<豪州最大都市シドニーの近郊にあるストラスフィールド市の議会は11日、旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像について、設置を認めないことを議決した。
慰安婦問題で反論を=自民提言-安倍首相「誤りは正す」
 ストラスフィールド市は人口4万人弱のうち中国系が2割、韓国系が1割を占め、影響力が強い。中韓の市民団体は連携し、豪州初となる慰安婦像を同市内の広場に建立後、シドニーなどにも設置する計画だった。今回拒否されたことで、国内での像設置は難しくなった。
 市議らは像が「地域社会の分断を招き不適切」「市の指針に合致しない」と判断。6人全員が同意した。住民の関心は高く、約300人が傍聴に詰めかけた>(以上「ロイター」より引用)

 韓国は政府であれ民間であれ、戦後の1972年に吉田某により捏造された「強制された慰安婦」を朝日新聞が1980年代に「従軍慰安婦」という造語を作って拡散した「事実」を無視して、「史実」として「従軍慰安婦」を世界に拡散するという日本への謂れなき攻撃を続けている。
 その象徴となるのが「従軍慰安婦像」だ。韓国内の日本大使館前に建立したのをはじめとして、韓国内はもとより、米国内やオーストラリア内にも建立して、謂れなき日本の国家と国民の名誉を棄損し続けている。いかなる史料に基づく根拠もない、歴史的には根も葉もないことを世界に広める行為はまさしく日本への攻撃に他ならず、一方的な非難を浴びつつそれでも韓国との友好が必要とは思えない。

 その韓国の日本に対するプロパガンダに中国も韓国の機嫌取りの馬鹿餓鬼のように悪乗りして、一緒になって騒いでいる。決して分別のある態度とはいえず、日本を貶める行為そのものを楽しんでいるかのようだ。
 中・韓に対して日本政府は厳重に抗議すべきだ。一体何を遠慮しているのだろうか。戦後70年談話を発表するなどと安倍氏が得々として発言したものだから「植民地」だ「侵略」だ「お詫びだ」と騒がしいが、果たして談話を発表する必要があったのだろうか。中・韓とはそれぞれ戦後処理は国際的に有効な条約によって完結している。それを蒸し返すことが果たして良いことなのか、蒸し返すことによって誰が利益を得るのか、日本政府は真剣に考えるべきだ。

 すでに国際的に終わった話を中・韓両国が度々持ち出すのは日本とマトモな友好関係を築こうとする意思がないからだ。それは「用日」という韓国の「反日」に代わる対日基本政策を転換しようとする言葉によく表れている。決して「友好」ではないのだ。
 日本を利用しよう、とは韓国はよくも言えたものだ。この一世紀以上、日本が朝鮮半島と韓国に対して行った援助や女性がどれほど韓国の近代化に役立ったかを、韓国民は知らないのだろうか。いや「従軍慰安婦」と同様に、知っていても知らない振りをして非難する方が自分たちに利益があるからそうしているのかも知れない。

 本当に恥ずべき国だ。韓国に矜持という言葉は無縁のようだ。彼らは道理があろうがなかろうが、何であれ「用日」を実行するつもりのようだ。「従軍慰安婦」が日本を貶める有効なプロパガンダだと判れば、それを世界に宣伝して回る。「慰安婦」は確かに存在したが、彼女らは単に「売春婦」に過ぎなかった。
 現在でも世界の過半数の国は「売春」を禁じていない。当時の日本も「売春」を禁じていなかった。だから売春宿の経営者たちが軍の許可を得て兵営の近くに臨時売春宿を設置して「営業」を行っていただけだ。それにより日本兵による現地婦女子に対する暴行や強姦は他国軍と比較して圧倒的に少なかった。そのことを日本政府は具体的に根拠と数字を上げて世界に広報すべきだ。

 そうした努力を怠ってきたのは外務省だ。外務官僚たちは上辺の「友好関係」を構築するのに忙しく、本質的な「友好関係」を少しも築いてこなかった。そのツケが中・韓が日本貶めのプロパガンダを世界で行って恥じない原因だ。
 嘘に対しては毅然として訂正を求める態度を貫くべきだ。外務省官僚にかけていた最大の資質がそうした嘘を許さないという態度だ。これからでも遅くない、嘘をついて回る中・韓に対しては「それらは嘘だ」と何度でも外務省は抗議を申し込むべきだ。それにより「友好関係」が崩れたとしても、嘘で塗り固めた「友好関係」よりも真実による対立の方がましではないだろうか。


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