マスコミは本当のことを報じるのが使命だ。

  何とも良く解らない。前原氏が立候補表明して中間派が雪崩を打って前原支持へ回ったとテレビのニュースで言っていた。それなら先の菅対小沢の選挙結果から前原氏で決まりだと思うが、仙谷氏が小沢氏と会って「前原支持」を打診したり、今夕(8/24)にも前原氏が小沢氏の許を訪れて支持を取り付けようとする、という。


 テレビでは小沢氏のグループは100人程度だが、小沢氏の命に服するのは70人ほどでしかないと解説者はのたまっている。200人が過半数らしいから、鳩山グループの30人を足しても非主流派の小沢・鳩山連合に勝ち目はなく、何を今更仙谷氏や前原氏が小沢氏に協力要請をしなければならないのか、不思議でならない。テレビなどで報じているグループの数が正しいのなら、簡単な足し算をすれば誰が次期代表に選出されるか、たちまち判明するわけだ。


 


 あれほど毛嫌いし排除ていた小沢氏に仙谷氏が会って「前原支持」を依頼するとは、マスコミの報じているグループの数に誤りがあるとしか思えない。つまり小沢氏の意向が今度の代表選の帰趨を決する、ということなのだろう。前回の代表選であれほど大手マスコミのバッシングに会いつつも小沢氏と菅氏との国会議員票差は6票でしかなかった。あれから菅氏の側、つまり主流派の票が増えたとは思えない。勝ち馬に乗る心理から中間派も雪崩を打って菅氏支持へ流れた結果がそれなのだろう。そうすると、小沢氏と鳩山氏のグループの票は大手マスコミが報じるほど少なくなく、むしろ過半数を制していると思わなければ仙谷氏や前原氏の行動は解せない。


 


 しかし現在の日本を取り巻く状況には容易ならざるものがある。未曽有の内憂外患に見舞われている日本に組閣ごっこをして遊ぶ暇はない。出来ることなら小沢氏を代表に選んで手腕を存分に発揮してもらいたいが、検察と大手マスコミによる捏造した疑惑により「検審起訴」され、岡田氏を筆頭とする民主党執行部により「党員資格停止」処分に処せられて手足をもがれて小沢氏は動けない状態にある。国民の負託を受けた国会議員からいとも簡単に「権利を奪う」とはなんという国だろうか。バカバカしさに涙が出る。


 事実を捏造して恥じない大手マスコミと一緒になって、小沢氏を徹底して排除した張本人とその三下が相次いで小沢氏に「支援」を求めるという。厚顔無恥とは彼らのためにある言葉のようだ。



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