「主権回復の日」を実態あるものに。
サンフランシスコ条約締結の半年後、1952年4月28日を以て主権が回復した日として祝うことにしたという。しかし現在の日本が本当に主権国家なのだろうか。
日本国首相が思い通りに外国軍の駐留基地の移設を決められない国が、本当に独立国家なのだろうか。国土防衛を他国軍に委ねている国家が本当に主権国家なのだろうか。
国の閣僚たちが領土内の神社を参拝しただけで「ケシカラン」と怒られる国が主権国家なのだろうか。国民の義務教育で使用する教科書にまで一々嘴を挟まれる国が本当に独立国家なのだろうか。
憲法の定めにより軍を持てない国家が独立国家なのだろうか。体よく軍需産業を取り上げられたままの国家が、本当に独立国家なのだろうか。
国民を国が責任を持って守れない国家が本当に独立国家なのだろうか。首都圏を取り囲むように外国軍が駐留し、首都圏の航空管制空域を外国軍により牛耳られている国が、本当に独立国家なのだろうか。
もう好い加減、日本は世界で一人前の独立国になろうではないか。自前の軍隊で国家と国民を守り、時には侵略してきた外国軍を追っ払い、相手国の首都を攻撃できる「攻撃軍」を保持する、普通の国家になろうではないか。
米国がいつまでも日本を守ると思い込むのは危険だ。いつ何時、米国が自国利益のために中国と手を組むかも知れない。
このまま米国の国力が衰退して世界の警察国家でなくなれば、日米同盟を日本が保持することにどんな利益があるというのだろうか。そうした危険性が1%でもある限り、日本は自国防衛のシナリオを再現して備えなければならない。