民進党、この絶望的な代表選。

��党員・サポーター票に加え、民進党内には労組出身議員も多いだけに、両氏の支持拡大に労組票は不可欠。実際、今回対応が割れた旧民社党系グループと赤松広隆元農相グループは、昨年の代表選で共に蓮舫氏を支援し、勝利に導いている。

 両氏の労組への配慮は原発政策に表れている。電力系労組から支援を受ける前原氏は、「2030年代の原発(稼働)ゼロを目指してあらゆる政策資源を投入する」と党の方針を踏襲。蓮舫氏が前倒しを打ち出そうとしながら、労組の反対で断念した経緯が念頭にあるとみられる。

 一方、枝野氏は「一日も早い原発ゼロに向けた工程表を作る」と踏み込み、リベラル派の取り込みを狙う。ただし、互いの立場を強く主張し合えば、代表選後にしこりを残す可能性もある。

 さらに新代表が直面する課題が、連合との間に吹くすきま風だ。7月の東京都議選で、連合東京は小池百合子知事が率いた「都民ファーストの会」の候補者を支援した。

 また一部専門職を労働時間の規制から外す「高度プロフェッショナル制度」導入を巡って、連合が一時容認に転じ、反対している民進党と食い違いが生じた。党内からは「連合は民進党を見放すのではないか」と危惧の声も漏れる。

 伝統的に「非自民・反共産」の色が強い連合側では、昨夏の参院選以降、共産党と野党共闘を進めてきた民進党に対して不信感が募っている。神津氏は30日、都内の講演で「選挙戦で共産と同じ事務所でやろうなんてことはあり得ない」と共闘を改めて否定し、新代表にくぎを刺した>(以上「毎日新聞」より引用)

 民進党代表選を巡って、両候補が労組をいかにして取り組むかに腐心しているという。哀れというしかない。
 民間労組であるにせよ、自治労であるにせよ、連合に参加している労組会員は正規社員の10数%でしかない。連合の組織頼みの民進党体質こそが問題だとなぜ解らないのだろうか。

 小池都知事選はどこかの「組織票」がごっそり動いて圧倒的な得票になったのか。そうではなくて、無党派層の票がゴッソリと動いて圧倒的な勝利を得た。
 総選挙でも同じだ。連合がとっちを向こうが大した影響はない。まさか自公を支援するはずはないから民進党の両代表はデンと構えて、細りに細った一般サポーターの動向を気にすべきだ。

 原発をいつ廃止するかといったチマチマとした議論をしている場合なのだろうか。北朝鮮のミサイルはいつでも原発を攻撃できる。国民を放射能汚染から守るには直ちに原発を停止して、放射性物質を安全な場所へ移すべきだろう。いつでも海からテロ部隊が秘かに上陸できる臨海地の原発は格好の攻撃目標だろう。
 労組の都合よりも、国民の安全こそ最優先すべきだ。他の政策も「国民の生活が第一」で決めるべきだ。真剣に「国民の生活が第一」の政治を希求するなら、どちらが代表になっても小沢一郎氏を迎え入れて、代表の座を譲るべきだ。それが日本の国家と国民のためだ。


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