全ての飲食店を「禁煙」に。
<ファミリーレストラン大手すかいらーくホールディングス(HD)は19日、ガストやジョナサンなどの国内約3200店舗を9月から全面禁煙にすると発表した。家族での来店が増えているほか、店舗で働くアルバイトの約3割が未成年で、従業員の健康のためにも全面禁煙化が望ましいと判断した。
改正健康増進法が2020年に全面的に施行されると、飲食店内は原則として禁煙になる。喫煙を認める場合は専用室が必要になり、改装費などコストがかかる。
家族連れが多い日本マクドナルドが既に全面禁煙にしているほか、居酒屋チェーンの串カツ田中ホールディングスでも、大半の店舗を禁煙にしている。大手ファミレスが全面禁煙化に踏み切ったことで、多くの飲食店が追随する可能性がある>(以上「読売新聞」より引用)
ファミレスの最大手・すかいらーくが全面禁煙に踏み切るのは朗報だ。たとえ分煙していても、店内には微妙にタバコ臭が漂い子供連れには気になるものだ。健康被害もさることながら、タバコを嗜まない者にはタバコ臭は気になる。
さらにいかに分煙しても、タバコ成分の微粒子が飛散するのは実証済みだ。タバコ臭と共に発癌性の微粒子が店内に広く漂うことになる。タバコを嗜む人が発癌性物質を吸引するのは「自己責任」だが、タバコを吸わない人にとっては大迷惑だ。
せめて食事の場ではタバコを我慢するのは喫煙者のマナーではないだろうか。ただ、店の前の路側帯に灰皿を設置するのもいかがなものかと思う。そこを通らなければ店に入れない、となると子供たちにタバコ臭を嗅がせることになる。
タバコは嗜好品というには余りに習慣性が強すぎる。一度タバコを吸い始めたら、禁煙するのはかなりの決断が必要だ。百害あって一利もないタバコは最初から一切吸わない方が良い。子供たちに大人がタバコを吸う姿を見せないに越したことはないだろう。