日本はいつからファシズムの国になったのかー「美味しんぼ」一時休刊について
福島第一原発を訪れた後に鼻血が出て倦怠感を覚えた、という漫画に様々な圧力が出版社に掛かった結果『美味しんぼ』は一時休刊になったという。
真実以外は漫画に描いてはいけない、というのなら『鉄腕アトム』も存在しなかっただろうし、様々なギャグ漫画も非現実的だから休刊すべきだったのだろうか。
表現の自由というのが憲法によって保障されている。何人も他人によって表現する自由を抑圧されてはならない。しかし同時に世間を惑わす嘘をついてはならない、というのは表現者の良心の問題だ。
朝日新聞は真実報道を旨とすべき報道機関にして『従軍慰安婦』なる大嘘を書きたてて日本の国際的な名誉を著しく貶め、現在も海外に暮らす邦人および日系人の名誉を傷つけている。それに対して朝日新聞は一言も詫びていないし訂正記事も掲載していない。
『美味しんぼ』について様々な批判発言をした政府関係者たちは安倍氏が五輪招致会議で『福一原発の放射能は完全にブロックされコントロールされている』と発言した大嘘について、誰一人として追及しなかった。2020年の東京は本当に安全だと誰が言い切れるのだろうか。
福島200万人県民に対して、科学者たちは「放射能被害はありません、『美味しんぼ』は大嘘です」と断言できるのだろうか。そして福一原発が水素爆発した直後にSPEEDI情報を隠蔽した「犯罪」に対して、関係部署の誰一人として積みに問われていないことについて、日本のマスメディアが一切追求しないのはなぜだろうか。
少なくとも、福島県民の乳幼児や児童生徒や妊産婦などは直ちに疎開させるべきだった。風向きによって高濃度の放射性物質が降り注ぐ状況にある中に彼らを放置し続けた日本政府と福島県は深刻な反省をすべきだ。
健康被害は出ないとタカを括っている場合ではない。確実に健康被害は出る。なぜなら放射性廃棄物は確実に日々福一原発から垂れ流され、空気と海水と土地は汚染され続けているからだ。そこに暮らせば日々放射性物質を呼吸や食物から体内へ取り込み続け、やがて内部被爆により健康が蝕まれるのは明らかだからだ。
60才を過ぎた老人は良い。そうした低線量放射能被爆による健康被害が出るまで20年近く掛かるから寿命と諦められる。しかし乳幼児や児童生徒たちは未来を奪われるし、妊産婦や若者たちは被爆に苦しんで長い残りの人生を過ごすことになる。
この国は広島や長崎で放射能被爆がいかに悲惨かを学習した世界で唯一の国家のはずだ。その学習を生かさないのはなぜだろうか。なぜマスメディアは広島や長崎の被爆者たちの原爆症を報道して福島県民に警鐘を鳴らさなかったのだろうか。この国のマスメディアも隠蔽しようとする政府と同根の存在でしかないのだろうか。
日本は危ない処に来ている。憲法なぞ糞食らえ、私（首相）が判断すれば何でも出来る、と記者会見で公言しても憲法学者の誰一人として「首相、御乱心」との声を上げない。この国の憲法学者とは一体どんな存在なのだろうか。
そして最高裁も『砂川事件』で米国に絞め上げられて『駐留軍合憲判決』を下して以来、政府によって舐められている。ご都合主義の憲法解釈をこの国の政府はずっと続けてきたが、それが立憲国家として恥ずべきだと政治家たちは考えないのだろうか。
集団的自衛権は憲法をいかに『解釈』しようと合憲とはいえない。私は集団的自衛権は独立国家として当たり前だと思っている。しかし憲法第九条に定めてある以上はそれに従うべきだ。解釈改憲ではなく、憲法そのものを改正しなければ集団的自衛権に踏み込んではならない。
先日の首相会見が深刻なのは「私が判断すれば憲法なぞ糞喰らえだ」と断言したことだ。閣議決定すれば許される、というのなら民主主義は否定されたことになる。なぜなら閣僚は首相によって任命された首相のイエスマンだからだ。彼らが首相に反論すれば罷免されるだけだ。罷免される勇気を持って首相を批判する閣僚が何人いるだろうか。
「美味しんぼ」の表現の自由が抑圧され、SPEEDIなどの真実の情報が隠蔽され、首相により日本国憲法が蔑ろにされる、という日本がファシズムでなくてなんだろうか。日本は危険なところに来ている。1％対99％の対立の最終局面に到っているにも拘らず、日本のマスメディアはすべてスルーして、個別的な事象のみを追っている。地域限定性社員も外国人労働者移民も経済特区での外国起業家優遇策も、すべては同じ根から派生している。つまり1％の人たちに奉仕しようという製作だ。そして99％の人たちの富は収奪される国家構造に編成されようとしている。そうした危機感を持たない政治家は鈍感そのものだ。安倍氏はまさしく1％の代表者だ。『美味しんぼ』に現れた事象も1％の人たちによる抑圧に他ならない。
真実以外は漫画に描いてはいけない、というのなら『鉄腕アトム』も存在しなかっただろうし、様々なギャグ漫画も非現実的だから休刊すべきだったのだろうか。
表現の自由というのが憲法によって保障されている。何人も他人によって表現する自由を抑圧されてはならない。しかし同時に世間を惑わす嘘をついてはならない、というのは表現者の良心の問題だ。
朝日新聞は真実報道を旨とすべき報道機関にして『従軍慰安婦』なる大嘘を書きたてて日本の国際的な名誉を著しく貶め、現在も海外に暮らす邦人および日系人の名誉を傷つけている。それに対して朝日新聞は一言も詫びていないし訂正記事も掲載していない。
『美味しんぼ』について様々な批判発言をした政府関係者たちは安倍氏が五輪招致会議で『福一原発の放射能は完全にブロックされコントロールされている』と発言した大嘘について、誰一人として追及しなかった。2020年の東京は本当に安全だと誰が言い切れるのだろうか。
福島200万人県民に対して、科学者たちは「放射能被害はありません、『美味しんぼ』は大嘘です」と断言できるのだろうか。そして福一原発が水素爆発した直後にSPEEDI情報を隠蔽した「犯罪」に対して、関係部署の誰一人として積みに問われていないことについて、日本のマスメディアが一切追求しないのはなぜだろうか。
少なくとも、福島県民の乳幼児や児童生徒や妊産婦などは直ちに疎開させるべきだった。風向きによって高濃度の放射性物質が降り注ぐ状況にある中に彼らを放置し続けた日本政府と福島県は深刻な反省をすべきだ。
健康被害は出ないとタカを括っている場合ではない。確実に健康被害は出る。なぜなら放射性廃棄物は確実に日々福一原発から垂れ流され、空気と海水と土地は汚染され続けているからだ。そこに暮らせば日々放射性物質を呼吸や食物から体内へ取り込み続け、やがて内部被爆により健康が蝕まれるのは明らかだからだ。
60才を過ぎた老人は良い。そうした低線量放射能被爆による健康被害が出るまで20年近く掛かるから寿命と諦められる。しかし乳幼児や児童生徒たちは未来を奪われるし、妊産婦や若者たちは被爆に苦しんで長い残りの人生を過ごすことになる。
この国は広島や長崎で放射能被爆がいかに悲惨かを学習した世界で唯一の国家のはずだ。その学習を生かさないのはなぜだろうか。なぜマスメディアは広島や長崎の被爆者たちの原爆症を報道して福島県民に警鐘を鳴らさなかったのだろうか。この国のマスメディアも隠蔽しようとする政府と同根の存在でしかないのだろうか。
日本は危ない処に来ている。憲法なぞ糞食らえ、私（首相）が判断すれば何でも出来る、と記者会見で公言しても憲法学者の誰一人として「首相、御乱心」との声を上げない。この国の憲法学者とは一体どんな存在なのだろうか。
そして最高裁も『砂川事件』で米国に絞め上げられて『駐留軍合憲判決』を下して以来、政府によって舐められている。ご都合主義の憲法解釈をこの国の政府はずっと続けてきたが、それが立憲国家として恥ずべきだと政治家たちは考えないのだろうか。
集団的自衛権は憲法をいかに『解釈』しようと合憲とはいえない。私は集団的自衛権は独立国家として当たり前だと思っている。しかし憲法第九条に定めてある以上はそれに従うべきだ。解釈改憲ではなく、憲法そのものを改正しなければ集団的自衛権に踏み込んではならない。
先日の首相会見が深刻なのは「私が判断すれば憲法なぞ糞喰らえだ」と断言したことだ。閣議決定すれば許される、というのなら民主主義は否定されたことになる。なぜなら閣僚は首相によって任命された首相のイエスマンだからだ。彼らが首相に反論すれば罷免されるだけだ。罷免される勇気を持って首相を批判する閣僚が何人いるだろうか。
「美味しんぼ」の表現の自由が抑圧され、SPEEDIなどの真実の情報が隠蔽され、首相により日本国憲法が蔑ろにされる、という日本がファシズムでなくてなんだろうか。日本は危険なところに来ている。1％対99％の対立の最終局面に到っているにも拘らず、日本のマスメディアはすべてスルーして、個別的な事象のみを追っている。地域限定性社員も外国人労働者移民も経済特区での外国起業家優遇策も、すべては同じ根から派生している。つまり1％の人たちに奉仕しようという製作だ。そして99％の人たちの富は収奪される国家構造に編成されようとしている。そうした危機感を持たない政治家は鈍感そのものだ。安倍氏はまさしく1％の代表者だ。『美味しんぼ』に現れた事象も1％の人たちによる抑圧に他ならない。