タカリの米国。
共同通信社が「飛行機はビジネスクラス、高級ホテルに滞在し、万里の長城を見学-。米紙ワシントン・ポストは18日、中国をはじめとする外国政府が費用を肩代わりし、ロビイストを通じて米連邦議会の議員やスタッフを自国への視察旅行に招待する例が増えていると報じた。
同紙の調査によると、2006~11年の6年間で、外国政府持ちの視察旅行は800件超に上り、うち221件が中国と突出。これに台湾106件、サウジアラビア62件が続いている。日本は13件だった」と伝えている。
米国の国会議員がかくもタカリ根性丸出しの連中の集まりなら、米国の命脈も長くはないだろう。その程度の米国と同盟関係を構築し、日米同盟があるから中国に立ち向かえる、と考えるのは幻想ではないだろうか。
戦後一貫して米軍は日本国内の基地に駐留して日本を守っているとされてきた。しかし一方的に日本の防衛が犯され国土が侵食されようとしている状況をどのように理解すれば良いのだろうか。
日米同盟さえあれば日本の防衛は万全だと考えるのは誤りだ。むしろ米国は日本の防衛が万全でない状況を作って、日本に米国製の高額な兵器を売りつける手段として利用しているかのようにさえ思える。今後とも米国は日本が米国製の兵器を買い続ける限り、日本の防衛上の危機を根絶しないのではないだろうか。もしそうすれば、それこそ米国の国益に反するからだ。
タダのツアーがあれば簡単に誘われて何処へでも遊びに行く米国の国会議員たちは恥知らずな連中だ。そうした連中を相手にして、ありがたがっている日本政府は本当にお目出度い政府ではないだろうか。