安住財相よ、国内輸出企業が息絶えるまで「注視し続け」ていろ。
円高ユーロ安に対して安住財相は「注視し続ける」という。国内輸出企業の息の根が止まるまで「注視し続け」るつもりなのだろうか。円安ユーロ高に振れる要素が何処かにあって、安住氏が「注視し続け」るというのならその根拠を示してもらいたいものだ。
世界の金融界の中心を任じていた英国シチーが利率の利率たるレイボーを捏造していた事件が発覚し、それが英国中央銀行まで一枚かんでいることが判明し、世界金融のうちでもユーロ圏が腐り果てていることが明らかになった。
1ユーロ94円台とは異常だ。既に日本企業によるヨーロッパ・ユーロ圏への輸出は絶望的だろう。チマチマした数%の「関税撤廃」による輸出振興策などなきに等しい。米国とのTPPに血道を上げるぐらいなら、なぜ日本の通貨当局は為替介入などではなく、政府支出による円の増刷に踏み切らないのだろうか。それも100兆円ほどの大規模な増刷により国内復興と成長戦略ブロジェクトへの無利子貸し付けなどをなぜ行わないのだろうか。
この国の通貨当局は狂っている。何処の国の通貨当局なのかと疑いを持たざるを得ない。日本の国益に寄与しない通貨当局幹部は直ちに更迭すべきだ。安住氏はいつまで「注視し続け」るつもりなのか、そして対策としてバカな為替介入を繰り返す愚策を続けるつもりなのか。深い憤りを覚える。