岡田民主に何を期待すれば良いのか。

<民主党は1日、党大会を東京都内のホテルで開いた。73議席獲得にとどまった昨年12月の衆院選を「敗北」と総括。「自民党に代わる政権の選択肢」を目指すとする2015年度活動方針を決定し、安倍政権との対決姿勢を前面に打ち出した。4月の統一地方選に「総力」を注ぐ方針も示した。ただ政党支持率は低迷したままで、党再生につなげられるか見通せない。
 網膜剥離再発のため欠席した岡田克也代表は、メッセージで「地方選では『生活起点』『地域起点』を掲げていく。国会論戦で安倍政権と対峙し、来年の参院選などに向け、大きく反転攻勢をかける」と訴えた>(以上「徳島新聞」引用)

 岡田氏は小沢一郎氏が検察とマスメディアによる「政治とカネ」プロパガンだにより熾烈な人格攻撃を受けていた当時の民主党幹事長として小沢氏の党員資格停止などを実施して「推定無罪」の原則に反するプロパガンダ容認の姿勢に終始した。そうした民主的とは決して思えない「権威主義者」岡田氏が党代表となった民主党に一体何を期待すれば良いのだろうか。
 さらに、鳩山首相当時の外務大臣として鳩山氏の「最低でも県外」発言の梯子外しに走ったのも記憶に新しい。沖縄県民の悲願に応えるなら「最低でも県外」の途を探るべく奔走してしかるべきだった。そうした意味で岡田氏は自民党となんら変わらない政治家だ。

 その岡田・民主党が党大会を開いて再生を誓ったという。何のことだろうか、消費増税10%の旗振り役を果たした民主党の大幹部に、国民は岡田・民主党に自民党とは異なる何を期待するというのだろうか。
 2009に民主党が大躍進した立役者は言わずと知れた小沢一郎氏だ。その掲げた政策は「国民の生活が第一」を基本理念として、子育て支援の現金支給制度を大胆に創設して少子化対策とし、貧困層との格差是正に「最低年金制度施」の制定を目指した。そうしたこの国の未来を見据えた政策をすべて反故にした反・民主党の代表格が岡田氏ではなかっただろうか。

 民主党の支持者は自民党の支持者とは異なる。それにも拘らず民主党は政権にあるうちに官僚丸投げの第二自民党に変貌した。よって民主党の支持者たちは去り、自民党の支持者たちからの乗り換えは皆無だったために、民主党は政権を失い弱小政党に成り下がった。
 そうした分析も何もせずに、第二自民党のまま民主党を立て直そうとするのは現職議員たちの傲慢さ以外の何物でもない。なぜ根源的な反省をしようとはしないのだろうか。そうした民主党の体たらくの間隙を突いて、安倍自公政権は立憲政治無視の解釈改憲をやってのけてしまった。岡田氏たちの責任は大なるものがあるといわざるを得ない。


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