プーチン氏を待ち受けるのはニュルンベルク国際軍事裁判だ。
<ジョンソン英首相「ロシアのウクライナ侵攻の後で、プーチン大統領との関係を正常化するのは誤りだ。
2014年と同じように、この後でプーチンとの関係の再正常化を試みれば、まったく同じ過ちを繰り返すことになる」>(以上「ジョンソク英国首相のツイート」より引用)
2014年と同じように、この後でプーチンとの関係の再正常化を試みれば、まったく同じ過ちを繰り返すことになる」>(以上「ジョンソク英国首相のツイート」より引用)
やっと欧州の政治家諸氏が2014年にクリミア半島を軍事併合したプーチン氏に対して、元英国首相チェンバレン氏と同じ歴史的な過ちを犯したことに気付いたようだ。クリミア半島を軍事力で半強制的に併合したプーチン氏に徹底した制裁を科さなかったことにより、プーチン氏は味をしめてウクライナ全土を的に侵略戦争を始めてしまった。
しかしウクライナ国民の激しい抵抗と、欧米諸国による武器などの支援により、ロシア軍が苦戦に陥ると化学兵器や核兵器の使用までチラツカせて、全人類を脅しにかかっている。まさにプーチン氏は人類の敵と化してしまった。
プーチン氏は「悪魔の兵器=核兵器」の使用を仄めかして世界を脅した。彼は決して超えてはならない一線を越えてしまった。ウクライナ人のみならずロシア人も含めた全人類を敵に回したことを彼は知らない。
ロシア国民を守ると言いつつ、ロシア国民までも殲滅する核兵器の使用を仄めかした。射程500㎞ほどのミサイルに装填して、対峙している敵軍を全滅する戦術核なら放射能汚染は限定的ではないか、と戦術核の使用なら問題ないと考えるかも知れないが、一度でも使用したなら核兵器による攻撃の連鎖はアッという間に拡大する。
戦術核は敵の大隊を殲滅させ、その後の戦況を有利にするためのものだそうだが、戦略核は一つの都市を殲滅させて抵抗しようとする意思を喪失させるものだという。何と恐ろしいことだろうか。
戦争に勝って、独裁者が手に入れるモノとは何だろうか。ウクライナの地を併呑して、ロシアは現在以上に安全になる、という妄想は捨てるべきではないか。プーチン氏には童話「太陽と北風」を精読することをお勧めする。しかし、遅きに失したようだ。この侵略戦争の終結後にプーチン氏に待ち受けているのはニュルンベルク国際軍事裁判だから。