自民党に抱きついた党は消える運命にある。ただし宗教政党だけは別だが。
かつて自民党と連立政権を組んだ社会党は次の選挙で壊滅的な大敗をきし、ついに社民党と党名を変更して細々と存続している。同様に民主党が民・自・公「三党野合」により「消費増税」を決めたことにより、自公と識別不能な政党に堕してしまったことにより、今回の選挙で壊滅的な大敗をきした。
民主党は誰が党首になるかではなく、どのような政策を政党の柱に据えるのかに民主党の存続がかかっている。自公に抱きついたために民主党支持層の離反を誘った菅・野田執行部は万死に値する。彼らが民主党政権で実現を目指した政策は本来の民主党の理念に反するものだった。だから、民主党を立て直すとすれば菅・野田執行部に民主党から立ち退いてもらうしかない。彼らは民主党とは言い難い政策に民主党政権を導いた。それは民主党支持者たちに対する重大な裏切りに過ぎない。
民主党代表に誰がなるにせよ、彼も菅・野田政権下で閣僚や党執行部の要職にあった者なら不適格者だといわざるを得ない。2009総選挙で民主党を支持した有権者の多くは菅・野田政権を決して支持しないし、菅・野田政権下で要職を占めた者を決して許さない。彼らが党を出るまで、断じて民主党の支持に復帰することはない。
これから4年間、自公は政権を手放さないだろう。彼らは望外な獲得議席を有効に利用して非民主党的政策を実施するだろう。それは菅・野田政権が抱きついた政策だろうが、2009総選挙で民主党を支持した有権者たちは決して望まない政策だ。しかし、この4年間に自公政権下で次々と議決してゆくだろう。2009年に民主党を支持した有権者にとって臥薪嘗胆の4年間が待ち受けていることを菅・野田一派は肝に銘じて、頼むから民主党から去ってくれ。お前たちは民主党ではない。