中国は世界の孤児となって、衰亡の坂道を転がり落ちる。それも自ら招いた運命だ。

<中国国営新華社通信は6日、中国人民解放軍海軍の原子力潜水艦1隻が同日昼に、訓練用の模擬弾頭を搭載した潜水艦発射型の戦略ミサイル1発を太平洋の公海に向けて発射する試験を行ったと伝えた。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射したとみられる。ミサイルは予定海域に落下し、発射試験は「成功」したという。中国は、対立長期化が見込まれる米国を前に核戦力の増強を急ピッチで進めている。

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は、ミサイルは新型SLBMの「巨浪(JL)3」である可能性が「極めて高い」とする軍事専門家の見解を伝えた。巨浪3は推定射程1万㌔超で米本土の大部分を射程に収める。
 ミサイル発射は6日午後0時1分(日本時間午後1時1分)に行われた。原潜やミサイルの詳細は明らかにしていない。
 中国外務省の毛寧報道官は6日午後の記者会見で、戦略ミサイルの発射は「定例の軍事訓練活動」で、「特定の国や目標を標的にしたものではない」と述べた。「関係国には事前に通報しており、国際法と国際的な慣例にも合致している」と正当性を主張した。
 2024年9月には中国軍で戦略ミサイルを運用するロケット軍が、模擬弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発を発射し太平洋の公海上に落下させた。
 中国軍は太平洋で活動を積極化させている。新華社によると、中国とロシアの両海軍による定例の合同軍事演習「海上連合ー2026」が6日、山東省青島の軍港で始まった。演習終了後には両軍の一部が太平洋の関連海域に移動し、「海上連合巡航」を行うとしている>(以上「産経新聞」より引用)




中国原潜が戦略ミサイル発射、米本土射程SLBMか 太平洋に落下…核戦力増強を誇示」との見出しに中共政府の言行不一致ぶりに今更ながら呆れる。確か中共政府関係者はアジア会議で日本の防衛相に「日本は新軍事国家化している」と非難した。しかし軍事大国化しているのは中共政府の方だ。
 いや軍事大国化しているだけでなく直接軍事力で周辺諸国を脅している。その事実を上げるとすれば枚挙に暇はない。しかも現在も尚も引用記事のようにICBMの実射までしている。

 ただ中国製の各種兵器がお粗末なのも問題だ。引用記事のICBMは太平洋の広大なEEZ(排他的経済水域)上にぽっかりと空いた公海へ落下させるはずだった。しかし落下点は公海ではなく、どうやら日本のEEZ内に落ちたようだ。
 以前にも台湾を飛び越える軌道でミサイルを12発発射したが、三発は発射すらせず、残り九発のうち三発が日本のEEZ内に落下している。軍事演習とはいえ、余りお粗末な事態を全世界に晒さない方が良い。

 今回の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は近隣諸国を恫喝するためのものではなく、中国が米国を核攻撃する能力を持っていることを知らせるためのものだ。近隣諸国を脅すためなら核搭載能力のあるミサイルを試射すれば良い。しかしSLBMは世界のどこからでも核攻撃する能力を中国は持っている、と公表したことになる。
 だから米国のみならず欧州諸国も、中国の軍事力の前にひれ伏すとでも思っているのだろうか。結果は間違いなく反対に作用する。つまり中国は「戦狼外交」を現在も繰り広げ、威圧すれば相手は委縮してひれ伏す、と誤った誇大妄想狂に取り憑かれている。中国がSLBMを試射したことにより、先進自由主義諸国はいよいよ中国を見限るだろう。中国は世界の孤児となって、衰亡の坂道を転がり落ちる。それも自ら招いた運命だ。

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