南鳥島に警戒レーダーの配備だけでなく、近く完成するレールガンやレーザー砲も設置せよ。

<防衛省が外国機の領空侵犯と領空接近を監視する航空自衛隊の移動式警戒管制レーダーを南鳥島(東京都)に配備する案を検討していることが11日、分かった。

 台湾有事の際に米海軍の接近を阻止するため中国が設定したという防衛ライン「第2列島線」を中国海軍の空母が初めて越えるなど海洋進出を強める中、警戒監視態勢を強化する。一方、太平洋島嶼(とうしょ)部への戦闘機部隊の配備や防空識別圏(ADIZ)の設置は行わない方針だ。
  令和4年12月に策定した防衛力整備計画には、太平洋の離島などに移動式レーダーの整備を進める方針が明記された。太平洋では、硫黄島を除く小笠原諸島や伊豆諸島にレーダーがなく、防空態勢が手薄な状況が続く。 
 南鳥島には海上自衛隊の隊員らが常駐するが、民間人は住んでおらず、防衛省内で「レーダーを設置しやすい」との声がある。同島では地上から軍艦を狙う陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾の射撃場を整備する計画もある。 防衛省は太平洋に進出する中国軍機を捕捉するため、沖縄県の北大東島でも移動式レーダーを整備する。
 レーダー網の拡充を急ぐ背景には、中国軍の海洋進出の勢いが増していることがある。 中国海軍の空母「遼寧」は今月7日、ミサイル駆逐艦などを伴い、南鳥島の南西約300キロに位置する日本の排他的経済水域(EEZ)内を航行した。空母「山東」も太平洋側に進出し、実戦訓練を行った。中国の空母2隻が太平洋で活動するのは初めてで、自衛隊幹部は「今後ますます活動範囲を広げていくだろう」と危惧する。 
 日本は台湾有事を念頭に、南西方面での防衛力強化に力を入れてきたが、太平洋の守りは後回しとなっていた。太平洋戦争中には米空母から発艦した爆撃機で東京などが空襲され、大きな被害が出た。防空態勢に穴が空いたままでは、中国軍機が領空侵犯などで威嚇を強める可能性もある>(以上「産経新聞」より引用)




 ついに中国海軍・空母が第二次列島線を超えて太平洋まで進出した。それを受けて政府は「南鳥島に警戒レーダー配備を検討 防衛省、中国空母進出受け手薄な防空態勢を強化」の決断に到ったようだ。外国の脅威から国家と国民を護るためには領海に侵入した敵を速やかに把握する必要がある。
 今回「 中国海軍の空母「遼寧」は今月7日、ミサイル駆逐艦などを伴い、南鳥島の南西約300キロに位置する日本の排他的経済水域(EEZ)内を航行した」という。中国の「サラミ作戦(徐々に領海や領空を侵犯して、どこまでの侵犯を日本は許容するかを見定める作戦)」を見逃していては益々中国を付け上がらせるだけだ。

 日本防衛のためには警戒レーダーの設置だけでなく、近い将来実戦配備されるレールガンやレーザー砲も地上配備して、必要とあれば砲撃する姿勢を見せる必要がある。さもなくば「達磨さんが転んだ」のゲームのように、気付いた時には島嶼に中国軍が上陸して「実効支配」しかねない。
 そうなると奪われた領土を取り戻すために実際の戦闘行為に移らざるを得ない。戦闘行為に移れば必ず人員の損傷を伴うと想定せざるを得ない。そうしないためにも、日本はしっかりと防衛体制を固めて「領空や領海を侵犯する者に対しては断固とした措置を取る」との姿勢を示すべきだ。

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