日本のマスメディアは盗まれた日本の知的財産をもっと国民に報道して警告すべきだ。

��「韓国のイチゴはびっくりするぐらいおいしくてお気に入りでした!」

 224日の3位決定戦で英国を破り、日本カーリング史上初のメダルを獲得した女子日本代表の「LS北見」。初のメダルはむろんのこと、多くの日本人にカーリングに興味を持たせた功績や大である。だが、会見でのこの発言には頭を抱える日本人がいるのをご存知か。



「残念です! 彼女たちが食べたのは本当に韓国のイチゴだったのでしょうか」



 と悔しがるのは、「とちおとめ」「スカイベリー」などで出荷量、販売額ともに全国1位で、“イチゴ王国”を標榜する栃木県農政部経営技術課普及情報担当である。



「ゲームの最中から、あの“もぐもぐタイム”でイチゴを召し上がる率が高かったので気になっていたんです。もちろん『とちおとめ』や『スカイベリー』なら言うことなしですが、韓国から近い九州産のイチゴかな、などと思っていました。でも、鈴木夕湖選手から『韓国のイチゴ』と明言されてしまって……残念です」



 韓国で開催されている平昌(ピョンチャン)五輪なんだし、メダルも取れたんだから、堅いことを言うな、という向きもあるだろう。ハーフタイムに彼女たちが食べて、売り切れ状態になったチーズケーキ「赤いサイロ」に続きたいと思っているわけではない。イチゴ農家関係者には看過できない、とても「そだねー」などと言っていられない事情があるのだ。社会部記者がいう。



「昨年6月、農林水産省は、日本のイチゴが韓国に流出したことで、日本産イチゴの輸出機会が奪われ、5年間で最大220億円の損失。また、およそ1300億円といわれる韓国のイチゴ市場からのロイヤリティの損失は、年間16億円になるとの試算をまとめたのです」



 農水省に聞いてみよう。



「そうですね、現在の韓国のイチゴ栽培面積の9割以上が流出した日本の品種をもとに開発された品種なのです。例えば、韓国で開発された『クムヒャン(錦香)』は日本の『章姫(あきひめ)』と『とちおとめ』を交配に用いていますし、『ソルヒャン(雪香)』は日本の『章姫』と『レッドパール』といったものです。これらの日本の品種は韓国へ流出してしまったものなのです。それらの日本の品種が、韓国で育成者権を取得できていれば、現在もロイヤリティは入ってきたわけです。また韓国はこうした品種のイチゴをアジア各国に輸出もしておりますので、日本が流出を防げていれば、アジアへの輸出は日本産で代替できていただろうという試算なのです」(農林水産省食料産業局知的財産課種苗企画班)



 流出といえば穏やかだが、平たくいえば盗まれたのである。



1993年に開発され国内産だけだったはずの『とちおとめ』が、東京の青果市場に“輸入”されたのは2001年のことでした。市場関係者から、韓国産が出ていると連絡が入ったのです。ええ、堂々と『とちおとめ』を名乗っていたから、連絡が来たんでしょうね。韓国名で出荷すればわからなかったと思うのですが、当時はそれほど知的財産の意識も低かったんでしょう」(前出の栃木県農政部経営技術課普及情報担当)



 愛媛県宇和島市のイチゴ農家、西田朝美さん(故人)が3年をかけて交配し開発された『レッドパール』は、韓国人から種苗を分けてくれと日参され、何度も断ったが、根負けして品種を分けたという。それが韓国内で盗まれたのだ。西田さんと共に韓国に招かれ、栽培の講師を務めたという赤松保孝さんが振り返る。



「西田さんと何度も韓国へ行って、各地で栽培の仕方を教えたんだ。韓国の人が喜んでくれればと思ってね。一時は韓国のイチゴの6割は『レッドパール』になったそうだけど、そのうちの3分の2は盗まれた種苗だったそうだ。220億円? 最近の話はわからないけど、ちゃんと売れていたら西田さんが生きていたら大金持ちになっていたかもしれないね。当時は韓国で種苗法が通らなかったから……」



 そう、韓国には法律がなかったのだ。社会部記者が言う。



「国際的には、育成者権を守る国内法整備を進める『ユポフ(UPOV)条約(植物の新品種の保護に関する国際条約)』があり、日本は82年に批准しています。その後、91年に、育成者権の存続期間を延長した新条約に改正され、韓国が加わったのは2002年のこと。それでようやく韓国もイチゴを権利対象にすることを検討し始めたのですが、イチゴを保護対象から外してしまったのです。その期間はユポフ条約の延長期間の限界である10年間、つまり12年まででした」



 ユポフ条約では、海外への譲渡開始後4年以内でなければ、海外での品種登録はできない。それゆえ、「とちおとめ」も「レッドパール」も韓国で品種登録することはできなかった。その代わり、12年に登録されたのが“ウリジナル(韓国オリジナル)”の「錦香」や「雪香」というわけである。



 余談だが、韓国では「イチゴ大福」をめぐり、2店が“元祖”の争いをしたこともあるという。勝手にやってろ!と言いたいところだが……、



 農水省は、今年度予算を組み、東アジアでの流出の実態をつまびらかにしていくという。



「すでに流出してしまったものに関しては、対策の取りようがありません。しかし、新たな品種に関しては権利化を進めていきます。え? カーリングですか。ええ、ああ、話は聞いていますが……それについてはコメントいたしかねます」(前出の農林水産省食料産業局知的財産課種苗企画班)



 日本ブランドの流出はイチゴに限らない。LS北見の故郷・北海道北見市でも育てられている白いんげん「雪手亡(ゆきてぼう)」の種苗は、中国に盗まれ、収穫されて日本に輸出されたこともある。



「雪手亡」は和菓子の白あんにも使われる。LS北見の選手たち、“もぐもぐタイム”には、国産をご賞味あれ>(以上「週刊新潮WEB」より引用)


 韓国のイチゴは日本の品種を盗んで栽培したものだ、というのは業界では常識だ。しかし国民にそうしたニュースが伝わっていないのは大問題だ。日本のマスメディアが「そうした」事実を報道しないからだ。

 「そうした」事実とは何か。反日国家や外国が日本の「知的財産」を簒奪していることだ。イチゴだけでないのは上記記事でも分かるが、コメに関してはもっと深刻だ。


 カリフォルニア米やオーストラリア米が日本の品種ジャポニカの一種であることは知られている。カリフォルニア米はササニシキやコシヒカリなど、日本を代表する品種が堂々と栽培されている。

 それらは一体誰が日本から運んで行ったのだろうか。いうまでもなく、ジャポニカ米の品種改良は長年かけて日本の農林省が国費をかけて行ってきた。その「知的財産」権を勝手に米国やオーストラリアなどのコメ生産農家が使用して、日本へ輸出攻勢をかけようとしている。


 いや農産物だけではない。日本の新幹線技術は中国の新幹線に盗まれている。中国は自国の「新幹線」技術だと称して海外へ輸出大攻勢をかけている。

 しかし基本的な新幹線で使用するネジが中国で造れないため、中国産の新幹線の車体に使用されるネジは日本製だ。明らかに中国が盗んだものだという証拠があるにも拘わらず、彼らは決してそれを認めようとしない。


 農産物に関してもそうだ。韓国産のイチゴは日本の品種を交配して、形の上で韓国産と称しているが、日本産の品種のかけ合わせは日本産のものでしかない。それはイチゴのDNA検査で明らかになっている。

 米国最大の種苗会社モンサント社は日本のコシヒカリを基にした遺伝子操作をしたハイブリッド米を作ってE1を日本に売り込もうとしている。そのために去年の四月に日本の農家に主要穀物の種子を廉価に供給することを定めた「主要穀物種子法」を撤廃した。これも米国の1%に奉仕する安倍自公亡国政権の策動の一つだ。


 しかし知的財産に関する国際的な取り決めは中国などの反対にあって遅々として進んでいない。しかし知的財産に関する国際的なルールを定めなければ基礎開発をした国の利益が守られない。日本政府も海外へ流出した日本の工業技術や種苗などに関して、国連の然るべき機関に提訴すべきだ。黙っていては何も始まらない、泥棒が大きな顔をしてノサバルのは決して良いことではない。



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