米軍機のイラン攻撃をイランに内通したプーチンはトランプの逆鱗に触れたようだ。
< トランプ米大統領は27日、必要と判断すればイラン核施設への再爆撃を「絶対に」検討すると表明した。
今後の情報機関の報告でイランのウラン濃縮について懸念すべき結論が出た場合、爆撃を検討するかと具体的に問われ、トランプ氏は記者団に「もちろんだ。間違いなく、絶対に(検討する)。信じられないことになるだろう」と述べた。
また、先週末に米国が核施設への空爆を実施した後では、イランが「近いうちに再び核開発に戻る」ことは不可能だとの見方を示した。
米政権は依然として空爆の成功に自信を示しているものの、イランの核計画が「消し去られた」とするトランプ氏の主張を裏付ける情報は提示していない。
トランプ氏はイランに秘密核施設が存在する可能性について問われた際、「それほど」懸念していないとも述べ、現時点ではイランは生き残りに専念しているとの見方を示唆した。
「言ってみれば、彼らは疲弊している。イスラエルも疲弊している。私は両国と交渉したが、両国とも事態の収束を望んでいた。我々は見事に対応した。だが、彼らは疲れ切っており、いまは核のことなど考える余裕はない」「彼らが考えているのは明日のことで、生き残ろうとしている状況だ」としている>(以上「CNN」より引用)
「トランプ氏、イラン核施設への再爆撃を「絶対に」検討 懸念すべき報告あれば」と、イイ紛争が完全終息とは云えない状況にあるようだ。トランプ氏が激怒している原因はイランの独裁者ハメネイ師の「イイ戦争のイランは勝利した」と発言し「核開発施設に対する爆撃は核開発能力に軽微な損害しか与えていない」という強気発言だ。
今後の情報機関の報告でイランのウラン濃縮について懸念すべき結論が出た場合、爆撃を検討するかと具体的に問われ、トランプ氏は記者団に「もちろんだ。間違いなく、絶対に(検討する)。信じられないことになるだろう」と述べた。
また、先週末に米国が核施設への空爆を実施した後では、イランが「近いうちに再び核開発に戻る」ことは不可能だとの見方を示した。
米政権は依然として空爆の成功に自信を示しているものの、イランの核計画が「消し去られた」とするトランプ氏の主張を裏付ける情報は提示していない。
トランプ氏はイランに秘密核施設が存在する可能性について問われた際、「それほど」懸念していないとも述べ、現時点ではイランは生き残りに専念しているとの見方を示唆した。
「言ってみれば、彼らは疲弊している。イスラエルも疲弊している。私は両国と交渉したが、両国とも事態の収束を望んでいた。我々は見事に対応した。だが、彼らは疲れ切っており、いまは核のことなど考える余裕はない」「彼らが考えているのは明日のことで、生き残ろうとしている状況だ」としている>(以上「CNN」より引用)
「トランプ氏、イラン核施設への再爆撃を「絶対に」検討 懸念すべき報告あれば」と、イイ紛争が完全終息とは云えない状況にあるようだ。トランプ氏が激怒している原因はイランの独裁者ハメネイ師の「イイ戦争のイランは勝利した」と発言し「核開発施設に対する爆撃は核開発能力に軽微な損害しか与えていない」という強気発言だ。
独裁者が嘘を主張するのは織り込み済みだろうが、IAEAの査察すら拒否する、とのハメネイ師の発言にはトランプ氏もカチンと来たようだ。国際的な核開発に関する枠組みを勝手に破棄するなら、米国も勝手にイランの核開発施設を攻撃する、と切り返した。
テロ支援国家・イランが核兵器を保有するのは何としても阻止したい、というのが西側諸国の本音だ。だからトランプ氏のイランの核開発に対する再攻撃もあり得る、との発言に対して西側自由主義諸国から拒否反応は出ていない。もちろん日本政府も米国に対して「遺憾だ」とか「憂慮する」といったコメントをしていない。
CNNが報じたように米爆撃機によるイラン核開発施設に対する空爆はそれほど効果がなかったのだろうか。ミズリー州を飛び立った爆撃機が用心すべき、捕捉される可能性があるレーダー網はロシアとイランのものだという。もちろんイランのレーダーはイスラエルの攻撃によりかなり損傷しているから、それほど気にする必要はない。ただロシアのレーダーが米爆撃機を補足して、イランに米軍機の攻撃を教えた可能性は否定できない。その証拠たる偵察衛星の写真が公開された。
その衛星写真によると核開発施設周辺に複数のトラックが止まり、多くの作業員の姿が映っている。だが放射能隔壁を有する濃縮ウラン容器らしきコンテナは写っていない。しかし米軍機が攻撃する直前に、何らかの機器などを核開発施設から移動させたのは明らかだ。遠心分離機などの精密機器を移動させたのかも知れないが、もちろん核開発施設そのものを移動させることなど出来ない。つまり米軍の爆撃は核開発施設そのものの核心を破壊したのには間違いないだろう。
それでもハメネイ師が強気の発言に終始するのは国民の動揺を抑えるためではないだろうか。中東の端と端でミサイルを撃ち合うのと異なり、米国本土から強大なB-2の編隊が襲来して直接バンカーバスター・ミサイルを核開発施設に撃ち込む、という恐怖感は想像を絶する。もしかするとバンカーバスター・ミサイルの代わりに核爆弾を投下されても、事前にイラン国民には何も知らされない恐怖感だ。
だからハメネイ師は独裁者の常として「イランは決して弱小国ではない」と虚勢を張らなければならない。「IAEAの査察を跳ね除けて、果敢に核開発に邁進するゾ」と拳を振り上げなければならない。
依然としてハメネイ師は窮地にある。そして同じように窮地に追い込まれたのはプーチンではないか。イランに貸を与えるためにB-2爆撃機がイランへ向かっているとイランに教えた、とバレたため、今後トランプ氏がプーチンをウクライナ停戦協議の主役として重用することは決してないだろう。「しばらく戦争させる」とプーチンを突き放しているが、これからは突き放すだけでは終わらないだろう。世界の紛争の影で戦争マフィアを支配している一人にプーチンがいることが明らかになった。彼は生存させて米国のみならず、世界にとって害を与えるだけの人物だ、と米国政府が判断したなら、いかなる事態がプーチンの身に及ぶか、これまでの数え切れないほどの前例から言及するまでもないだろう。
イランは表面的には強気発言を繰り返すだろうが、再びイイ紛争をミサイル報復合戦の激烈なものにしようとはしないだろう。イラン国民の人心離反を抑えれば、ハメネイ師は米国の調停を受け入れて協議の席に着くだろう。