安倍自公政治によって、国民は分断され日本は破壊されている。

加計学園問題をめぐり、自民党小泉進次郎・筆頭副幹事長は6日、愛媛県文書に書かれている学園理事長と安倍晋三首相の面会を学園側が「なかった」と説明していることを例に挙げ、「どう考えても、『愛媛県にうそをついた』というのはおかしい。(国会に)特別委員会を立ち上げてほしい」と述べた。
 参院の定数増を盛り込んだ公職選挙法改正案を審議する党内の会合で語った。党幹部は加計問題で幕引きの構えだが、世論の人気を背に党内に一定の影響を持つ小泉氏の発言は波紋を呼びそうだ。
 小泉氏の発言は、参院自民党が定員増の理由に参院の行政監視機能の強化を挙げていることを踏まえもので、橋本聖子参院会長や吉田博美参院幹事長らを前に「与党の方から『委員会を設置してくれ』ということが真の行政監視だ」とも主張した>(以上「朝日新聞」より引用)

 国会は国権の最高機関、だと日本国憲法に定めてある。なぜなら国会議員は国民の投票により決まり、内閣は国会で首班指名を受けて国会議員の派関数の同意を得て決まるからだ。
 その国会が内閣の下請け機関に成り下がっているのが安倍自公政権の五年有余ではなかっただろうか。そして、その後年有余の間に日本の行政府は腐り切ってしまった。

 政治家が個人的な交誼を誰と結ぼうと自由だ。しかしそれが行政に関わる人物との交友なら首相の座にある間は面会等を自粛するのが政治家としての規範(モラル)ではないだろうか。
 安倍氏は首相就任以前と変わらず、国の行政と深く関わる人物との交友を繰り広げてきた。それが法に抵触しなければ問題ないだろう、という態度をとり続けているが、そうした態度そのものも権力者の座にある者として適当とはいえない。

 実際に安倍氏周辺の人物が不適切な政府対応により普通の国民ではあり得ない「特別待遇」を得ていることが明らかになった。そこに違法性がなければ良いではないか、というのはポンコツ評論家だ。
 信とは違法性がなければ何をしても損なわれない、というものではない。たとえば人と会って「挨拶をしない横柄な態度」に違法性はないが、信頼を得ることは出来ないだろう。丁寧な説明をする、と言いつつ違法性を問われない嘘八百を並べ立てて済まそうとする態度は信頼を毀損するものだ。

 それはジャーナリストにもいえるだろう。人が権力者の座にある間は個人的な会食の誘いがあっても避けるのがジャーナリストとしての規範だ。だが現実には安倍氏の晩餐会のご相伴に与ったことを自慢するポンコツ・ジャーナリストが日本には溢れている。
 いつから日本国民はこうした恥知らずな国民性に成り下がったのだろうか。権力者を批判すべきジャーナリストが権力者におもねてどうするのだろうか。権力者におもねる者はジャーナリストといわず、幇間(太鼓持ち)という。

 自公の与党国会議員たちは自分たちが選んだ総理大臣に顎で使われる、という本末転倒に陥っている。安倍氏人気がある間は安倍氏で良い、というのはご都合主義というものでしかない。たとえ絶大な人気を誇っていようが、政治家として相応しくないと思えば自分たちの代表(首班)を降りて頂くべきではないか。
 李下で冠を正した政治家を国民は信頼しない。日本国民は本来「清廉潔白」を尊重する。悪党どもの悪だくみを忌み嫌う国民性だったはずだ。

 安倍自公政権を支持している有権者は安倍自公政権によって日本が根底から破壊されていることに気付いていない。安倍自公政権の支持者たちは安倍自公政権が労働者の団結を削ぎ、資本家(経営者)側に立つグローバリズム社会の実現に全力を傾けている安倍自公政権の本質を見ていない者たちだ。そして安倍自公政権が日本国憲法違反を犯してまで、自衛隊が世界の何処でも何時でも他民族と交戦できるように「戦争法」を制定した危険性にすら目を瞑っている。
 安倍自公政権の日本への脅威でない北朝鮮のICBM開発を「国難」と煽り、マスメディアに日本の危機だと大宣伝させた。ポンコツ軍事評論家をネットに大量動員して朝鮮半島のXデーを戦隊物のマンガのように煽り立てた。そうした策動に一定数の日本国民が易々と乗せられて安倍自公政権が先の選挙で大勝した。虚構の選挙戦で彼らは日本を奪ったともいえる。

 日本を取り戻そう。日本国民の手に取り戻そう。日本国民の暮らしを第一に考えて政治を行う政府を日本国民の手に取り戻そう。
 正しい者が報われ、邪な者が罰を受ける当たり前の社会を取り戻そう。日本国民の日本を、私たち日本国民の手で取り戻そう。外国人に気に入られていると大宣伝するマスメディアに気をよくしている間に、日本の根幹を奪われかねない現実に危機感を持とう。
 このままでは日本に50万人を超える大量の外国人労働移民が入ってくる。それは資本(経営者)家たちにとって好都合かも知れないが、日本国民にとっては日本社会を破壊し未来へ暗い影を落とす最悪の選択だ。

 そうした悪政を断ち切るためにも野党連合を一日も早く立ち上げて、小泉JRがガス抜きで誤魔化す前に明確な「日本を国民の手に取り戻す」ための受け皿づくりを始めよう。
 「ここが素晴らしい日本人」などという宣伝番組に騙されず、良き伝統をしっかりと継承する社会を、国民の手に取り戻そう。そのために必要なのは「国民の生活が第一」の政治だ。自民党議員から起きる姑息な政権批判のガス抜きに騙されてはならない。自公政権が推進している政治は日本を破壊する亡国政治だということを忘れてはならない。

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