二度と悲惨な事件を起こさないためには。
<6月11日、神奈川県警は神奈川県座間市に住む高校3年生の佐藤唯来(ゆら)さんを殺害したとして、神奈川県相模原市南区に住む自称・塗装工の男(19)を殺人容疑で逮捕した。男は容疑を認めているという。
各メディアによると、佐藤さんは6月10日の夕方、“元交際相手に呼び出された”と言い残して自宅を出たものの、夜になっても帰らず、同居する家族から“娘が家に帰ってこない”という旨の110番通報が。 スマートフォンのGPS機能をもとに捜索したところ、6月11日未明に相模原市にある橋の下で、変わり果てた姿の佐藤さんが発見されたという。
神奈川県警は自宅に帰っていた元交際相手の男に任意で事情を聞くと、容疑を認めたため逮捕。容疑者は「復縁を求めたが断られた」と供述しているという。 元交際相手の素顔とは――。6月12日に本誌が神奈川県相模原市にある容疑者の自宅に足を運ぶと、ちょうど家宅捜索が行われており、午後3時ごろに終了した。 容疑者の父親に話を聞いた。
――息子さんが今回の事件を起こしたことについて、心中は。
「予想もしていないことです。何一つ言葉にはできません……」
――事件の夜の息子さんの様子は?
「私が帰ってきたころに、彼はいませんでした。よくあることです。私は朝が早いものですから、妻も早々に床について、多分、夜遅く帰ってきたのだと思います」
――逮捕は翌朝だった。
「朝早く起きると、通りのところに警察車両がすでに待機していました。息子に用があるということで、起こして警察に連行されました。『何かやらかしたか』という思いでしたが、それがこんな結果になってしまいました」
――元交際相手と報じられているが。
「いえ、彼女のことは知りませんでした。過去に自宅に遊びに来た女性はいましたが、当該の女性ではありません」
――自宅での最近の息子さんの様子は。
「変わったことはないです。高校は2年の春に、勉強が嫌いだし、向いていないということで、中退しています。それからバイトとか仕事を始めて、今の塗装の仕事はこの半年ほどやっていました。朝は自転車で会社に行って、そこからチームで現場に出かけて、夕方に戻ってくるという勤め人の生活でしたね」
――これまでの親子関係は。
「トラブルがあったことはありません。私も子供に対して怒ったこともそうないし、子供も3人兄弟の真ん中で、兄弟トラブルもほとんどないです」
――今回の事件については。
「親として言えるのは、自分がやってしまったことでこれが何年の刑になるのか、30年もの重い刑になるのか、そうであったとしても、自分がやったことだから自分で償うことしかできないでしょう」
――親としての責任は。
「ものすごいショックがあるし、言葉では言えないほどです。今はマスコミには話す気持ちになっていません。ただこの年齢まで育ってきたし、もうすべてが自己責任なのだというしかありません」
――被害者に対しては。
「どうにも口にすることができません。申し訳ない以上のことが必要なのですが、言葉が出ません」
――衝動的にカッとなる性格だったのか。
「そんなことは全くなかったはずです。中学時代はバドミントンをやっていて、高校では部活には入っていなくて、勉強が辛かったのかも。機械いじりが好きではありました」
――どういった息子だったのか。
「見かけは体躯がしっかりして、私生活ではやんちゃなこともあって、それが周囲にどう思われていたのか。ただ親子関係では、普通のトラブルもない家庭生活の中の息子でした。私もこれ以上のことは何も知りません」
父親から見て、“普通の息子”であったという容疑者。未来ある女子高生の命が、なぜ奪われなければいけなかったのだろうかーー。>(以上「女性自身」より引用)
「「全てが息子の自己責任と…」相模原・17歳女子高生殺害 元交際相手で19歳容疑者の父親が語った“衝撃”と“普段の素顔”」当記事を一読して「普通の青年」が突如として殺人犯になるものなのか、との違和感を覚えた。
だが集英社オンラインの記事の見出しでは「〈17歳女子高生殺害〉「会わないとオマエの家族を殴るぞ…」DVもしていた元恋人の塗装工男(19)は「束縛がひどく、体にアザも…」知人は少女に警察の相談も勧めていた」とある。この見出しを見ると後に殺人事件を犯す青年像が明確に浮かび上がってくる。
おそらく青年は家庭での姿と家庭外での姿は異なっていたようだ。そのことに両親は気づかなかったのだろうか。引用記事では父親にとって事件は青天の霹靂で全く想定外の出来事だったようだ。しかし息子が高校を中退する「事件」は普通の親にとって想像を絶する出来事ではないか。しかし19歳の息子の行動が「この年齢まで育ってきたし、もうすべてが自己責任なのだ」と断言するのは如何なものだろうか。
また「私生活ではやんちゃなこともあって、それが周囲にどう思われていたのか」と少なからず危惧していたようだが、父親は「やんちゃな」息子と向き合っていたのだろうか。
また特流事件で「闇バイト」に応募した者の身元証明書を提出させた後に「アルバイト」の犯罪行為を教え、犯罪に仲間になることを拒否すると「家族を殺す」と脅しているようだが、そんな脅しに屈してはならない。特流の「闇バイト」に応募して脅されていることを警察に洗いざらい相談することだ。
19歳の青年も「闇バイト」からヒントを得たのか「会わないと家族を殴る」と脅していたようだが、「脅された」と家族に知らせて警察に相談していれば事件に至らなかったのではないかと思わざるを得ない。殺される方が家族に心配をかけるよりも家族にとって無残なことだが、女子高校生はそこまで青年が危険な人物だと思わなかったのだろうか。日常的に女性を束縛し体にアザが出来るほど殴っていた青年にとって、女性を殺害する心理的ハードルはかなり低くなっていたのではないか。
そうした青年の変化に両親が気付かなかったとは、既に家庭が崩壊していたのではないかと思わざるを得ない。おそらく青年は家族の一員ではなく、同居人程度の人間関係でしかなかったのではないだろうか。
集英社オンラインの同事件に関する「記事」を掲載する。女性自身の記事と読み合せて、いかなる感想を持つかお考え下さい。
「何度か本人に「警察に行きなさい」って…