こうした謂れなき攻撃をあなた方から小沢氏は現在受けている。
悪党が悪党と罵られるのはそれなりに本人の中で論理的な合理性があって耐えられるもののようだ。それに対していわれなき非難や中傷は本人に自覚も何もないため反発しか生まず、だがそれさえも周囲から理解されなかった場合、本人は死を選択する場合も稀ではない。それが学校で起これば「イジメ」といい、社会で起これば基本的人権無視という。
基本的人権のみならず、生存権すら無視するシベリアの極寒の中での出来事は抑留者に深い心の傷を残したことだろう。戦争終結後に捕虜として引っ立て使役に使った旧ソ連の仕打ちは明らかな国際法違反で、六十万人に及ぶ日本国民に対して旧ソ連・現露国は国家として謝罪すべきだ。いかに傍若無人な国家と国民だとしても露国は恥を知るべきで、鳩山一郎氏がどのような条約を締結したか知らないが、日本が韓国や中国と平和条約締結後にも繰り返し謝罪し経済援助したことに鑑みると、露国の態度は常識を欠いている。
そうした国が常任理事国として仕切る国連とは何だろうか。日本人はもっと怒って良い。国際社会に対して非難すべき国を論って非難すべきで、米国に対しても「原爆投下」と「無差別焼夷弾投下」は明確に国際法に違反する虐殺行為として非難すべきだ。国際会議の場で言うべきことを日本も堂々と言って、対等に対処すべきだ。それでも無視するのなら日本も富国強兵策に転じるべきだろう。
小沢氏の件に関してもいわれなき「政治とカネ」攻撃を一年有余も小沢氏は浴びせられ続けている。すでに検察は会見して「小沢氏はシロ」としているにもかかわらず、マスコミはそのことをことさら報道しないで、今もって新聞紙上やテレビで「政治とカネ」なる呪文を唱え続けている。これが犯罪でなくてなんだろうか。
小沢氏に忠告する。今後は堂々と反論し、「政治とカネ」なる呪文を唱えた諸氏に対して内容の具体的説明を求め、それに応じない者は手当たり次第に名誉棄損で告発することだ。そうしないとかつて流行った「赤信号みんなで渡れば怖くない」という法令無視のギャグそのままにテレビで愚かな評論家やMCがタレ流し続けるだろう。小沢氏が我慢していれば国民はそれが正しいことのように思いこんでしまう恐れがある。事実そうなっている。
いわれなき非難や中傷には正々堂々と戦わなければ誰も擁護してはくれないと思い知るべきだ。