橋下氏を「懲戒処分」にしようとする大阪弁護士会は正気か。
橋下氏が日本軍に「慰安婦」は必要だった、などという一連の発言に対して、大阪弁護士会が「弁護士としての品位を汚した」として懲戒処分にするという。なんということだろうか。この国は憲法により思想信条の自由を保障しているのではないだろうか。
私は橋下氏の発言に対しては全幅の賛意を表するものでないが、しかし彼の発言に対して封殺しようとする意志も持たない。彼には彼の自由な考えがあり、それを表明する自由もあるはずだからだ。
まず橋下氏の発言に関して言えば「日本軍に慰安婦は必要だった」という発言は日本軍を貶めるもの以外の何物でもない。当時の日本は売春を法で禁じてなく、売春宿経営者が売春婦を連れて兵営の近くに「慰安所」を設置していたに過ぎない。それも自由な「商売」に過ぎず、だから「日本軍に必要だった」などとは思わない。
売春婦を必要としない兵隊もいたはずだ。誰もが橋下氏のように妻がいても愛人とコスチューム・プレーをして遊ぶとは限らない。恋人一筋の兵隊たちを侮辱する発言だ。
しかし大阪弁護士会の意図は少し違うところにあるようだ。つまり橋下氏が「慰安婦」は「売春婦」だという主張が気に入らないようだ。どうしても大阪弁護士会にとって「慰安婦」は軍隊によって「強制連行され売春を強要された被害女性」でなければならないようだ。
だが、それは明白に史実と異なる。米国の国連前で朝鮮人たちが「慰安婦問題に取り組まない日本」を批判してデモをしているようだが、飛んでもない捏造だ。慰安婦は自由意志で売春婦になった人たちだし、当時は売春は法で禁じられていなかった。
いかに日本の反日マスメディアが「従軍慰安婦」と繰り返そうと、愚かな政治家たちが「謝罪」を談話で発表しようが、史実は変えられないし事実を事実として議論するしかない。
橋下氏は微妙に論点ズラシを行っているが、風俗業者を利用して性犯罪を抑止する、という考えは売春禁止法に抵触する下劣なものだ。橋下氏の主張に最も違和感を覚えるところだが、それでも橋下氏の発言を封殺しようとは思わない。彼には彼の主張を表明する自由がある。それにより彼は彼なりの立場により、それなりのリスクを冒している。それが自由というものだ。大阪弁護士会は何をアタフタとして橋下氏の口を封じようとしているのか、それが法曹界の住人の取るべき態度なのかと「正気」を疑う。