橋下氏が民主党に「分党の勧め」とは。

  憲法第96条改正案の提出を維新の会とみんなの党が協力して提出すると、民主党内は意見の対立が激しくなる、との見通しを示したという。その上で民主党に「分党の勧め」を助言したようだが、余計なお世話というものだろう。


 そもそも維新の会は「地方分権」を掲げた地域政党だったはずだ。ほかにも「脱原発」や「脱官僚依存」を掲げていたはずだが、原発促進派の「太陽の党」と合併したことにより、橋下氏は「脱原発」の看板を下ろしてしまった。


 


 第二の「脱官僚依存」の看板も自民党と限りなく類似している「太陽の党」と組んだことにより下ろしてしまったかのようだ。それに対してみんなの党は反発しているのだが、みんなの党も渡辺代表と幹事長とでは意見が異なるようだ。


 しかし個性ある政治家が集まって結成している政党内に様々な意見があるのは当たり前のことではないだろうか。それをいかに意見集約して党として団結するかに党内民主主義の手続きがキッチリとなされるか否かではないだろうか。


 


 特に小選挙区となって以来、同一政党が同一選挙区内に候補者を立てることが出来なくなったことにより、政治課題によっては意見の似通った候補所が政党を違えて戦わざるを得ない状況になっている。


 しかし、それでも最低限マニフェストによって政党に属する議員たちは箍を嵌められている。野放図な政策変更を許されるものでない。それを許したら「羊頭狗肉」政党ということになり、国民に問うた信まで当選せんが為のバフォーマンスに過ぎないものになりかねない。


 


 まさしく菅政権や野田政権はそうしたことにより国民の信を失った。彼らは平然と大嘘をついて国民を騙し、野合三党合意により「消費増税」を成し遂げてしまった。民主党の存続が問われるとすれば、政治家として根本的な致命傷を負った政治家を抱え込んでいることにある。民主党が蘇生するには2009マニフェストを反故にした連中を党から追い出すしかない。ノシをつけて自民党に進呈することだ。橋下氏の言うように「憲法第96条を巡って対立」するまでもなく、すでに羊頭狗肉政党として汚名に塗れて悶絶寸前に陥っている。



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