人気が急落している小泉氏。

馬脚を現し、大慌てのようだ。
 27日投開票の自民党総裁選に出馬している“人気者”の小泉進次郎元環境相(43)の支持率が下落している。メディア各社の世論調査では、もともと石破茂元幹事長(67)とトップ争いを展開していたのに、ここへきて高市早苗経済安保相(63)に逆転され、3位に転落している。
 中身カラッポがバレただけでなく、「解雇規制の緩和」や「労働時間の規制緩和」など、自信を持って掲げた公約が国民から嫌われたことが決定的だった。
 出馬会見で「労働市場改革の本丸である解雇規制を見直す。人員整理が認められにくい状況を変える」と豪語していたが、SNSで〈クビ切り放題〉〈解雇自由化〉といった批判が殺到。他陣営からも追及の的になった。
 結果、「緩和ではなく見直し」などと事実上の“公約撤回”に追い込まれている状況だ。
「進次郎さんの規制緩和策は新しい発想だが、根拠がいまひとつ分からず、詳細を質問しても明確に答えない。ベンチャー企業の経営者と懇意にしているようだから、彼らの意見を参考にしているのでしょう」(他陣営関係者)
 経済界の歓心を買おうとして「解雇規制の緩和」などを打ち出したのだろうが、企業からは敬遠されている。
 東京商工リサーチが各企業に対し、日本経済や自社のビジネスの発展に最も貢献しそうな候補者を聞いたところ、1位は高市氏で2位は石破氏、進次郎氏は3位に沈んだ。回答があった5921社のうち、進次郎氏と答えたのは492社とわずか8%である。

■企業からも敬遠

 さらに、進次郎氏が訴えている「労働時間の規制緩和」も、子育て当事者による市民団体「みらい子育て全国ネットワーク」から撤回を求められている。団体は声明で、日本の長時間労働について「過重労働により若い命が失われる悲劇的な事件が相次ぎ、少子化との関連も指摘されている」と批判。あらゆる方面から嫌われつつあるのだ。
 加えて、進次郎氏にとって頭が痛いのは森元首相の存在だ。森元首相は16日の「北國新聞」のインタビューに登場し、〈党の代表としては進次郎さんが一番いい〉と発言。古い政治の象徴といえる森元首相のバックアップが明るみに出たことで「進次郎さんへのマイナスは確実」(自民党ベテラン)。
 さすがに本人は焦りを募らせているようだ。進次郎氏は16日のネット討論会で、小林鷹之前経済安保相(49)の主張に対し「小林さんと全く同じ」などと同調しまくり。これが、多くの議員票を固めた小林氏へのすり寄りとみられているのだ。
「進次郎さんは決選投票に残り、石破さんか高市さんとの一騎打ちを想定しているはずです。その際、比重が大きくなる議員票を持つ小林さんの存在はカギになる。取り込みを図っているのでしょう」(自民党関係者)
 討論を重ねるたびにボロが出る進次郎氏を支えるために、陣営は必死にテコ入れを始めている。
 17日に出馬を断念した斎藤健経産相が進次郎氏支援に回ると表明。他に、岸田首相側近の木原誠二幹事長代理ら政策通が陣営入りしている。生煮えの政策を練り直すつもりのようだ。しかし、今から間に合うのか。付け焼き刃だと、さらにボロを出すことになってもおかしくない>(以上「日刊ゲンダイ」より引用)




小泉進次郎氏「自民党総裁選3位」転落に焦り…「解雇規制緩和」事実上“撤回”の自業自得」との見出しが躍っているが、本当だろうか。総裁選では党員票が国会議員票と同数割り当てられ、党員票が大きなウェートを占めている。
 その党員票をどうやって調査したのだろうか。まさか全国の自民党支部に問い合わせて「党員票」を調査したのではないだろう。新聞社が電話調査しているが、新聞社に自民党支部が党員票の持ち主の名を明かしているのではないだろう。それこそ個人情報の漏洩に当たるではないか。

 マスメディア情報では当初党員投票で一位とされていた小泉氏の人気が急落しているという。従来は石橋と小泉氏が一位二位の決選投票に残るとされていたが、小泉氏に代わり決選投票に躍り出ているのが高市氏だという。どうなるか分からないが、少なくとも小泉氏が総裁になる可能性は低くなったようだ。
 小泉氏の人気が急落したのは彼が繰り返し「改革」と叫んだからではないか。なぜなら国民は父小泉と竹中氏による「構造改革」で酷い目に遭っているからだ。派遣業法の「改革」と称する野放図な緩和により、正規社員を非正規派遣に置き換えて賃金を低く抑え、雇用を不安定化した。

 今も猶「働き方改革」と称して雇用を現在よりも不安定化させようとしている。それが小泉氏が掲げた「解雇規制の緩和」だったのだろう。しかし労働市場が売り手市場になっている現在、経営者側に緊急性のない改革ではないだろうか。
 さらに106万円の壁を取り払うとして、小泉氏はすべてのパートを厚生年金に加入される「改革」を明らかにした。それでは雇用者側もパート労働者側も負担増になるだけで得するものは何もない。ただ国の保険会計に寄与するだけの「改革」だ。総裁選でそうした「改革」を公約しては、小泉氏の人気が急落するのは当然だろう。

 小泉氏は自らの発言で自滅するのを恐れてか、現在ではテレビ討論などでは「前者の発言通りです」と彼が当てられる前に発言した候補者の発言内容を踏襲している。それはそれで子供じみた回答で、テレビ・コメンテータたちを失笑させている。もしかしたら、彼は本当に総裁としての資質がないのかも知れない。

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