安倍政権下で他国からの脅威は軽減し、日本国内も良くなったのか。
安倍氏は昨日の参議院本会議で「(加計学園に関して)圧力は一切ない」と断言した。それなら前川前文科事務次官の国会招致を拒否する理由がないはずだ。それとも安倍氏は大ウソをついているから前川氏が招致国会で喋られては都合が悪いのか。
北朝鮮が夏の夜の打ち上げ花火のようにミサイルを立て続けに発射している。北朝鮮の脅威は安倍政権の五年間に軽減したのか、それとも増大したのか。結果は一目瞭然で、北朝鮮の脅威は増大した。それに対して安倍氏は「有効な手立て」を何か講じたのだろうか。
安倍氏は二次政権の当初に「拉致問題は安倍政権で解決する」と豪語した。しかし具体的な手立てを北朝鮮に講じたとは寡聞にして知らない。ただ北朝鮮に拉致被害者の調査を約束させただけだ。何をいまさら、と一般国民は思ったはずだ。
何よりも拉致被害者が一人として「脱北」していないのは、彼らが厳重な監視下に置かれている証拠だ。調査もなにも、北の当局は拉致被害者の挙動を熟知している、と解すべきだ。それにも拘らず「調査」を約束させた、と安倍氏は成果を誇った。馬鹿かといわざるを得ないし、それから五年後の今日、馬鹿にされていたことが明らかになっている。
国内政治も総需要不足は依然として改善されていない。それにも拘らず、日本は世界で米、英、独に次ぐ実質的に第四位の移民大国になっている。日本の隅々に棲みついた外国人は200万人を超えている。実際にコンビニやファストフード店へ行ってみると良い。店員に日本人を探す方が困難だ。
数年と待たずしてAIによりコンビニやスーパーのレジから人が要らなくなる。そうするとレジで働いていた外国移民はどこへ行くのか。彼らの多くが生活保護受給者へと雪崩れ込むのは目に見えるようだ。日本の社会保障制度は瓦解の危機にさらされるだろう。
それでも安倍氏は産業界の要請を受けて「研修」と称する外国人移民を受け入れるのに積極的だ。日本国民の雇用を破壊してまで、政府機関が生産現場を海外移転させて企業利益の最大化に手を貸し、そして今も派遣業法の野放図な緩和で労働者の様々な権利を奪い取っている。
安倍自公政権と日本維新の会の諸氏は日本国民を根底から裏切っている。売国奴たちだ。北朝鮮の脅威を煽り、そのくせ対北の実効的な対応策は一切取らず、危機を煽っているだけだ。それでも国民は安倍氏を支持するのか。