が常に付きまとっているからだ。
国連そのものは「戦勝国の利害調整機関」でしかないが、それも中共政府を「常任理事国」に迎えたり、旧・ソ連の後釜にロシアを据えたことから「戦勝国の利害調整機関」というよりは、単なる「厚かましい連中」の顔合わせ機関に成り下がっている。その下部組織たる各種機関は「援助」や「厚かましい職員」が居座った利権構造団体に成り果てている。その典型的な例が「気候変動政府間パネル」だ。
中世の宗教裁判と全く何も変わらない「地球温暖化」というヒステリー症候群に世界各国政府まで感染して、CO2ゼロ削減などと出来もしないスローガンを叫びだしている。第一ヒトもCO2濃度0.04%の大気を吸って、CO2濃度4%の呼気を吐いているCO2排出源ではないか。産業界だけがCO2ゼロにせよなどと荒唐無稽な議論を、世界各国の大の大人たちがマジメに顔で話し合っているとは恐怖以外の何物でもない。
多くの気候変動学者は太陽活動の鎮静化から、地球は寒冷化へ向かうと予測している。だから食糧生産の増大へ準備せよ、と警告を発している。なぜなら寒冷化で最も打撃を受けるのが穀物生産だからだ。ワクチンを後進国へ回せ、と先進諸国に対する内政干渉まがいの「人道主義者」らしき発言する暇があったら、テドロス氏は後進国で井戸を掘削して清潔な飲料水を確保し、人々が生存するのに必要な最低限の食糧を後進国へ届ける様な「枠組み」を構築すべきではないか。
「地球温暖化」ゴッコでCO2排出権取引をする、などといったバカバカしい話を否定しない段階で「地球温暖化」ゴッコがイカサマだと誰にでも解るではないか。彼らの理屈では排出権取引を行ったCO2の排出は「地球温暖化」に無関係だとでもいうのだろうか。
それはかつて左翼の連中が米国の核は汚いが、中国の核はキレイといっていた滑稽さと何ら変わらない。テドロス氏はWHOの責任者として無能なのか、それとも中共政府の強い影響力下にあるだけなのか、明確にすべきだ。なぜなら武漢肺炎で世界にパンデミックを起こした共犯者だからだ。