公営ギャンブルに反対だ。
東京都や大阪にギャンブル場を造るべきだと発言するのがその都市の首長の流行りのようだ。猪瀬氏も主張しているが、橋下氏もかつてそう言っていた。
しかしギャンブルがそんなに良いものだろうか。ギャンブルをして家庭が円満になり、子供の健全育成に寄与するだろうか。そうではないだろう、家庭を顧みない父親を作りだし、ギャンブル依存症に母親を陥れていないだろうか。
まさしくギャンブルは博奕だ。アブク銭ともいわれる掛金をやり取りするが、結局は胴元が勝つ仕組みになっている。
だから東京や大阪の知事や市長が財源としてギャンブル場の建設をブチ上げて、街の酔っ払いの賛同を得て好い気になっている。飛んでもない罰当たりだというしかない。
時間潰しならもっとマシな方法がいくらでもある。ギャンブルで負けたことにして、その金で寄席へ行ってみるのも良い。
そこで暮らしていても東京や大阪で知らない所はいくらでもある。休日にいつも乗る電車ではない電車に乗って、見知らない沿線の景色を眺めたり、下車して地域の文化財や寺社仏閣を見学して廻るも良いだろう。出歩くのが嫌いな人はネットで色んな項目を検索して知識を広げるも良いだろう。
鉄火場の熱い雰囲気が好きだというのなら、アウトドアスポーツを始めてみれば良いだろうし、地域の祭りに積極的に参加しても良いだろう。神輿を担いで汗を流す方が、ギャンブルでなけなしのカネをすって殺伐とした気分や自己嫌悪に陥るよりは数倍は良いだろう。行政の長たる者が人生の先輩として価値ある一日の過ごし方を教えられないで、何がギャンブル場建設だ。