熊被害を防ぐために、生息域のゾーン管理を厳格に行うべきだ。
<青森市中心部のビルに15日午後、クマ1頭が侵入した。市によると、ビル内に数時間とどまった後、地元猟友会が午後6時10分ごろ、発砲して駆除した。この日は朝から市内で目撃情報が相次ぎ、市は対策本部を設置して、緊急銃猟も含め対応を検討していた。
現場は、県庁や県警から数百メートルにある市中心部。
クマが入ってきたビル「クロスタワー ア・ベイ」の5~13階に入居する「リッチモンドホテル青森」では、外部との出入りが出来ない状況が続いた。
ホテルの担当者によると、午後4時ごろ、建物1階の駐車場スタッフから「クマが館内にいる」と連絡を受けた。建物5階にあるホテルの入り口は、警察官が規制線を張って外部との出入りを禁止。滞在中の宿泊客には、館内放送で状況を伝え、外出できないことを伝えたという。
担当者は「こんなことは初めてで驚いている。安全が確認されるまで、外での待機をお願いしています」と話した。
青森市内では15日朝、県庁からもほど近い長島小学校付近でも目撃があった。
15日午後に会見した西秀記市長は「(目撃情報などから)出没した個体は複数だと思う」としたうえで、「週末に運動会や行楽などに出かけると思うが、なるべく出没情報のあった地域には近寄らず、不要不急の外出を控えてほしい」と呼びかけた。>(以上「朝日新聞」より引用)
「青森市中心部のビルにクマ 数時間とどまる 猟友会が駆除」との見出しに感じたのは、長年放置してきた「里山の熊」問題が最終段階に到ったのではないかとの危惧だ。それは奥山から里山に下りた熊を直ちに殺処分してこなかったため、里山で生まれ育った熊がついに人の生存圏にまで進出した、ということだ。
現場は、県庁や県警から数百メートルにある市中心部。
クマが入ってきたビル「クロスタワー ア・ベイ」の5~13階に入居する「リッチモンドホテル青森」では、外部との出入りが出来ない状況が続いた。
ホテルの担当者によると、午後4時ごろ、建物1階の駐車場スタッフから「クマが館内にいる」と連絡を受けた。建物5階にあるホテルの入り口は、警察官が規制線を張って外部との出入りを禁止。滞在中の宿泊客には、館内放送で状況を伝え、外出できないことを伝えたという。
担当者は「こんなことは初めてで驚いている。安全が確認されるまで、外での待機をお願いしています」と話した。
青森市内では15日朝、県庁からもほど近い長島小学校付近でも目撃があった。
15日午後に会見した西秀記市長は「(目撃情報などから)出没した個体は複数だと思う」としたうえで、「週末に運動会や行楽などに出かけると思うが、なるべく出没情報のあった地域には近寄らず、不要不急の外出を控えてほしい」と呼びかけた。>(以上「朝日新聞」より引用)
「青森市中心部のビルにクマ 数時間とどまる 猟友会が駆除」との見出しに感じたのは、長年放置してきた「里山の熊」問題が最終段階に到ったのではないかとの危惧だ。それは奥山から里山に下りた熊を直ちに殺処分してこなかったため、里山で生まれ育った熊がついに人の生存圏にまで進出した、ということだ。
本来、熊は人を恐れていた。人を見れば身を隠すと云うのが熊本来の習性だった。しかし奥山から里山に住処を移した熊は人がいても恐れず、むしろ人里に行けば栄養豊富な食料がある、と学習した。その熊から生まれた熊はもはや里山こそが住処で、人里は餌場でしかない。だから街に頻繁に出現するようになり、ついには繁華街にまで進出するようになった。
熊によるヒト被害を無くすために、山にクリやドングリの木を植えれば良い、と主張する一部の人がいるが、それは奥山の熊を増やすだけでしかない。そうすれば益々縄張り争いが熾烈になり、奥山から弾き出された熊が里山に多く下りて来るようになるだけだ。つまり熊の総数を減少させて、奥山で縄張り争いをしなくても良い生息数に抑制することが重要だ。
そうすると里山に下りた熊はすべて殺処分して、アーバン熊を一掃することから始めなければならない。そうした「ゾーン管理」を厳格にして、奥山から下りて来た熊はヒトに殺害される恐怖を熊に植え付けなければならない。また人里には餌が豊富だと学習した熊は必ず繰り返し人里に出るので、一頭残らず殺処分すべきだ。さもなくば、人を餌だと認識した熊により子供が捕食されかねない。
青森県でも繁華街の県庁舎付近だけでなく、岩手県でも岩手大学構内で熊が確認された。そうしたヒト社会のにおいの充満した地域に出現する熊は、その親世代が人里に棲みついた熊の二世以後の熊だと思われる。もはや人を恐れてないどころか、人のいる所には餌が豊富だと学習した熊だ。
もちろん素手で熊に立ち向かえばヒトは弱者でしかない。ことに高齢者や女性や子供たちにとって生命の危険のある生物だ。さらに北海道に生息する羆はツキノワグマにより一回り大きく、当初からヒトを餌だと認識している。かつて五千頭まで減少していたが、現在では三倍程度まで増加しているという。当然ながら生息域を広げて、人里周辺にまで及んでいる。
個体数調査をして来なかったのが間違いだし、野生動物保護もさることながら、人の安全確保のためにもゾーン管理を厳格に行う必要がある。つまり熊の生息域と、人の生息域を厳格に分けて、人の生息域に出現した熊はすべて殺処分する、という厳格なルールを徹底すべきだ。そのために里山は間伐を行い、下草を刈って見通しを良くしておく必要がある。そうした費用は年間千円をて徴収した「森林環境税」を充てるべきだ。
そうすることが人と熊が共生する最善の方法だ。なまじ「触れ合えば分かる」と似非・動物愛護団体のような妙なファンタジーは抱かない方が良い。あなたの子供が熊に食われても、あなたは熊を可愛がるか。熊は人を襲う動物だと、認識すべきだ。