いつまで居座り続けるのか。

 2010参議院選挙で大敗しても関係なく居座り続け、その後に実施されたすべての選挙で連戦連敗でも居座り続け、春の統一地方選挙で惨敗しても居座り続けると宣言した。厚顔無恥とはまさしく菅政権のためにある言葉のようだ。


 


 災害復旧のために政治的空白を設けてはならない、というのが菅政権続行のお題目だが、菅政権そのものが政治的空白をもたらしている、との分析に到らないとはお粗末な程度を越して哀れですらある。


 


 しかし、冗談でなく、本当に退陣してもらえないだろうか。いい加減、小沢氏に政権を戻してもらいたい。民主党政権が成立したのは偏に小沢氏の尽力の賜物だ。公権力の政治介入ともいうべき検察の民主主義を破壊する暴挙さえなければ、すんなりと小沢氏が首相に就任してまともな政治主導の政権が稼働していたはずだ。検察の暴挙は弾劾してもあまりあるし、無批判にお追従した大本営広報機関の大手マスコミは存在自体が害毒ですらある。


 


 日本の健全な民主主義のために、大手マスコミは新聞とテレビ複合体を解体されるべきだ。余りに影響力の大きなテレビを利用して世論を誘導するメディア構造は原発事故によってついに化けの皮が剥がれた。安全を広告塔があれほど吹聴していた原発が次々と水素爆発して世界へ放射能を撒き散らし続けている。


 


 無能にして害悪を垂れ流す「原子力ムラ」の存在がある限り、日本は原発から撤退すべきだ。彼らに国民から巻き上げた電気料金を貪る能力はあっても、原発の危険を予知し回避する当事者能力はないと証明された。いかなる三百代言も通用しない深刻な事態を招いている現状に彼らは目を背けてはならない。そしてこれから原発の冷却・安定化までどれほどかかるのか計り知れない、膨大な作業員の被曝と放射能垂れ流しと引き換えに、日本の科学技術が世界から信頼を失ってしまった。その損失は計り知れない。


 


 都知事が化石燃料の枯渇を考えると原発は必要だ、と四選の記者会見で発言していたが、彼はウランそのものも石油より長いが、石炭より短い百年程度で枯渇するのを知らないのだろうか。確かに化石燃料ではないが、更に始末の悪い放射性廃棄物を山ほど排出する原発がそんなに必要だというのなら、彼がいつか喚いていたように東京湾に作れば良い。それを都民が承知するのなら。


 


 この期に及んで原発が必要だという評論家や御用学者や幇間政治家は福島第一原発へ行って、被曝と闘いながら作業している作業員と交替して被曝の恐怖を身を以て体験すると良いだろう。その上でなおも「原発が必要だ」というのなら退避区域へ家族ともども移住することだ。


 自分は原発の恐怖から遠く離れた安全地帯にいて、原発の必要性を言うのは止めることだ。原発を抱える地域住民も過半数が賛成したから原発が建設されているのだが、電源開発の補助金に飛びついた過去を反省して原発を止める運動を起こすべきだ。そうしないと震度4ないし5程度で原発は壊れることを銘記し、放射能の恐怖に怯える日が来ることを覚悟しておくことだ。


 


 菅氏はいつまで居座り続けるつもりなのか。原発事故の収束までというのなら、最低でも十年は居座らなければならないようだが。菅氏の存在そのものがこの国にとって災害だということを菅氏とその取り巻きは知らなければならない。



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