イラン革命防衛隊に振り回されるイラン政府とイラン国民。
<イラン国営テレビは、アメリカとの戦闘終結に向けた覚書の草案に、ホルムズ海峡を通る商船の航行の再開や、アメリカ軍がイラン周辺から撤退し海上封鎖を解除することなどが含まれていると報じました。
イラン国営テレビは27日、アメリカとの間で協議されている戦闘終結に向けた覚書の枠組みの草案を入手したと報じました。
草案には、イランが1か月以内にホルムズ海峡を通る商船の航行を戦闘開始前の水準まで回復させる一方、アメリカ側はイラン周辺から軍を撤退させ、海上封鎖を解除することが含まれているということです。
また、今後、ホルムズ海峡を航行する船舶の管理については、イランがオマーンと協力して行う想定だということです。
ただ、イラン側は「具体的な検証」が行われない限り、いかなる措置も取らないとしていて、現時点で最終合意には至っていないと強調しています。
一方、アメリカのトランプ大統領はイランとの戦闘終結に向けた協議の現状について、「我々は満足していない」と話しました。
アメリカ トランプ大統領
「イランは(協議に)本気で取り組み、合意を強く望んでいる。現状、合意には至らず、我々は満足していない。だが、いずれ満足できるはずだ。合意をするか、作戦をやり遂げるしかない」
トランプ大統領は27日、イランとの戦闘終結に向けた協議について、このように述べ、合意に至らなければ攻撃を再開することになるとの考えを強調しました。
トランプ氏は合意の条件について、「制裁の緩和や資金提供に関しては一切話していない」とした上で、「ホルムズ海峡は開放され、我々が監視を行うことになる」と主張しています。
また、ルビオ国務長官は「交渉にある程度の進展はある」とし、「今後、数時間、あるいは数日間で進展があるかを見極めることになる」と話しました。
こうした中、ホワイトハウスはイラン国営テレビが報じた戦闘終結に向けた覚書の草案について、「事実無根であり、完全なでっち上げだ」と否定しています>(以上「TBSニュース」より引用)
草案には、イランが1か月以内にホルムズ海峡を通る商船の航行を戦闘開始前の水準まで回復させる一方、アメリカ側はイラン周辺から軍を撤退させ、海上封鎖を解除することが含まれているということです。
また、今後、ホルムズ海峡を航行する船舶の管理については、イランがオマーンと協力して行う想定だということです。
ただ、イラン側は「具体的な検証」が行われない限り、いかなる措置も取らないとしていて、現時点で最終合意には至っていないと強調しています。
一方、アメリカのトランプ大統領はイランとの戦闘終結に向けた協議の現状について、「我々は満足していない」と話しました。
アメリカ トランプ大統領
「イランは(協議に)本気で取り組み、合意を強く望んでいる。現状、合意には至らず、我々は満足していない。だが、いずれ満足できるはずだ。合意をするか、作戦をやり遂げるしかない」
トランプ大統領は27日、イランとの戦闘終結に向けた協議について、このように述べ、合意に至らなければ攻撃を再開することになるとの考えを強調しました。
トランプ氏は合意の条件について、「制裁の緩和や資金提供に関しては一切話していない」とした上で、「ホルムズ海峡は開放され、我々が監視を行うことになる」と主張しています。
また、ルビオ国務長官は「交渉にある程度の進展はある」とし、「今後、数時間、あるいは数日間で進展があるかを見極めることになる」と話しました。
こうした中、ホワイトハウスはイラン国営テレビが報じた戦闘終結に向けた覚書の草案について、「事実無根であり、完全なでっち上げだ」と否定しています>(以上「TBSニュース」より引用)
停戦合意を巡ってイラン政府が揺れているようだ。ホルムズ海峡を挟むイランとオマーンが共同して管理する、とイラン政府が発表するやトランプ氏は「オマーンであろうとホルムズ海峡の航行の自由を阻止するものは爆破する」と即座に反応した。
その上でトランプ氏は「米イラン戦闘終結覚書「枠組み草案」入手報道 イラン国営テレビ トランプ大統領「合意か攻撃再開か」」と、イラン政府に決断を迫っている。まだホルムズ海峡の航行を巡ってイラン革命防衛隊の意思が入り込んでいるため、トランプ氏は「不満」を表明し「交渉を先延ばししても米国政府は少しも困らない」と停戦合意の先延ばしはイラン側にとってますます不利になる、としている。
中国の王毅外相は国連で「中国は米国とイランの仲介の労を取る用意がある」と演説したようだが、現実は米国からもイランからも相手にされていない。存在感を示そうと中国は必死だが、自国の都合だけを最優先して対ロ経済制裁にも対イラン経済制裁にも参加せず、国際社会が高騰した原油に苦しんでいる間も、ロシアやイランから廉価な原油を爆買いして利益を貪っていた中国に国際社会は冷ややかな目を向けている。
そうした国際社会の対中パラダイムが急速にシフトしているのが王毅氏には解らないのだろう。だからこそ真面目な顔をして「中国が米国とイランの調停協議を斡旋する」と国連で発言できるのだろう。しかし国際社会だけでなく、米国もイランも中国を信用していない。
イラン革命防衛隊は1mmづつ停戦条件を米国提案に歩み寄っているように見える。イランにとって何処が最大の妥協点かを見極めようとしているかのようだ。しかしトランプ氏はイラン政府側の1mm妥協戦術を見透かしているかのように、「米国には停戦合意にまで時間があるが、イランに残された時間はないのではないか」とイラン政府の「腹」を見透かすかのような発言をしている。
実際にイランは油井を止める決断をする瀬戸際まで追い詰められている。だからチョッカイを掛けるかのようにミサイルやドローン攻撃を単発に仕掛けて、米海軍から盛大な反撃を食らっている。FRP製レジャーボートのような「戦艦」で米海軍の駆逐艦に挑むことなどドン・キホーテ以下の愚かしさだ。
虚実を交えた「覚書」報道が入り乱れるのも停戦合意に反対する勢力がイラン側で暗躍している証拠だ。イラン革命防衛隊が完全に白旗を掲げない限り、トランプ氏は米国の停戦協議団をパキスタンに派遣しないだろう。ホルムズ海峡の完全な自由航行とイラン核開発放棄が明文化されるまで、トランプ氏は時間をかけて待つつもりだ。「熟柿」は間もなく落ちる。