日本のマスメディアが持ち上げるほど安倍氏は歓迎されていないぞ。
安倍首相が米国を専用機で訪問した。しかし日本のマスメディアが安倍首相を持ち上げるほど、米国は重要視していないようだ。
なぜなら安倍首相の訪問に対して「歓迎レセプション」もなければ、明日の会談後に「共同記者会見」もないという。つまり日本のマスメディアが「日米軍事同盟が重要だ」と思っているほど、米国は日本を重要だとは思っていないようだ。
それに対して、日本の首相が「お土産を持って行かなかったのだから仕方ない」という弁明も聞こえるが、お土産持参でなければ「歓迎レセプション」も「共同記者会見」もしないというのなら、日本を遥か格下に見下げている証拠ではないだろうか。
なぜ米国へ安倍氏は行ったのだろうか。TPP参加を表明しない日本の首相には用はない、と米国が言うのならサッサと席を立って帰れば良い。日本の金融から保険から社会制度までを狙い撃ちにする「非関税障壁」が存在するTPPに参加するのは日本の命取りだ。
日本のマスメディアが「聖域を設ければTPP参加をしても良い」と妥協の世論作りを画策しているが、そんな「農業問題だけに」矮小化するような問題ではない。
鳩山氏の場合は会議の昼食の10分間だけ、呼びつけて話し合って「会談した」と日本のマスメディアは伝えたが、これほど日本を馬鹿にした話はない。米国はそれほど礼儀を欠く国だったのかと怒りを覚える。
役立たずの用心棒で、しかも銭ばかりせびり、しかも日本の歴史と文化と社会保障をすべて米国流にしようという下心ミエミエのTPPに喜んで参加する馬鹿はいないだろう。あまり日本の首相を馬鹿にしていると日本国民は米国に愛想を尽かさないとも限らないと思った方が良いだろう。