国民の教育こそが日本の最大の財産だということを忘れてはならない。

<19日午前11時ごろ、東京都北区滝野川1の区立滝野川第三小学校から「煙が出ている」と119番があった。警視庁滝野川署や東京消防庁によると、4階建て校舎4階の音楽準備室から出火したとみられる。児童と教職員計11人が煙を吸うなどして病院に搬送され、うち児童2人が腕の骨、40代の女性の音楽教諭1人が腰の骨を折る重傷。いずれも意識はあるという。
 4階を中心に200平方メートル以上が焼け、約3時間後に火は消し止められた。複数人が逃げ遅れ、屋上や4階の窓外のひさし部分などに一時取り残されたが、消防隊員がはしごなどを使って救出した。児童約330人全員が、校庭や近くの飛鳥山公園に避難した。
 署によると、当時は5年生が音楽室で授業を受けていた。焦げ臭いことから、教員が隣の準備室につながる扉を開けて確認したところ、煙が出ていることに気づき、119番したという。音楽室と音楽準備室にスプリンクラーはなかったという。署は20日に実況見分をして出火原因を調べる。
 現場はJR王子駅から南に約450メートルの住宅街。>(以上「東京新聞」より引用)




滝野川第三小の火災、4階音楽準備室から出火か 児童・教員3人が骨折 東京・北区」とのニュースには驚いた。本来「あってはならない」火事だからだ。児童と教職員計11人が煙を吸うなどして病院に搬送され、うち児童2人が腕の骨、40代の女性の音楽教諭1人が腰の骨を折る重傷とのことだが、幸いにして犠牲者のいないがせめてもの救いだ。
 火災原因の究明はこれからのようだが、音楽準備室に「火の気」があるとは思えない。人気のない屋内から火の手が上がった場合、漏電が考えられるが、そうした電流が流れるような場所でもない。

 滝川第三小学校の見取り図を見ると音楽準備室から出火した場合、音楽室で授業を受けている児童たちの逃げ道はない。だから庇などに避難したのだろうが、それは危険極まりない「避難」だったというべきだ。全国の学校施設の安全の総点検を直ちに実施すべきだ。そしていかなる場所の教室にいても「安全な避難経路」が確保されているか確認すべきだ。
 今後の学校施設の設計に当たっては階段は建築物の両端に設けるべきで、何処から出火しようと安全に非難出来る「経路確保」が出来るようにしておく必要がある。東京都の小池知事は都庁舎の幻燈会(プロジェクションマッピィング)などに巨額な予算を費やしているようだが、これほど危険な校舎を放置していることに気付かなかったのだろうか。予算を付けるべき序列を間違ってはいないだろうか。

 公立学校の施設は市町村や都道府県の教育委員会(または自治体の施設主管課)、国立大学は各大学の施設部、私立は学校法人が管理することになっている。それらの機関は学校施設に関して常時安全な避難経路の確認や確保を行っているのだろうか。もちろん登下校の「通学路」の安全点検も行い、安全確保し難い通学路の箇所に関しては道路等の所管部署に安全確保の要請を行うべきだ。
 児童生徒の安全確保こそ第一に挙げて、全国の教育施設を総点検すべきだ。国民の教育こそが日本の最大の財産だということを忘れてはならない。そのための予算をケチッてはならない。

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