橋下「日本維新の会」は自民党補完政党だ。
日本維新の会の国会議員が党の政策として提示した内容の斬新さに驚いたが、なんことはない直ちに党首の橋下氏が否定した。
「日本維新の会」所属国会議員たちは2045年を目処に国内から外国軍の完全撤退するとしていたが、橋下氏は日米安保体制堅持の方向を維持して外国軍の撤退はあり得ないとし、2030までの脱原発にも「今後の論理的な詰が必要だ」として決定を見送る見解を示した。これではまるで自民党そのものだ。
自国の防衛を100年以上も国内に駐留する外国軍に委ねる愚かな国は世界で日本だけとなるだろう。同盟関係を結んでいる国々は世界で多々あるが、国内に8箇所も基地を提供して外国軍を駐留させている国はの国民は何を以って「安心」だと思っているのだろうか。
傭兵に自国の防衛を委ねている国として世界の笑いものになっていることを日本国民は知らない。しかし、それでも米軍は暫時国内から撤退することを決めている。だが、すべてではない。いつでも首都を軍事制圧できるように首都圏の基地のすべては返還しないだろう。
脱原発を2030年までに達成する、という生温い行程すら認めないというのなら橋下氏は明らかな原発容認派だといわざるを得ない。彼が古賀氏や飯田氏をブレーンとして傍に置いているのは何のためだ。擬似・脱原発を装う真似は橋下氏の人格を疑う。なぜ即時原発を廃棄する、としないのだろうか。日本の成長戦略の一つに再エネ技術開発を挙げて、国家として真剣に脱原発に取り組むことが人類の未来にとってどれほど大きな貢献をすることになるかを想像出来ない者は政治家ではなく、銭勘定に長けた商売人だ。それも先の読めない二流の商売人に過ぎない。
橋下氏が最終的にすべての政策を検討するのなら現職の国会議員たちは一体なんだろうか。彼らは自民党の補完勢力に自ら飛び込んだバカな連中だというしかない。「維新」とは笑わせる党名だ。羊頭狗肉ばやりだが、橋下氏も本家本元の民主党のお株を奪うほどの羊頭狗肉政治家だったわけだ。