GHQが押し付けた憲法はサンフランシスコ条約締結時に破棄すべきだった。
占領軍により押し付けられた憲法を後生大事に奉っている国は世界広といえども日本だけだ。サンフランシスコ条約締結により独立を果たした折に、国会は直ちに日本国憲法を廃止して、日本国民による憲法を策定すべきだった。
現在の憲法は米国流の理想に満ち満ちている。自国は当時まだ完全な平等を確立していなかったが、日本に対しては基本的人権の履行を強いた。米国は強大な軍事力を擁していたが、日本に対しては非武装を強要した。それが今日にまで不毛な憲法論争が尾を曳く原因になっている。
しかし現在では攻守所を変えて、日本国憲法に反対した共産党が死守すべきと叫んでいる。それどころか「九条の会」などという奇妙な国民運動まで起こしている。
誰も戦争を望まない。出来るだけ避けるべきだが、それにより国家と国民の尊厳を傷つけてはならない。非武装中立などという児戯のような空理空論を弄ぶのがどれほど危険なことか知らなければならない。
それでなくても日本の周囲は泥棒国家ばかりだ。隙あらば日本の国土を掠め取り、国民の安全を損ねようと手薬煉を挽いている。それどころか隣国たちは政府が『反日教育』を国民に施している。そうした国々に囲まれていることを肝に銘じなければならない。