「非情の宰相であれ」と願うなら、
橋本五郎氏は読売新聞一面に「非情の宰相であれ」との一文を寄せている。安倍氏が尊敬する小泉氏を真似るなら非情に徹せよというのだ。
政治を原理原則に戻して貫徹せよ、というのなら全くその通りだと思うし賛同する。たとえば西日本鉄道事故に際して責任者責任を問われ検審会起訴をされているが、福一原発事故はどうなっているのだろうか。
非情に徹せよ、というのなら新聞に消費増税に際して軽減税率の適用を願い出ているようだが、聞き入れてはならないだろう。そして異常に安く設定されているテレビ局の電波使用料金も国際比較と同等にまで引き上げるべきだ。
もちろん再販制度も公取法に照らし合わせて「非情で」あるべきだ。橋本氏は自らが身を置いている業界がこの国で異常なほど優遇されている状態をご存じないのだろうか。
非情の宰相であれ、というのは日本国民の国民性にあわない。むしろ日本国民は仁徳天皇の治世を熱望している。カネが足りないから税を引き上げる、というのは最もやってはならない政治だ。いや、それは政治というものでもないカネ勘定でしかない。それから足し算と引き算しか習っていない小学生にでも出来る政治だ。
非情になれ、というのなら、そんな無能な財務官僚を罷免すべきだろう。そして無能な財務官僚のオウムになり下がった無能な政治家を追放すべきだろう。
橋本氏よ、まず自らの身の処し方に「非情」であれ。あなたは小沢氏を非難・中傷しまくったが、その罰を自ら課していない。まずは国民に対して誤った報道と小沢氏に対する根拠なき人格攻撃したことを謝罪し、許しを乞うべきだ。あなたの犯罪性の立件なら過去3年有余のテレビ・ビデオテープにゴマンと証拠が残っている。