オールドメディアによる「性献上」と性加害事件は2023年6月に起きたフジテレビで起きた中居「性加害」の一件だけなのか。

突然引退を決めた謎
「さっきも記者が来て、『どう思うか』と聞かれましたが、何もわからないので、答えようがない。逆に、何があったのか、教えてほしいです」
 女性トラブルを報じられ、渦中の存在だった中居正広(52)が1月23日、引退を発表した。この日の夜、中居の地元である神奈川県藤沢市辻堂を訪れると、中学時代からの付き合いという後輩の男性は、戸惑いを隠さなかった。
 中居は今月9日、女性とのトラブルを「事実」としたうえで、〈示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました〉という声明を発表していた。
 だが、出演番組の休止・打ち切りが次々と決定する中、一転して引退することになった。

地元で遊ぶときは野郎だけ
 SMAPのメンバーとして一時代を築き、グループ解散後もバラエティ番組の司会を中心に第一線で活躍してきた国民的タレントの引退に対する反応は様々だ。
「女性トラブルが事実であれば引退は当然」といった厳しい声がある一方、「突然引退することになった理由とは? 何があったのか知りたい」と釈然としない思いを抱えている人もいる。冒頭の後輩もその1人だ。
 中居は地元愛を公言しており、中学時代の同級生や後輩とはいまも付き合いが続いている。休みが取れると地元に帰り、ゴルフや野球を楽しみ、仲間と酒を飲み明かしていたという。
「地元の仲間とゴルフをして酒を飲んで、運転して帰れないので駅前のアパホテルに泊まる。そんな感じです。
 地元で飲むときは野郎だけなんで。基本的に仕事の話もしません。地元の仲間ってそんなもんでしょう。もちろん業界の人と飲むときは真面目な話をしたのでしょうが、ここではどうでもいい話ばかり。地元に戻れば芸能人という感じではなく、自分にとっては単なる地元の先輩です。
 自分にとってはいい先輩です。ヤンチャだった? 僕らの上の世代は荒れていましたけど、僕らの世代は普通でした(笑)。冗談はさておき、本当にテレビのままの人です」

女性に何をしたの?
 この後輩男性は「女性トラブルは許されるものではないが」と言いつつ、率直な思いを明かした。
「女性トラブルがあったということですが、それだけのことをしてしまったのであれば、(我々も)受け止めなくてはいけないと思います。ただ、具体的には何もわからない。本人にも『何したの?』って聞きたい。何があったのか、真相を知りたい。
 何もわからないにもかかわらず、ここぞとばかりに言いたい放題している方もいます。さすがに盛りすぎだと思います。かなり叩かれていますよね。こんな状態では地元にも帰ってこられないのではないか。(騒動は)落ち着くんですかね。とにかく心配です」
 この後輩に限らず、中居と面識のあった地元の人は「残念というか驚きです。ただ、それ以上に戸惑いや疑問がある。示談金9000万円を払ったというが、それでも引退になった。何があったのか知りたい」と口を揃えた。
「全責任は私個人にあります」とした中居だが、真相について口を開く日は来るのだろうか>(以上「週刊現代」より引用)




「何もわからないにもかかわらず、ここぞとばかりに言いたい放題している方もいます」...《芸能界引退》中居正広の素顔を知る地元・辻堂の仲間が語った「違和感」」と長々しい見出しを付けて、いったい何が言いたいのか分からない論説だ。
 凶悪事件を起こした人物の地元を取材して「彼はごく普通のいい人ですよ」というコメントを私たちはイヤというほどテレビで聞かされてきた。しかし、それは当然と云えば当然で、地元の顔と世間で見せている顔が異なるのは普通の事で当たり前ではないか。

 ヤクザですら地元では普通に暮らして近隣関係では一切問題を起こさないという。中居が地元で「野郎とだけ遊んでいた」というのも、何ら不思議手はない。しかしテレビに出れば普通の人物が「スター」扱いされ、「性献上」まであると勘違いしてしまうだろう。
 そうした人物はテレビ画面の中には幾らでもいる。お笑い芸人がいつの間にか時事問題の解説者になり、テレビにコメンテータとして登場したり、ニュース番組のMCを務めたりする。その程度の薄っぺらさが庶民的と勘違いしたテレビ制作者たちによって、日本社会の常識がどんどん薄っぺらになっていく。

 テレビも新聞などと同じオールドメディアだ。かつて日本の世論形成に大きな影響を与えてきたが、今ではネット市民が増えてオールドメディアが期待する方向で世論形成する誘導力が次第に小さくなっている。一昔前ならオールドメディアが推す「緊縮、増税」が世論として力を持ち、自民党税調が決めるままに政治が動いていた。しかし今では少しばかり様相が異なっている。
 テレビの人気者も世間並みの常識が適用されるようになってきた。以前ならテレビ業界などでは「枕営業」は常識だったのだろう。「性献上」も当たり前のように行われ、テレビの人気者に上手く取り入った者がテレビ局では出世する、といった馬鹿げた「慣行」があったようだ。しかしそれは、あくまでもテレビ局内の特殊社会の中だけで通用した「常識」でしかない。

 だからスターが地元に帰れば巧みに地元の常識に合わせて振る舞うしかない。だから「地元で遊ぶときは野郎だけ」ということになる。地元でも仲間に「性献上」を強要したら、それこそ人格や見識を疑われ「バカ、アホ」扱いされるだけだ。
 中居は2023年6月に性加害事件を起こした。それは「示談が成立している」と中居も被害者も認めていることから明らかだ。ネット民の中には「示談が成立しているから、中居は無罪だ」と書き込んでいる者がいるが、それは勘違いも甚だしい。確かに性加害事件は「親告罪」だから被害者が告発しなければ刑事罰に問われることはない。もちろん民事賠償も「示談金」に含まれている、と見るべきだから、表面的には一件落着しているかに見える。しかしテレビ番組に関係したテレビ局内関係者絡みで起きた事件は企業のコンプライアンスが厳しく問われる案件だ。中居とその仲間がパワハラ、セクハラを問われても仕方ない事件だ。それは「示談」が成立していようがどうであろうが、関係ない。

 中居は被害女性と性加害事件に関して「示談」を済ませ「和解金」を支払ったから逃げられた、と思っていたかもしれない。だから2023年6月に事件を起こしてからも、善人面してテレビ画面に登場して平然と世間を欺いてきた。白々しいにも程がある。
 しかし天網恢恢疎にして漏らさず、だ。悪事は千里を走る、という。中居の性加害事件の餌食になったのは2023年6月の被害女性だけなのか。性加害事件はその時一回だけなのか。そして「性献上」を良い事にして性加害事件を起こして来たのは中居だけなのか。他のタレントも中居同様の事件を起こしていないのか。他のテレビ局はどうなのか。オールドメディアが疑惑を晴らし、国民の信頼回復を果たすことが出来るのか。しっかりと各テレビ局の対応を見守るしかない。

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