対日レアアース規制は中国に「泣きっ面に蜂」の結果をもたらした。
<中国当局が1月に軍民両用品目の対日輸出規制を強化した後、レアアース(希土類)の対日輸出を複数許可したことが6日分かった。複数の通商筋が明らかにした。一方、日中間貿易は鉱工業分野を含め輸出入とも通関遅延が相次いでいることも判明した。台湾有事は存立危機事態になり得るとした高市早苗首相の国会答弁から7日で3カ月。反発する中国は経済で日本に硬軟両様の揺さぶりをかけている。 規制強化で輸出停止が懸念されていたが、全面禁輸に至っていないことが分かった。中国は日米欧がレアアース調達で中国依存脱却の動きを加速していることを警戒。安定供給に取り組む姿勢を見せ、規制は国際ルールに反するとの批判をかわす狙いがありそうだ。 中国商務省は1月6日、軍民両用品目の対日輸出規制強化を発表し、即日実行した。対象品目は7種類のレアアースのほかレアメタル(希少金属)や電子機器など数百種類に及ぶ。通商筋によると規制強化後、7種類を含むレアアースの対日輸出が複数許可された>(以上「共同通信」より引用) 「 中国、規制後に対日輸出許可 レアアース調達で依存脱却警戒 」との見出しに笑えてくる。なぜなら中共政府が対日制裁のために切った切札が、ことごとく外れたからだ。 既に中共政府の手の内は日本によってすべて見透かされている。これまでは中共政府に文句を言われると、親中国会議員が中南海詣でをして平伏したが、高市政権になってガラリと日本の対応が一変した。おそらく、中共政府当局は慌てふためいているだろう。 レアアースに関しては2010年当時の「中国漁船領海侵犯」騒動で中共政府が切札として輸出規制をしたことがあった。それまで国家戦略としてレアアースの輸出規制するなどとは想像もしてなかった日本は、寝耳に水で対応に慌てふためいた。しかし、それを教訓として日本のメーカーは、中国への依存度が高いレアアース(特に重希土類)を使わない高性能・高耐熱な磁石開発に取り組むようになった。 現在ではプロテリアルや大同特殊鋼の「重希土類フリー磁石」、東北大やデンソーの「鉄-ニッケル(FeNi)磁石」が登場して、レアアースなしでも困らないようになっている。 日本のレアアース不要・代替磁石技術の主な特徴は以下の通りだ。 <重希土類フリー磁石> (プロテリアル、大同特殊鋼など)ネオジム磁石から供給リスクの高いジスプロシウム...